帰ってきた暗黒式雑記群


セクシャル・バイオレント No.1

 ホホホ、ついにこの度、私もプレステ2を手に入れました。これで麿も今日からゲーム貴族でおじゃる(真のゲーム貴族は今頃なら任天箱を買っとるんじゃが)。新しいワインは新しい皮袋に入れろ。新ハードを手にしたからには、まずそれなりのゲームで遊ばねば。
 そこで今回、取り出したるは、紅いヒーローが3Dフィールドを所狭しと疾駆するポリゴンACT大作。戦闘スタイルはGUN&SWORD! 撃つ!撃つ!撃つ!、斬る!斬る!斬る! ハードに極めろ! 華麗に舞え! 噂のスタイリッシュACTの登場だっ。そうッ、その名はッ!


ライジングザン ザ・サムライガンマン /ウエップシステム /プレイステーション /アクション
 だって、プレステ2ってテクスチャ補完と高速ロードのためのマシンじゃん。
 「ライジングザン」/「デビルメイクライ」は剣と銃を駆使して戦う3DポリゴンACTである。2つの武器を絡めた豊富な連続・必殺攻撃の数々でセクシィ/スタイリッシュに敵を討つ。二段ジャンプや飛び蹴りなどのアクションもある。L1/R1ボタンを押すと敵に自動で狙いをつけるので、迷うことなく攻撃に専念できる。敵の厳しい攻撃は、LRボタン/R1+レバーで左右に回避。敵を攻撃して蓄積するゲージ(画面左上に表示)を消費する事で強力なパワーアップ、ハッスルタイム/デビルトリガーが発動し、攻撃力・移動スピードがアップしたり、剣が伸びたりする。フィールド内での視点切り替えに難があるが、群がる敵をバッタバッタとなぎ倒す駆け引きと快感に溢れたゲームと言えよう。♪侍/悪魔ガンマン、斬、ザザーン/ダンテ、ダーン
 ありゃ、なんのゲームの話だっけ?
 冗談はさておき、「ライジングザン」をやってから「デビルメイクライ」をやると、スタイリッシュ」とか「デビルトリガー」じゃなくて、「セクシィっぷり」とか「ハッスルタイム」なんて単語が思わず出てくるようになる。ボスにとどめを刺した時、自動的に脳内でテーマソングが流れて、「セイぃバイ!」と口走るようになったら、病状はもう末期段階だ。つーか、なんで「デビルメイクライ」には「トドメ・ファイナル」(究極神拳みたいなもんだ)が無ェんだよ!(←あるかッ) あと、「スカイガンナー」やる時も役に立ちますな。「漢イベント」で鍛えた全ボタン連打をもってすれば、墜落復帰ボタン連打は260発/10秒ぐらいまで余裕っす。
 西部大フロンティア時代を舞台に、黄金を求めて日本から渡米してきた変態武装集団「邪火龍」と、こいつらに対抗すべく日本から逆輸入した変態侍ガンマン「斬」(旧名、ジョニー)の、「風雲たけし城」(見た目も中身もこんなもんだ)での人知れぬ(恥ずかしくて見てられぬ)戦いを描いた確信犯バカゲー、というのが「ライジングザン」の全容だ。和洋折衷アイウォンチュー。仏恥斬りだぜ、キル・ユー・セイバイ!
 だがその実体は、やはり一人のヒーