暗黒式雑記群EX


超重GIGA

ギガンティックドライブ /エニックス /プレイステーション2 /アクション
「最も恐るべき化け物とは何か? わかるかね、 インテグラ 理事長」
「……巨大ロボ」
「そうだ、その通りだよ。我らが友人、巨大ロボだよ、理事長。では何故、巨大ロボはそれほどまでに恐ろしい? 巨大ロボは弱点だらけだ。リアリティーを嫌い、物理法則を嫌い、戦車や戦闘機は存在意義を潰す。不整地・住宅密集地・脆い足場を歩けず、生産性に目をそむけ、メンテナンス性に耳をそむけ、ほとんどの巨大ロボは操縦者なしで動けず、安息のねぐらは唯一ツ、暗く小さな格納庫だけ。それでも巨大ロボは無敵の怪物と呼ばれる。理事長、何故だかわかるかな?」
「…………。ミサイルやビームを操ること?」
「それは決定的ではない」
「中枢を壊さないと止まらない?」
「少々、役不足だ。倒す法はそれに限らん」
「補給なしで、いくらでも暴走して動く?」
「それは確かに恐るべき事だ。だが、無敵か、とは少し違う。もっともっともっともっと単純な事だ」 
「…………。力が強い?」
「そうだ。巨大ロボはとっても力持ちなんだよ、理事長」

 轟く剛腕、吼える鉄拳。風を巻いて振り下ろされる鋼の腕。叩きつける拳は大鉄塊。明快で純粋で厳然で圧倒的な力の顕現。デカくて重いモノがぶち当たる原初の大迫力。巨大ロボ操縦アクションADV「ギガンティックドライブ」、そろそろまとめに入るとしよう。
 外宇宙からの侵略者、謎の機械生命体ヴォルガーラに対し、3体の巨大ロボ「機人」で立ち向かう(メーカー曰く)インタラクティブ・サイエンス・フィクション(なんじゃそりゃ?)。3タイプから主人公を選び、全53話を戦い抜く。LRボタンで歩行、両スティックで腕操作。メカニック・スイッチオン、ハンマーパンチ〜。中身を一言で表すと、「太陽の使者 鉄人新世紀エヴァジンガーZ28号(勇者特急風味)」である。
 各話は、ストーリーデモ→ロボ戦の流れで構成され、おおむね1話につき10分程度。戦闘後、街の被害状況に応じた報酬(重要建造物を守るたびに追加される加点評価)を受け取り、機人を強化して次の話に進む。街を守って、ロボをパワーアップ。金もかけるが命もかけるっ。みんなの笑顔を守るため、正義は燃え立つ鋼鉄の守護神。……破壊の限りを尽くしても、金にはゼンゼン困らんのはココだけの秘密じゃが。  
 「ギガドラ」は、「リモコン操作」で「巨大ロボ戦闘」を行うゲームだ。この「リモコンで」のところがミソで、主人公の位置取りとロボ操縦を随時切り換えつつ戦闘を行う。
 パッド操作と画面でのロボの挙動の間に主人公の存在を一枚挟む事、プレイヤー=自機を否定する事で逆説的にロボ操縦の実感を強め、また、主人公(=プレイヤー)操作と機人操縦が有機的に絡み合う戦闘は人機合一の境地を垣間見せる(ような気にさせる)。はじめからロボと操縦者を同一とするのではなく、別個の存在として意識させ、異なるニ者が真に1つになって到達する境地。それは1+1を3にする思想だ。マシンは僕だ、僕がマシンだ。男の命を燃やすんだ(女主人公の時が一番、盛り上がるが)。プレイヤーの操縦のままに機人は動く。だが、機人からの応えは動きだけではない。ロボを「用いて」戦うのではなくロボと「共に」戦う、そこに「ギガドラ」の神髄がある(いや、グレネードでテロ活動も楽しいが)。
 そして、だからこそ「ギガドラ」の物語には意味がある。
 言い切っちまうと、(巷じゃ評判、悪いけど)「ギガンティックドライブ」の魅力は物語にある。見かけだけで判断して「エヴァじゃエヴァじゃ」と言っていると本質を見誤る(もっとも、エヴァンゲの皮を被る事が説明不足を補っている面も大きいんじゃよな。矛盾だな)。
 「ギガドラ」の物語の根幹を成すのは「人とロボとの絆」だ。つまり、「♪オレは涙を流さない〜 ロボットだからマシンだから〜 だけどわかるぜ熱い友情、君と一緒に(←ココ重要)悪を討つ」、コレよ、コレ。
 人間と未来を切り拓くべく造られた鋼の巨人。機人は人の心を感じ、人が機人を信じるならば機人もまたそれに応える。共有する者、2つは1つ。この二者が今日を生き延びるため、そして明日を掴むために共に戦う。
 人とロボとが紡ぐ絆の物語を、このうえなく人機合一を感じさせるゲームシステムを以って描く。
「機人は私の声に応える。決して裏切ることはない」
「機人の鼓動はコントローラーを通して私に伝わる」
 ゲームでしか表現し得ない物語の感動が、確かにここにある。 
 さらにもう一つ、
 スーパーロボットとリアルロボット(この言い方、あんまし好きくないが)を隔てる区分は、ミリタリーごっこの度合い等ではなく、その機体が良き科学、希望の未来の象徴であるか否かと、オレは考える。どこまでいっても道具以上でも以下でもないリアル系に対し、それを開発・運用する技術は本来、人間に幸福をもたらすものであるという幻想を宿すものがスーパーロボット。強いんだ、大きいんだ、僕らのロボットなんだ。 
 人類存続のために造られ、そして人と共に在る事を選んだ機人からは、戦闘機械としてだけではない感傷を覚える。その姿はオレにとっては(最近ロボゲーばっかやってたが)久しぶりに目にするスーパーロボットの勇姿であった。
 「ギガンティックドライブ」の世界では、やがて人類は機人と手を携えて未来を迎えることになる。53話に渡った戦いも、その遥かな道筋の最初の一歩。

 機人のいる明日へ続く、数多の物語の最初の一つ。

02/10/03  代


裁かれし者

 今月のガンダムエースによれば、「復刊して欲しいガンダム漫画」アンケートで、ガンダム邪教徒がみみっちくも壮絶な争いを繰り広げた結果、「戦慄のブルー」(昔、覇王マガジンでやってたヤツ)がトップに輝いたらしい。たしかに、打ち切り食らった分と何処ぞの「ギレンの野望」アンソロジーに収録されているらしい「バニング一味がブルーディステニー2号機と3号機のタイマン勝負を見学する話」を含めて復刊して欲しいトコロだが、まず無理じゃろうな。
 などと考えつつ、古本屋をぶらついてると、問題の漫画版の現物がっ。おぉ、これも何かの縁というヤツか、さっそく立ち読みじゃ。(←買えよ)
 ……うーむ。「戦慄のブルー」は小説版もたいがいアレじゃったが、漫画版は漫画版で「雫」みたいじゃよ、やっぱし。
「私がカジマちゃんを助けてあげるよ。だから、もう泣かないで…」
「君は僕に泣いている泣いているって言ったけど、泣いているのは……マリオンさん、きみのほうじゃないか」
 捏造はしとるが、おおむねウソは言ってない。

 それはそれとして、
 縁あって「ガンダム戦記」の小説を読んでみた。
 小説版はゲームとは特に関係なくオリジナルのストーリー展開(ゲームには話、無いしな)で上下巻構成。マ・クベが残したとされる謎の金塊、通称M資金(笑)を絡めて、連邦・ジオンの主人公チームが行動する。これで、M資金を狙って、「クロスディメンジョン0079」だの「戦慄のブルー」だの「ディンゴ3兄弟」だの「ジオニックフロント」だのの連中含めて、くんずほぐれずのゲーム系ガンダム部隊大混戦な話ならガンダム邪教徒バイブルになったのに。ちぇー。
 んでだ、結局、主人公チーム、今回も正面から戦やしねぇ。小説オリジナルキャラのザビ家私兵部隊グール隊が出てきて暴虐の限り(注、セコい悪事)を尽くすんで、そっちの処理のため一時休戦して共闘する。んで、休戦が終わって「次に会ったら戦おう」と握手した時には戦争は終わっていたというオチ。ちょっと待てーっ。少しぐらい戦わんかー! 2、3発、殴り合えよ、お前ら! ダチになるのはそれからだろう!?
 あぁ、なんかドラえもんで出てきた「なんでもかんでも強制的に仲直りさせる電波発生装置(名前忘れた)」を思い出した。

 (うろおぼえだが)テレビのヒーロー番組で、
「ムテキマン、今日こそお前の最期だ」
「何を言う、アクマーン。正義は必ず勝つのだ」 
 のび太、エキサイトして思わず電波発生装置を握り締めてしまう。仲良し毒電波放射。
「アクマーンよ、無駄な争いはやめようではないか」
「ワシも今そう思ったところだ、ムテキマン」
「これからは二人で仲良く暮らそう」
「(ナレーション)二人が仲良くなったので、この番組は今回でおしまいです」

「連邦とジオンが仲良くなったので、この戦争は今日でおしまいです」 納得できるかーッ! おまえら、もっと真面目に戦争してください。楽しいけど、これって戦争なのよね(ガンダム戦記らしい、と言えばガンダム戦記らしいが)。ラスボスになるはずだったグール隊が強奪したゲルググも、主人公チームが遊んでる間に秘書官のおねーちゃんがハイゴッグの地獄突きで虐殺するし。まともに戦うと6対1でイジメかっこ悪いだったから、しゃあないけど。
 あと、お前ら、いったい何語で話しとるんじゃ!?
 中盤戦で大破したドムの代わりのモビルスーツが補給される。ザクか?グフか?ドムか? 賭けを行うジオンチーム。MSを積んで近づいてくるトレーラー。メカニックが積荷の形を双眼鏡で確認して一言。
「凄く良いよ」
「なに、凄く良いのか?」
「そう、凄く良い」
 凄く良い→すごくいい→スゴクイイ→ズゴクイイ→ズゴックE
 ふーざーけーるーなー

02/09/28  代


メロスのように

 一応、お断りしておくと、今回の扉絵は「アローフラッシュ」(セガ/メガドラ)の主人公、スターナ・オーバルです(17歳……だと思ってたけど、久しぶりに取説、読んだら、何処にもそんな記述は無し。ありゃー? なんで、こんな思い込みをしてたんだろ?) 彼女、メガドラギャルゲー史を扱う学科があったら試験に出ます。忘れないようにしましょう。
 「アローフラッシュ」はセガ謹製の横スクロールSTGで、顔の安定しないギャールーが可変戦闘ロボを操って、今日は東に明日は西にとたった一人で酷使されるギャラクシーな青春ロマン。西に宇宙戦艦が出たと聞けば行って叩き落し、東に宇宙怪獣が暴れたと聞けば行って抹殺する。そんな人間に私はなりたくない。
 このゲーム、メガドラだと、おおよそ150番目ぐらいにつまらないとされちょります。たしか、コンセプトは「アニメチックであんましハードでない横シュー」だったハズだから、この点はパーヘクトにクリアしとるんじゃが、世の中、目標の達成でだけでは立ち行かんつーことか。
 戦闘機形態からドラグナー顔(つーか、ウサ耳のウルトラマン)の怪ロボットが変形(どうやってんだか、サッパリ判らんが。こいつに比べりゃ「フォーメーションZ」とか「ヴォルガードU」なんて可愛いもんよ。だって変形前と共有パーツがあるもん)しつつ、V−MAXで暴れ回る。
 レイ ルシフォン、 V−MAX アローフラッシュだ」「レディ」
 ……発想自体は悪くなかったと思いたい。
 アタクシ、「絶対に続編が出ないゲームが、今の技術・ハードでグレードアップされた姿」を妄想する後ろ向きな趣味があるんですが、さしずめ「アローフラッシュ」だと……、
 とりあえず、横STGからポリゴン3DSTGに。火力前方集中・推進力後方集中の戦闘機形態←→全方位ミサイルとオプションとのフォーメーション連携のロボ形態を任意変形。アローフラッシュはロボ時は現状のままV−MAXをパク……リスペクトするとして、戦闘機時のヤツ(レーザー7本掃射)は今やるなら湾曲レーザー数十本をゴバチョと釣瓶撃ちだろうな、やっぱし。  
 ガスジャイアントに潜む大型宇宙戦艦と一騎討ち。敵戦艦は追い詰められると、シューティング・フォメーションにガバチョと変形だ。弾幕、厚いぞ。ナニ、やってんの!?
 亜空間戦闘で、ワープアウトしてくる敵機と大乱戦。炸裂、デスラー戦法。敵に奪われた量産型とアローフラッシュ合戦。白熱する1対3。交錯する蒼い閃光×4。
 惑星上の敵基地制圧のため高々度から降下。上昇してくる迎撃部隊を全方位ミサイルで粉砕。前線基地から現れる黄金の大空魔竜(のような秘密兵器)。当然、頭が外れてガイキングが飛び出すぞ。
 暗礁宙域を突破して、敵の大艦隊を単機、強襲。戦艦の艦載機発射口から潜り込んで、内部に弾をバラ撒いちゃれ。旗艦を撃沈すると、敵の切り札、人型起動兵器(強化合体ユニット付き)がっ。
 良いっ! いいぞ〜、いいぞ〜。やっぱ画面写真出さずに説明すると面白そうだわ、「アローフラッシュ」は(3D云々以外はメガドラ版に全部ある。ウソは言ってないぞ、うん)。誰か作ってくんないかなー。宝くじで三億円当たったら、全額投資してもいい。
 このうえ、善戦虚しく地球は敵に征服されて、グレた主人公がトンファーを振り回す第ニ部があったら、なお良いっ。

02/09/26  代


告発の行方

 昨日の「仮面ライダー龍騎テレビスペシャル」で、占い師ライダーが実業家ライダーのキン肉ドライバーを喰らって脳天逆さ立ちの屈辱死を遂げた現場は、実はうちの近所だったりする。あんまし通行量が無く、けったいな形の建物ということで、特撮番組のロケによく使われている場所だ。
 おらが町は、けったいな建物、けったいな住人、けったいな事件がそれなりに見かけられるトコロであり、けったいな行政サービスも存在する。うち一つが、無料自転車貸出サービスである。
 市内各所に数台ずつ自転車(なかなかに、見た目こっ恥ずかしい特別車である)を設置。市民が自由に使うことが出来る。ハンドル部に付いた鍵に100円硬貨を差し込むとロックが外れる。100円は返却時に鍵をかけると戻ってくる仕組み。自転車を返すのは、貸出場ならば何処でもOKで、必ずしも自分が借りた場所に戻す必要はない。自転車貸出サービスは珍しくないが、完全に無人で運用するのは全国初だったらしく、他の自治体から視察に来たりもしたそうである。
 半端に広く(車に頼るまではいかない)、生活上の重要ポイントが無駄に分散している、この町では自転車は必須アイテム。快適な市民生活、その一助になれば、と始められたサービスであったが、いざ、運用されてみれば……、
 盗難! 強奪! 放置!
 レンタル用自転車は次々と行方が判らなくなり、多くは二度と帰ってこんかった。一時は実動台数が配備数の一割近くにまで落ち込み、数台だけがかろうじて貸出場に停めてあるような状態にまで至った。コレがホントの自転車操業。
 この世は悪意に満ちている。つーか、こげなジャイアニズムに溢れまくった町で、住民に高モラルを要求するサービスが成立するわきゃなかろーが。中でも、自転車と傘は共有財産だと勘違いしてるバカ者の数は尋常じゃなく、拙者も何度、煮え湯を飲まされたことか。
 その後、新聞などで「ちちをかえせ、ははをかえせ、にんげんをかえせ、じてんしゃをかえせ」と泣き言をぬかしたり、「放置してある自転車を持ってきてくれた人には(鍵に差し込まれてるハズの)100円あげます」と餌で釣ってみたり、「レンタル自転車を不当に使ってるヤツがいたら通報せよ」と共産圏のような事を言ったりして、多少の回収をみたようだが、今でも各所の貸出場にちゃんと自転車が揃ってる事は稀である。
 んで、だ。
 今、オレのアパートの住民で件の自転車をガメてるヤロウがいるのよね。しかも、ご丁寧に自前のチェーンロックまでかけてやがるから、間違いなく自主的無期限貸借(人、それを窃盗と言う)だ。
 さて、善良な市民の義務として、彼奴を当局に密告するべきか? 問題は、「自転車を直接、持ってった時にはオレのモノになるはずの100円が、チクッて公僕が回収に来た場合には貰えるのか」なんじゃが。 もし、貰えんのなら電話代の分、足が出てしまう。それは避けたい。←100円でご近所衆を売ることには躊躇いがない奴

02/09/21  代


死に至る病、そして

「いかん…」
「ん?」
「グレネード分が不足してきた」
「グレネードぶん?」
「そうだ。グレネード分だ」
「それは…糖分とか塩分とかみたいなものか?」
「その通りだ。勉強していると減ってくる。グレネード分が足りなくなると、疲労や集中力・思考力の低下などの症状が現れる」
「グレネード分は…グレネードに含まれているのか?」
「はっはっは。当たり前だろう」
「大変だ! よみが…よみがもうダメだ!」
「しっかりして下さい!」
「ぐれねーど、投げたいなぁ」

 「ギガンティックドライブ」を終わらせたんじゃが、このゲームやっとったせいで、わしゃ、ある病気を患ってしまった。病名は「ハンドグレネード症候群」。とにかくビルや通行人に手榴弾を投げ付けたくて、辛抱たまらなくなる病気である。
 突き詰めていくと「ギガドラ」は、ロボの殴り合いとハンドグレネードのテロ活動とどっちがメインだか判らなくなってくる。ロボ操ってる時間よか、爆弾投げてる時間の方が長いんですもの。
「よし、今回はグレネードは封印だ。被害最小限で街を守る清く正しい正義の巨大ロボ!」をココロに決めてプレイを初めてもみたが、中盤戦を迎えた頃に禁断症状がピークに。
「ぐあぁぁーッ! 禁爆なんて、もうやめだーッ! グレネードをくれぇーっ!」
「そんなに辛いなら使いなさい。ただ、その状態でいきなりのビル破壊は身体に障ります。まずは一般家屋から……」
「グレネードだっ、グレネードだ! イーッヤッヒーッ!」(←聞いてねぇ)    
 ゲーム中だけではなく現実生活でも、外出中になんか建物が目に入っただけで、その(ギガドラ建造物的)耐久度から何発グレネードをぶち込めば壊れるかが頭をよぎり、続けて、眼前の建物が木っ端微塵に崩れ落ちる光景が目に浮かびます。無論、ポリゴンがバリバリと引き裂かれる感じで。特に、パン屋・喫茶店・八百屋などは押さえがききません。
 あーっ、ダメだダメだ! こんなことでは一般的な社会生活が営めないわ(既に逸般人だという話もあるが)。もう「ギガドラ」のコトは忘れよう。何か別のことを考えなくちゃ。

 そんなわけで、全然違う話題を。
 最近、ガンダムのゲームがやりたいです。モビルスーツ戦は無くてもいいから、実スケールで作られたコロニーとかをアムロの視点で物語を進めていくポリゴンADV。
 サイド7をザクが襲って、「走れ、フラウ・ボウ!」 つかさず逃げるフラウ・ボウに後ろからグレネード。
 ガンダムのところに行って、「何をやっとる。アムロ、ホワイトベースに行け」「パパの馬鹿ァ!」 わからずやのパパ上様にもグレネード(当然、後々には「この部品をつければガンダムの性能は3倍に」のあとでアパートを爆破する)。
 サイド6で雨宿りに駆け込んだ家でバルコニーごとララァを爆破。ついでに湖の白鳥も吹っとばす。
 ア・バオア・クーで、「なぜ、ここに誘い込んだか、判るか?」「ニュータイプだろうがHPは常人と同じだからだー」 バカ正直にフェンシング勝負を挑んで来る赤い彗星を近代火器で虐待。
 コアファイターで脱出して、「僕にはまだ壊せるモノがあったんだ。こんなに嬉しいことはない」 んで、ランチに向かってグレネード。

 ぐれねーど、投げたいなぁ。

02/09/19  代


マスコミはオソロシイ

 発売からボチボチ2週間が過ぎ、ええかげんやるこた軒並みやったような気がする「ギガンティックドライブ」(しかし、あらためて公式サイトのFlash見てみると詐欺の塊じゃのぅ、コレ。主人公がヒロイン様を抱き抱えて「奈々穂、しっかりしろ!」の場面なんて、実態は「腹へって倒れた」だけじゃよ、マジで)である。WTM計画も「なぜか戦車は掴めない」という予想だにしない事実の前に潰え、もはや事ここに至っては町を守る以外にやる事が無いではないか(←いかんのか)。
 んなわけで、未見イベントを潰すべく再プレイ中、第51話「千丈の落日」でのお話。
 今回、出撃いたすは我が文明保全財団が誇る三つのしもべの一体、怪鳥……じゃなくて制空機ライオール。飛行形態へと変形可能な空の防衛隊だ。打撃力と耐久力にやや難があるものの、それを補って余りあるスピードとジャンプ力、反則武装を備えた文句なしの最強機(設定上ではなく、ゲーム上)である。特にイカサマ兵器「魔剣”神薙”」展開中(その姿はメカバトラーギルファーを思い出す)は接触しただけでガード不能のダメージを与え、あまつさえ神薙最終形態「滅毘」の威力は単一必殺技としてゲーム中最強を誇る。さらに飛行形態に変形して敵の頭上を取ると、ヴォルガーラは「猿が天井からぶら下がったバナナを取ろうとする」が如く、パンチを空振りさせて踊り出すので、そこを人間が手榴弾で叩く屈辱刑パターンに持ちこめる。あー、あと障害物無視で現地に直行できるので建物とか守りやすいね(個人的にこれはどうでもいい。だって建物守る気ないもん)
 ところで、51話ではロボとヴォルガーラの周囲をテレビ局BNN(ブジテレビ?)のヘリが飛んでいる。んで、このヘリを叩き落すと、中に乗っている突撃レポーターの番原さんが死んじゃうのよね(よく考えればゲーム中、メインキャラの死人って、こいつだけだな)。よって、フツーなら「ヘリに気をつけましょう」なのだが……。
 ヴォルガーラと戦闘開始。いまさら、ただのザコ型に遅れを取るようなヌルではない。サクッと瞬殺じゃ。神薙ぐ刃の錆にしてくれる。滅毘、一閃ッ。ごいん、と妙な手応え……。いけね、番原ヘリを斬っちまった……って、なんで生きてる、てめェーッ!? 多少、煙を吹いているとはいえ、報道ヘリは平然と飛行、中継を続けてやがる。
 バ、馬鹿なッ! 滅毘と言えば、ラスボスすら一太刀であの世行き(ラスボスのHP1500、滅毘の攻撃力1999)、生きているのなら、神さまだって殺してみせる、ギガドラ最強武装だぞ!? 宇宙最強の終末兵器すら膾切りにする攻撃に、ただの報道ヘリが無傷だとぉっ!
 キュピーン! これは挑戦と認識した。オレのハカイダー魂に火が点いたぜ。オレの名は、オレの名は、ハカイダー。潰っせー、壊っせー、破壊せよー。スベテ、ハカイスル……。
 来いっ、次なるロボ、要塞機グラング、大地を走る者よ。お前の重火力で生意気なニュースキャスターをしめてやれッ。グラング、変形、地を駆けろ〜。
 じゃれついてくるヴォルガーラを殴り倒してエネルギーを溜め、ヘリを真正面に捉える。オール・ガンバレル・オープン! 喰らえ、オルガニック・フォーメーション! 600発のバルカンと10発のミサイル、4門のビーム砲の一斉射撃で地獄に堕ちろぉ……って、あかん、当たっとらん。弾幕の微妙な隙間に入ってやがる。当たっても、的が小さいから、全弾命中しないし。ぬぅ、よもや全弾発射が役に立たんとは……ッ。だが、グラングなど、我が文明保全財団にあっては一番の小物。いい気になるのも、ここまでだ。
 出ませい! 唯一にして完全なる機人、ヴァヴェル! アルケミックドライブ、オーバーロード。ジェネシスモード、チェーンジ! エンジン臨界までカウントスタート。一度は封印せし人類種抹殺形態、今こそ、その力を示す時ッ。いくぞ! 3分で敵を倒す!
 見るか、星々の砕ける様を……ッ。
 ジェネシス・クラぁーイッ!
 「ジェネシス・クライ」、それはジェネシスモード、エネルギーマックス時に放つヴァヴェル最大の必殺技である。全エネルギーを放射する問答無用の無差別攻撃だ。攻撃力こそ滅毘に劣るが効果範囲は絶大。ヴァヴェルの半径100メートル内はペンペン草1本残らない。往々にして操縦者を巻き込むので怖くて不注意には使えない恐怖技である。
 万滅たる死の咆哮。間合いに入っていた以上、当たり判定云々の余地はなかったハズ。これならいけるかっ? …………。ふっふっふっふっふっ……、
 不死身かっ! おのれらは〜〜〜っ! 限定版とはいえ、おまえら、人類抹殺用のジェネシス・クライ喰らったんだよ! 三咲重工本社ビルはバラバラだっ! なのに、数百メートル超のビルの爆発に巻き込まれたと言うのに、どーして、お前ら、無傷なんだよォ〜〜〜! 
 ……かくなる上は、最後の切り札。鏖殺のファイナルブリット、極悪飛び圧殺蹴り「超天使落とし」を仕掛けるしかッ。必殺キック「エンジェリック・フォール」の攻撃力は1000。しかし、ヴァヴェルに足は2本。すなわち2倍ッ。いつもの2倍のジャンプで×4倍ッ。ここから、いつもの3倍の回転を加えれば、バッファローマン、お前を上回る1200万パワーだァーッ! ああーっ、 ウォーズマン ヴァヴェルが光の矢と化したァーッ!(いや、実際には両足ブチ当てれば1000×2という事だが) 「ジャイアント馬場の身長とドロップキックの大きさを知っているか?」「209センチ、32文ですな」「そのとおり! そして、ヴァヴェルはその20倍、4180センチ、640文だ!」
  ガウを木馬に ヴァヴェルをヘリにぶつけてやる。 ジオン公国 三千年委員会に栄光あれーっ!
 ちゅどーん。今度という今後は確かな手、いや足応え。殺ったか!?
 振り向くと、そこには……。
 バババババ、馬鹿なーっ! BNNのヘリは化け物かっ!?
 くっ、ラスボスだろうが、幹部機だろうが、援護に来た味方ロボだろうが(←おい)、完膚なきまでギタギタに撲殺してきた、このオレが、ここまで追い詰められるとは……。
 恐るべし、突撃レポーター。


 いや、たぶん耐久力じゃなくて、接触回数で墜ちるんだろうけどね。

02/09/14  代


あしたは怒馳だ

魁!!男塾 THE怒馳暴流 /バンダイ /プレステーション /いんちきドッヂボール
 先月、SIMPLEキャラクター2000で男塾のドッヂボールが出る、つー情報を見た。フフフ、委細承知、男子本懐の極み。その名を聞けば、買わずにはいられますまい。んで、思わず買ってしまう。
 ドチキショーッ! また騙されたッ!(←いや、判って買ったんだから、騙されたというわけではないが)
 SIMPLE2000のキャラゲーは色無し、声無し、情け無し。定価2000で払った金は1700円。激しく微妙と申せませしょう。
 さて、「THE怒馳暴流」は男塾のキャラクターで行ういんちきドッヂボールである。最大で4対4の対戦で、男塾キャラは内野のみ。外野は数合わせの無名キャラで、やられた内野が外野に回ったり、元外野が内野に戻ったりもしない。怒馳暴流はあくまでデスマッチの一種であり、ドッヂボールとは見た目が似てるだけなのである。

「怒馳暴流」
 その源流は三国時代の中国にあるといわれている。馬上の敵に対し、鉄球をぶつけて倒すことが目的であり、さらに敵がその鉄球を避けた時のために「外野」と呼ばれる兵士が、外れた鉄球を拾い、再び敵を狙うのである。
 余談ではあるが、張飛益徳がこの怒馳暴流の名手であったことは、多くの歴史書には記述されていない。
民明書房刊「中国球術大覧」より

 ……いまいち。なんか違うんだよなー。民明書房ってのは、なんちゅーか、こう、もっと「純真なヤングメンが本気にしそうな ハッタリ エスプリ」が効いてないとあかんと思うのよ、ボク。この起源でっちあげの中途半端さ具合が、ある意味、「THE怒馳暴流」の実態を表しとるような気がするわい。
 このゲーム、基本的には既存のドッヂボールもののパクリである。だが、「鉄球が当たれば即死」「敵陣に一歩までなら踏み込める」「直接攻撃可能」、この3点が合わさった時、「怒馳暴流」は「ドッヂボール」とは全く様相の異なる球技へと変貌を遂げる。
 通常シュートであろうが、必殺シュートであろうが、ボールを捕る・避けるのは容易。まともに球を投げ合っていたのでは、いつまでも決着がつかない(特にCPU戦)。では、如何にして敵にボールを当てるか? 答えは明快。ブン殴って、倒れたところを狙うのである。 
 「ボールを持って敵陣に突入」→「(強制的に)ボールを落として後退」→「敵がボールを拾う瞬間を殴る」→「抹殺」 敵がボールを拾っている時ならば確実に殴れるし、なぜか敵を殴るとそのままボールを奪う。よほど距離が開かなければ完殺率100%、試合終了まで最短2秒、ハードモードも楽勝だ。つーか、これ以外のやり方だと勝てない。
 ようするに大事なのは「殴る・殴り返す」の部分でシュートとドッヂはオマケに過ぎん(分身とかの非強化シュート系必殺技を持つキャラなら多少は話が変わってくるが)。「わかってる者同士での対人戦」なら、近距離打撃の駆け引きが生まれるが、突き詰めれば「いつ殴るか/殴らせるか」に終始する。
 廉価ゲームちゅうこともあって、お世辞にも高次でまとまっているとは言えないゲームだが、こいつに関して言えば悪い意味で手堅くまとめすぎた印象がある。「男塾」で「ドッヂボール」っていうミスマッチをネタにまで昇華しきれなかったと言おうか。もっといい加減でも良かったんだよ、男塾なんだから。(見た目安っぽくても)バカエフェクトが炸裂して、敵チームが全滅して笑いが取れれば、それで文句は無かったんだ。
 もっとも、一番なんとかして欲しいのは宮下あきら画のパッケージだけど。あぁ、やっぱし、宮下センセイはもう顔の長い美形面って描けないのね。

 あ、一応、全キャラ使用可のコマンドは、
 タイトル画面で「○×□△→↓←↑」じゃよ。

02/09/12  代


ヤマトよ永遠に

 巷の話題から2ヶ月遅れで、今更ながら佐賀県大和町まほろちゃんの事を知る。
 なるへそ、こりゃ萌えキャラだわ。しかも見た目だけでなく、仕草や表情からキャラが造れるわかってる萌えだ。 
 相方の大和くん(ポコちゃんみたいなヤツだ。不憫な……)と組んでる時は清く正しい「お子様向け学習マンガヒロイン」なのに、一人立ちすると大きいお兄さん大喜びの魔性の女になるあたりがオソロシイ。
 グッズ展開の話もあるようだが、ここは是非ゲームつくって欲しい。「クレオパトラフォーチュン」(出来れば「プラス」)をキャラ差し替えでパクったヤツ。パトラ子をまほろちゃんにして、背景画像に大和町の実景を使って町をアピール。全消し時のセーラー服やスクール水着も健在だッ(つーか、既に絵はあるし)。たぶん史上初の地方自治体ゲームじゃな。
 でなければ、町のキャッチフレーズの「まほろばの里」を前面に押し出して、「はにぃ いんざ すかい」のようなSTGでもいい。自機がハニワ→まほろちゃんで、捕まってるのが大和くん。腕を回して360度に攻撃する姿が暗黒翡翠拳みたいで萌える、と思う
 おぉ、なんか欲しくなってきたぞ。3000円ぐらいまでなら喜んで買う、買いますとも。

02/09/08  代


  

ちょいと今日は腹に据えかねる事があって、フテ寝してしまうつもりなので、ちょこっとだけ。

 前回、「ギガドラ」で「列車を掴んで病院に投げ付ける」と書いたが、いざ挑戦してみるとあえなく失敗。この面では病院・駅施設は護衛対象なので、破壊即ゲームオーバーなのね、ザンネンショー。
 チクショウッ! こんなことで、オレのテロリスト魂は潰えないぞっ。次は飛行機に乗って、ツインタワー(都庁)に向かって「ジェットでGO!」だ。うまく塔部分を狙うには東京ヒルトンホテルとか京王プラザを踏み台にする必要があって、けっこうムズイ。しかし、そこにビルがあるなら、漢は黙ってアタックあるのみッ!
 ……虚しい。
 不毛だわ。破壊からは何も生まれない。これからは「壊す」より「つくる」ことを心掛けよう。
 まずは人間やパトカーを捕まえて、スタジアムとかテニスコートに放牧しよう。上手く数が揃えば、いつかきっと立派な人間牧場が出来るはず。戦車を集めればワールドタンクミュージアムだ(一種類しかないけど)。でもなー、生け捕りは難しいんじゃよなー。

02/09/07  代


悪魔が街を狙ってる、僕らの街を狙ってる

 結局、買ってしまった「ギガンティックドライブ」を、とりあえず1回クリア。主人公とロボを変えてのセカンドプレイを始める。不真面目に遊ぶとオモロイわ、このゲーム(別に真面目にやるとつまらんわけではないが)。
 地球を襲う機械生命体ヴォルガーラ。怪ロボットが街を蹂躙する。破壊され崩れ落ちるビル。逃げ惑う人々。だが、暴虐もここまでだ。いくぞ、ロボ! ヴォルガーラを叩きのめすんだ。アルケミックドライブ起動、発進!
 颯爽とロボの肩に乗って、現地へ向かう。耳に届く人々の悲鳴がロボの歩みを急がせる。おのれ、ヴォルガーラめ! ……と思ったら、なんか視界の端に吹き飛ぶ一般人の姿が。視点を下に。なーんだ、オレが踏んづけたから騒いでたのか、てへっ。反射的に群衆めがけてジャーンプ、ファイナルベント! 飛び散る屍、十数体。人がゴミ(以下略)。うらー、走れ走れー。泣けー、叫べー。おーおー、必死に逃げとるわ。じゃがなー、そっちは危ないぞ(ミサイル発射)。ほれ、ビルが崩れてきたじゃないかー。イーッヒッヒッヒッヒッヒッ。
 ……はっ! オレはいったい今、ナニを? いかん、ヴォルガーラから街を守るんだ!
 激闘開始。唸る鉄拳、パンチパンチパンチ。抉り込むように打つべし打つべし。殴った殴った、さらに殴った。君が泣くまで殴るのをやめないッ! 親指を目にッ、……突っ込めないか、ちぇー。情け容赦無く、降り注ぐオレ様(のロボ)の鉄腕に完全グロッキーのヴォルガーラ。あと一撃でKOだ。
 とどめの正拳ッ……は、寸止めにして、そこらから一般人Aを掴む。
「ダメージは五分ってトコロだ(だって、どっちも一発で死ぬから)。ぶちのめしてやれいッ!」 
 一般人Aを「掴んだまま」パンチ。ヴォルガーラ、爆発。……相打ちか。見事な闘いだったぞ、一般人A。
 さーて、次は毒ガスの治療薬を運んできた特別列車を病院に届けてやるか。速達(ロケットパンチ)で、直接な。イーッヒッヒッヒッヒッヒッ。
 
 なんつーか、邪悪の心をパイルダーオン! ♪人の〜、頭ぅ脳を、くぅわえた時に〜(←注、ロクな事を思いつかない)
 このゲーム、あとは「昔のロボットもののお約束。身体中に人質を(出来れば全裸で)貼り付けて、『うわーはははっ、どうだ、攻撃できまい!』→『ひ、卑怯な!』『ああっ、間違って人質に当ててしまった!』『キャー!』→お子様、トラウマ大炸裂」な敵が出てくれば言うことなかったのに。

02/09/05  代


私はDVDが嫌いだ

 「雪風」を返したんで、「ジェヴォーダンの獣」を借りてきた。この映画、観たかったんだけど公開当時、うちの近所には上映館が無かったのよね。
 18世紀のフランスで起きた謎の人食い獣の実話を元に、捏造の限りを尽くした大嘘アクション娯楽劇と聞き及んでいたが、その実態は大嘘の上に「超」が憑いていやがった。つーか、誰だ? インディアンの拳法家を出そうって考えたヤツは?
 謎インディアン、謎中国拳法、ブレードライガー、ソウルキャリバー、イスカリオテの13課。あと、ダメお兄ちゃん(血縁エンド)。どこをどう切ればフランスが出てくるのか、おフランス帰りのミーにも判らないザマス。
 んで、映画自体はおもろかったんじゃが……。
 わしが借りに行った時、店には「ビデオ日本語吹き替え版」と「DVD版」以外は全部、貸し出し中。……困った。普通なら吹き替え版だが、とかく最近のやつぁ、音のバランスが悪くてセリフが聞き取れない事が多い。「雪風」で痛い目にあったばかりなので、それは避けたい。なんで字幕版が一本も残ってないのよ、バカァ。しょうがないので、いざという時は字幕に切り換えられるDVDを借りてきた。
 いざ、観賞。プレステ2起動、ディスクセット。おうよ、専用プレイヤーなんて持っとるわけがなかろうが。ゲーム機はゲーム機としてのみ使う主義だが、背に腹はなんとやら。
 ところが、中盤戦を過ぎたあたりで、「ディスクが読めません」などと根性がない事をほざきやがった。盤面を拭いてみたり、直接チャプターを指定してもダメ。14、15チャプターだけがキレイに読め込めない。
 ちょっと待ちやがれ! そこは起承転結の転で、一番イイところじゃろうがーッ。読め、読め読め、読むんだ、ジョー! 栄光のチャプターが待ってるぞ! レンズで読めなければ、心の眼で読めー!(←オカルトに頼ってはイケません)  
 レンタル屋でその旨を話すと、親切にも別のディスクを無料で貸してくれたが、やっぱダメ。件のチャプターになると謀ったように止まる。あまつさえ、完全に相性問題で他のプレイヤー(プレステ2含む)では支障無く再生できるときたもんだ。オレのプレステ2が壊れているというオソロシイ可能性もあるが、考えたくない(ゲームやってる分には問題無いし)。
 ギャピー! これだからハイテクは信用ならねぇ! DVDなんていらねえよ夏。ビデオだけで刹那的に生きてやる。

 さて、次は「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(結局、併映の「ハム太郎」を観たくないので劇場に行かなかった)でも観るかな。ビデオテープでなッ!

02/09/03  代


私の彼はパイロット

 「戦闘妖精 雪風」OVA版を観る。

・雪風アニメ版、わかりやすいあらすじ
零「雪風ーッ!」
雪風「Lt.FUKAI」
 ブッカーが 鎖鎌 ブーメランを握ったっ!(←わかりにくいネタでスマン)

 もちっと、わかりやすく、
 ブッカーくんは、深井くんのランチタイムの豪快な食事姿に一目惚れ。その後、深井くんはブッカーくんの部隊に配属され、やがて、二人の間には愛が芽生えるが、ジツのトコロ、深井くんはむしろ雪風ちゃんにメロメロなのであった。
 そこんとこが、ちょっと不満のブッカーくん。 ♪だぁけど、彼ったら、私より、自分のヒコーキにオネツなの〜 キューンキューンキューンキューン、私の彼はパイロットぉ〜

 ……つーか、ブッカー! 潤んだ目で零を見詰めてんじゃねぇ!
 零、てめぇも何処ぞのセカンドチルドレンみたいにいじけた面で下を見るなー! もっと、鋭い表情をだなっ、
「……雪風が敵だと言ってる。あれは――ぢゃむだ!」 
 そうそう、その顔、それをずっと維持しなさい。
「だって、雪風が敵だって言うから……」
 だぁーっ! たった5分で崩すなぁーっ!
 どうして、そう犬チックなんだ、お前は!? 修理から上がってきた雪風に駆け寄るシーンで、オレにはお前に耳と尻尾がついてるように見えた気がしたよ。
 デフレだ。特殊戦ってのは、こんなダメ人間の群れじゃなかったハズ。FAFに送られる前の犯罪暦も、小説からアニメに至るまでで、「博物館の機関車を爆破」→「会社に火をつける」→「無人駐車場の清算機から小銭をかっぱらう」と安くなる一方だし……。デフレスパイラルだ。

 あと、幾つか一言ずつ、
・音のバランス、悪過ぎ。小声ゼリフは全然聞き取れない。誰も彼もが防音の聞いた設備で大音量でアニメ見れると思うなよ。
・准将の顔が怖い。
・ええ加減、なにも考えんと飛行機を渓谷の中で飛ばすのは止めてください。
・なぜに、ムッシュかまやつ?

 余計な事を考えずに45分ずっと空戦のプロモーションを作った方が、みんな喜んだんじゃなかろうか?

02/08/31  代


ときめいてジオン軍

機動戦士ガンダム戦記 /バンダイ /プレイステーション2 /アクション
「連邦の”実験部隊”が駆け巡り――
ジオンの”外人部隊”が奔走する戦場で――
――今、双方のエースたちが激突する!!」

 ……って、最後まで激突しねーじゃねェかっ! 詐欺よ、詐欺ッ。激突したから、何がどうなるってもんんでもないけど。
 さて、「ガンダム戦記」である。PS2のMSボテ繰り合いゴンポリACT。一年戦争地上編で、映像化されてる機体(アニメ・ゲーム。「MSVは無しよ」の方針)を(なるべく)一堂に会して、理屈抜きのガンダム祭り。SIMPLEキャラクター6800「THE MSバトル」である。
 「18メートル強の巨大ロボの使い道が他にあるかッ!」と近年のガンダムゲーを嘲笑うかの如く、強襲制圧ミッションのみのたいへん潔いつくり。護衛ミッションもないこたないが、マップ上で動くもの総ての息の根を止めりゃ無問題(つーか、そっちが正解)。鉄の悪魔を叩いて砕く、×××(好きなMSを入れよう)が殺らねば誰が殺る。
 主人公チームは連邦・ジオン双方、ゲームまんまの設定で「ギレンの野望」とかに出てくれば、最凶チーム間違いなしの超エース、ちょえーすっ軍団。腕がどうのというより、例えどんな状況からでも大破したMSが爆発する前に脱出できる、プリンセス・テンコーも吃驚の超人兵士。緊張感の欠片なく、ピクニック気分で戦争を謳歌する人生の達人である。この世の中、勝ってる時の戦争ほど楽しいものがあるかいな。熱い時代だとは思わんかね?
 そして、ギャル。毛並みの違う女郎どもが各チーム3人ずつ配備。通常の3倍です。そのうえ隊長の一人占めです。部下にはあげません。ときめきあって、めぐりあって、萌えてきやがって、パッション! さぁ、嬢ちゃんたち、オレ様に熱い眼差しを贈っておくれでないかいっ。 
 人呼んで、なんちゃって一年戦争。お前ら、もうちっと真面目に戦争しろ、と言われんばかりの邪道仕様。邪教徒よ、泣いて喜べ。オレたちのガンダムがここにある(これでガンダムピクシーさえ帰って来てくれれば……)。
 そんなこんなで清く正しいガンダマーにはオススメ出来ない「ガンダム戦記」である(「バトルマスター」好きならOKか)。しかし、ロボゲーとして見た場合、美点は多い。無論、それには「ガンダム」である事が大きな要因を占めるが。
 「戦記」の特徴は、「スラスター噴射」と「視点自動追尾」が合わさるところにある。
 「戦記」のスラスターはボタンを押している間、常に一定の推進力を得るのではなく、押した瞬間の初期噴射力を以って最大の推進を得る。上昇時の感覚に「飛び上がる→浮き上がる」への波の流れが明確、と言おうか(「エクスランザー」が近い、つーか)。鈍重な歩行(横移動はゲームバランス上、それなりに速い)での移動から、爆発的な噴射で一気に舞い上がるのは巨大メカらしいし、滞空中に再噴射した際、別ベクトルへ大きくかかる手応えは空中機動戦に確かな実感を与えてくれる。
 これに加えて、ロックオンした敵機を正面に捉えるべく自動でカメラ(自機の首・腰方向)が動くので、上下左右、派手に動けば動くほど迫力ある画像が満喫出来る。面倒な操作せんとスムーズに。巨大ロボの描写には視点が重要、そのうち「見上げる視点」の重要さはよく指摘されるが、同様に「上から見下ろす視点」もまた重要なのである。
 空中機動の操作感と映像の臨場感。この両輪に、観賞に耐えうるポリゴンモデルが加わり、また一段階先の「それっぽいロボ」映像を生み出している。個人的には、コクピットビューで「震える山」面が白眉だと思う。……もっとも、豪快にぴょんぴょん跳ね回るの戦闘が「ガンダム」として正しいかは別問題じゃがね。
 ミッションをクリアし、高評価も出し、全MSを使用可能にした。ギャルどもはわしにメロメロじゃし、ガンキャラ連中からのお褒めの言葉も頂いた。とにかくボリューム不足を叩かれる「ガンダム戦記」だが、オレはまだこのゲームに飽きていない。
 現在、オレにとって「戦記」は「絵」を作るゲームである。様々なMS戦闘の中で、多少の計算と幾ばくかの運が、震えるような光景を形作る瞬間がある。画面写真からだけでは感じられない、余人知り得ぬ戦場の記憶から切り取られた、おそらくはただ一度の一瞬。それを求めてパッドを握る。
 
「EXAMがオレを戦場に駆り立てる――!」


 要は、リプレイモードがありゃええんよ。どうして、同じ「機械を操縦する」ゲームなのに、レースゲームには必ずリプレイがあって、ロボゲーには殆ど無いんでしょうか? 対人戦のバランス取りなんかより、こっちの方が重要問題だと思うがのぅ。

02/08/29  代


開店休業

 2週間のご無沙汰でした。
 昨日、国から帰ってまいりました。帰省前と比べれば格段に涼しくなっているはずですが、さすがに最高気温が10℃違うところから戻ってくるとダメージが深刻。夏バテ状態に逆戻りでグロッキーでござるよ(風邪ひいてる可能性もあるが)。
 んで、この2週間ぐらいのあいだにあったことで、ニ、三。

・夏コミ(3日目)について、
 前回の雑記で「あっさり入場できて、ハラショーっ」と書いたのだが、その後、ネットを巡回しとると「8時に着いて11時30分、入場。3時間、待った」などの話を目にした。
 ええっ? あたしが11時に着いた時には行列なんて無かったわよ!? ホワイ? わたしは何処か別の世界の「混まないコミケ」にでも迷い込んでいたのでしょうか?
 どっちのコミケもアウターゾーンには違いないけど。

MKWさん日記から、「マッドテープについて語ろう」へ。
 わたし、「NEW MADテープ」の1〜9巻まで持ってます。ダビング重ねまくったせいで音質はボロボロだけど。10年くらい前、暇な時は何時も聞いていた憶えが。
 おかげで一部、アニメ特撮ソングは正しい歌詞が出て来なくなってしまいました。ウルトラセブンなんて、もうどうやっても「進め火を吐く大怪獣」。

・嫁にいった姉貴がガキ(たしか3、4歳)連れて帰省してきたので、マンコス騒動の際に幼児がどう反応したかを聞いてみる。
 「杉浦メンバー逮捕。差し替えアニメ放送」→「『なんでコスモスやらないのー?』と聞いてくる」→「『今週は特番』とごまかす」→「翌週、コスモスからの特別メッセージ」→「『なんでムサシがテレビに出れないのー?』と聞いてくる」→「説明に困る姉上」→「ダンナが横から『ムサシにカオスヘッダーが取り憑いて警察に逮捕された』と余計な解説が」→「『びえぇーんっ!』 泣き出すガキ」
 マンガみてーな一家だな、お前ら。

・拙者の田舎は岩手だが、
 なんか今年は「阿弖流為、没後1200年」らしい。んなわけで、国元では ちょっと前まで見向きもしなかったくせに便乗イベント 郷土の英雄を偲ぶ催しが幾つか行われているらしい。
 うち一つが、劇場アニメ「アテルイ」。監督は出崎哲でキャストはこんな感じ
 スケジュールが合わなかったので観れなかったが、ジツに気になる、とても気になる、すごぉく気になる(でも、金、出したくねぇ)。「製作費が足りなくて寄付を募った」とか「ストーリーが『いじめられっ子の小学生が平安時代にタイムスリップして云々』とダメダメな予感大爆発」とか「グレート・サスケ演ずるトコロの謎の覆面男はちゃんと空中殺法をやるのか」等々、ネガティブ方向含めて、とにかく気になる。

02/08/27  代


ぼくのなつやすみ

 例によって、今回もコミケ(とりあえずの三日目)に行ってきたわけじゃが、
 前回、昼過ぎに行ったにもかかわらず入場まで1時間近く並ばされた経験や、今回の「初日では9時半に会場に着いて11時に入った」なんてレポートを見るに、ここんとこ体調ボロボロの身としては、なかなかにリスキーな決断。かてて加えて、この猛暑。我ことながら、生きて帰って来れるか不安になった。
 会場到着は11時。1時間強の行列は覚悟のうえで、りんかい線の駅を出ると……、ありゃ、行列がない? ゼンゼン待たんと、これ以上ないほどすんなりと入場。「ホントに今日は三日目だったかしら?」と不安になる(来場者数が少なかった訳ではないようだが)。くぁー、まったく読めんぜ、コミケはよぉ。
 入場待ちの暑さ・脱水対策はそれなりに整えていったが、なんか外、涼しいし。湿気が少なく、常時、風があるから快適この上ない(夕方、家に帰ってきた時の方が蒸し暑い)。ベンチに腰掛けてると、直射日光下だっつーのに気分爽快。のどかにお弁当なんぞひろげてしまいましたよ。ああ、そう言えば、お台場は本来こういう所だったね。ずっと戦場だと思ってたよ。極楽極楽。まー、壁一枚挟んで東館の中は地獄なんだけど。
 早めに会場に入れたので、狙ってた獲物はたいていゲット出来た。「とびトウカ」も買えたし、「バラージトライブ」も買えたし。
 なんと言っても「サイバーグランプリ」を入手できたのが嬉しいわ。毎回毎回、「予約終了した頃に思い出しては、当日、間に合わず」を繰り返してたんだよな、コレ。三度目の正直だ、わーい、わーい。……って、マシンスペックが全然足りねぇよ、おい!(涙) はぁーっ、ぼちぼちパッケージの要スペック欄を気にせずゲーム買える時代もお終いか。短い蜜月だった。
 そんなこんなで、今回の個人的ヒットはこちら、「ワイヤーロボ」。
 漢らしいロボと漢らしくないキャラ。自力推進能力ゼロのロボがベラボーマンの如く首を伸ばして、頭で漂流物に掴まる姿のシュールさ加減と、そこからの軌道変更の見切り。バカで大マジメでダサダサでカッコええわー。……難しいけどな。本格的に手を染めるのは国から帰ってきてからじゃ。


 えー、毎度の事ですが、一身上の都合により、しばらくお休みを頂きます。
 次の更新はたぶん26日です。

02/08/14  代


星をみるひと

 こちらのページから都市伝説のページへ。そのリスト中に馴染み深いネタがあったので見てみる。
 「星を見る少女」、当地で語り継がれる伝説の1つだ。メジャーネタだから、ご存知の方も多いと思う。
 中身はリンク先を見てもらうとして、ようするに「大学宿舎の窓から毎夜、星空を眺めていた少女は、ジツは首吊り死体であった」というオハナシ。
 どのように発生して、どのように伝わってきたかは判らんが、おそらくは学園都市発祥のあたりから、延々と語り継がれてきたものと思われる。興味深いのは、この話はタイトル付きで伝えられる点だ。しかも、必ず「星を見る少女」。他の言い回しには変化しない。考えてみりゃ、大学生なんだから「少女」ってもんでもなかろうに。考えたヤツは天才だ。
 「お星様」と「女の子」で始まる美しいイメージから、夢もチボーもないオチまで、たしかに完成度が高いよな。昔、USOジャパンの都市伝説のコーナーで取り上げられた時は、かなり捏造が入ってて、「星」を「見る」じゃなかったのでブチ壊しじゃと思ったものよ。もっとも、首吊り死体なら頭が下を向くから、星を眺める体勢にはならん、つー話もあるが。
 うちの近所の与太話はいろいろあるが、ギャグっ気が混じらずに伝わってるのって、これと「姉壁」(*注1)ぐらいだ。ただし、オリジナル版の舞台近辺の地理を知ってると、「ネクロフィリア説」にかなり頷けてしまうものがある。
 実際のトコロ、本気で調べてみれば話の出所を押さえるのは可能かもしれない。「眉毛犬」の例(*注2)もあるしな。


*注1、「姉壁」
 交差点の向こう側にいた姉の処へ行こうとした際、交通事故死した弟の最期の言葉が、現場を見下ろす公務員宿舎の壁に浮かび上がる、という話。建物の壁に走るヒビが「姉さん」と読める。オレの部屋の窓から良く見えます(笑)。
 ただし、理由はともかく、件の建物は何度か壁の補修工事を行ったため、もはやどう見てもナニか字が書いてあるようには見えない。ところが具体的な場所は判明しているので、インパクトが失われている。
 消えゆく伝説の1つである。

*注2、「眉毛犬」
 大学構内に居た野良犬の顔に「油性」マジックで「/ \」と眉毛を描いた奴がいたらしい。当然、犬にそれを消す手だてがあるはずもなく、しばらくの間、顔を見られては「うひゃひゃ、困ってる、困ってる」と笑いもんにされていたそうな。よくある話である。
 ところが、10年経ったら「眉毛犬」というキーワードだけが残って、事件のあらましは伝わらなかった。人は想像する、「その犬は、どんな眉毛が生えている犬なのか?」
 伝説が誕生する瞬間である。

02/08/07  代


ハンマーチャンス

 思ったてたよかオモロイわ、「ガンダム戦記」。
 ナニがって、ガンダムハンマーが。決定、これはハンマーゲーです。他の武器なんて、もうどうでもいい。
 特にハンマー一丁での円盤獣狩りがナイス!
 ゴゴゴゴゴと飛んでくる巨大円盤獣アプサラスを、単機、崖の上に立って正面から迎え撃つ。くーっ、オトコだぜ。思わず、シャドーボクシング、始めたくなっちゃうよ、アタシ。
「なんて無謀な……っ!」
 フッ、笑止。アイナくん、他人の事より自分の心配をしたまえ。
 照準、ロック。チェーン、ブン回し開始。
 吠えろよ、俺のガンダム!  野郎 女郎に見せつけろ、この俺の……
 自慢のハンマーをォッ!!
 一撃、粉砕。円盤獣、轟沈。たまらないぜ、ハニハニ。
 んで、帰還すると、オペレーターのノエルたんが、
「感動しちゃいました! ぜひ今度、隊長のモビルスーツ戦術論を聞かせてくださいねっ(はぁと)」
 はっはっはっ、でわ、心して聞き給えよ。
・自分より弱いヤツとしか戦わない
・ボヤボヤしてると後ろからバッサリだ
・勝てばいいのだろうがッ、勝てばァッ!
 大事なのは、こんなトコロじゃよ、うむ。

 と・は・い・え、
 もっと面白くなるはずなんだよな、このゲーム。別に技術的・センス的に至難な要求がされるわけじゃなくて、ホントーにちょっと見方を変えるだけで。
 それを「思いつかない」「出来ない」「やりたがらない」理由が、「『ガンダム』でなければならない」からなら、しょうーもない通りこして悲しいよな。

02/08/03  代


墓穴五万節

ガングレイヴ /レッドエンタテインメント /プレイステーション2 /アクション
 人間やめて十余年 今じゃ愉快な殺人鬼
 棺桶抱えて踊りだしゃ 飛び出す弾が五万発

 さて、「ガングレイヴ」である。
「――女を貫く銃(ガン)がある」
 好きだったなー、「ガングレイヴ」。タイピングソフトであると判明するまでは。
 などと、一応、基本の同案多数ネタを押さえた上で「ガングレイヴ」である。PS2の(自称)フルブレイクガンアクション。紅白のおめでたい拳銃を二丁抱え、背中に棺桶を担いだ、イキでイナセなおじさんがドバドバと湯水の如く溢れる弾丸を古巣の犯罪秘密結社に叩き込む、痛快娯楽ポリゴン活劇である。弾切れの無い拳銃のち棺桶による撲殺攻撃ときどきロケットランチャーで、目に付くモノというモノを叩いて砕く、ズギャギャギャギャーッと弾が飛んで、ドギャギャギャギャーッと破裂する近所迷惑スペクタクルだ。
 よーするに、
「俺の名は、ビヨーンド・ザ・グレイヴ! 突然だが今から勝手に俺的皆殺しタイムに入る! ジャパニーズジェントルマン、スタンダップ、プリーズ!
♪みなごろしー みなごろしー ひとりもー 残さねー
 ラララルラ、ジェノサイドー リリルリル、血のオーシャーン
 レッツビギンザ、キリングターイームー」
 まー、こんなゲーム(ただし、グロ無しの良い子のバイオレンス)。
 宣伝文句などでは「前代未聞の爽快感」を謳っているが、実態はけっこう古典的な思想に基いて構成されているゲームである。規定コースに沿って、(基本的に)前方から出現する敵やオブジェクトを漏れなく破壊しながら進んで行く。一体の対象に弾をぶち込む感覚よりも、射撃方向へ大量に弾をばら撒く感覚を重視し、グレイヴは常に制圧前進を行う事と相俟って、プレイ印象はなんとなくSTG的。
 ガンACTゆえに、よく「デビルメイクライ」や「マックスペイン」と比較されるが、むしろ「戦場の狼」に似ているような気がする。そして、やはり「ライジングザン」にも似てる。
「オレは、スーパーウルトラダークヒーロー、グレーイヴッ!」
「ブランドン、冗談言ってる場合じゃないんだ」
 いや、実際のグレイヴは全然、喋らんがね(おそらくのアニメ版のラストで一言だけ喋ると思われる。♪でっきるかな、でっきるかな さてさて、ふふー さて、ふむぅ)
 古流作法に則ったゲームゆえ、冗長過ぎず短期決戦で密度の濃いプレイ時間の提供(6面はちょいと難ありだが)等、わしらのような古参兵にはありがたいつくりが多く、近年の家庭用オリジナルでは貴重品だ。
 だがしかし、半端に古流(良く言えば温故知新)なため、マイナス要素もある。構造的欠陥といってもいい。最後の最後で「ゲーム」とはルールに沿って壁を乗り越えるコトという価値観が滲み出てしまったために、ゲームシステムとスタイルに齟齬が出てしまったのだ。
 銃を撃ちながら歩いて前進する「絵」のカッコよさとクリアタイム短縮の二律背反(最終的には芸術点との絡みもあり、移動は全て前転ジャンプ)。多連続ヒットを叩き出す必要性が、「オブジェクトを壊せる爽快感」を「壊さないといけない義務感」へ。
 「遊ぶ」(建前部分。「何も考えずに弾ばら撒いて物壊せ」)と「挑む」(高評価狙い)において、要求される思考、操作に溝がありすぎる。結果、最終的に何を目的とゲームなのかが、曖昧になっている。 
 本当に「撃つ!殴る!!ブッ壊す!!!」がウリなら、爆発をケチりなさんな。「こんなモノをこんなに壊しちゃっていいのかしら?」と笑えるくらい過剰に演出すべき。たとえ、「ゲーム」としてテンポが多少崩れたとしても。ボスキャラをグレイヴ空間に引きずり込むファイナルデモリションにしても、もっとやり過ぎ演出が炸裂しないと意味が無い(無意味に鳥の群れが飛んでくる所までは良かった)。
 どこかでバランスを取らないといけない、それは当たり前。ただ、「ガングレイヴ」の場合、無茶方向への暴走を公言しながら、実際には「ゲームだから、あーしなきゃ、こーしなきゃ」と固定観念から小さく手堅くまとまってしまった感がある。それが、ものすごぉーく、ものすごぉーく、残念でならない。手堅くまとまってるから、手堅く遊べるんじゃが、もっとバカ次元へ突き抜けて欲しかったのよ。

 あと、一点。
 コレは明確に非難ポイントだと思うので言うが、一面冒頭のデモで、チンピラがグレイヴの格好を「コスプレ」呼ばわりする。つまり、グレイヴの服装+棺桶はゲームの世界内においても異常なスタイルであると明言したわけだ。
 ダメだろッ、それじゃッ!
 登場人物みんなが大マジメに普通の事としてバカやってるから絵になるんじゃねェかッ!

02/08/01  代


セーラー服を脱がさないで

 先週、ファミリー劇場で「風魔の小次郎 聖剣戦争編」を「ぶっとおしで」(初日、1〜4話。二日目、5〜6+風魔反乱編)やっていたので、2、3回は観ているにも拘わらず、思わず全部観てしまった。
 くぅ〜〜〜っ! 何度観ても面白過ぎるっ。その場のノリとハッタリで繋ぎ合わせていった場面場面を、こうも「なんの説明もしないまま」盛り上げられるものか。一度見ただけで「聖剣戦争編」の全てを語れるオープニングもイカスっ。
 時代は「学ランで木刀」っスよ。00年代は80年代を彷彿させる「ダサカッコイイ」がナウなヤングにバカウケっスよ。ウケなくても責任取らんけど。オタク右翼(作品の価値を「右脳が刺激されたか」で判断するオタク。対して、理屈と論理が全ての人は左翼)なら必見だ。おもろなくても責任取らんけど。
 拙者、車田マンガだと「風小次聖剣編」が一番好きだ。
 なんせ、こちとら直撃世代。修学旅行で木刀買って、柄に「風林火山」とか彫った過去があるダメ人間だ(だから、「G−onらいだーす」のアレはちょっと許せんものがある。逆に形もちゃんと風林火山だったら歓迎したけど)。今でも、なにかっつーと「目を閉じる」クセがあったりする。流石に「目を閉じて喋る」のは治ったが。
 「聖剣戦争編」観たのは数年ぶりだが、「天は燃え 地はひびわれ その天と地のまじわるところ――」とかが未だにスラスラ出てくる自分にちょっとびっくり。充実した二晩であった。ただ、あたしゃ、「死牙馬、萌え〜」の人間なので、ジツは4話まで観りゃ、他は要らんのよね。
 フッ、カッコ良すぎるぜ、死牙馬。10本の聖剣のうち、一本貰えるんだったら、やっぱ白朧剣だよなー。あぁ、当然、六角棒、削って自作したサ。柄の意匠で挫折したけど。アニメ版は靄が黒くなって凶悪度が増して、なお素晴らしい(なに? 「白」朧ではない? 細かいことは気にするな!)。

 ……などと、個人的に大いに楽しんだアニメ版だが、ただ1点だけ、どうしても納得が出来ないポイントがある。
 なんで、白霊山の魔女がセーラー服じゃねぇんだよォッ!?
 必死こいて登りきった山の頂上に、セーラー服で木刀持って待ち構えているからいいんじゃねぇか! あぁ、車田マンガ屈指の萌えキャラがぁ。
 ちなみに、オレ的車田メスキャラランキングは、
 1、白霊山の魔女
 2、河井(姉)
 3、柳生蘭子
 次点、志那虎(妹)
 おぉ、見事にセーラー戦士(笑)ばっかしだ。

02/07/30  代


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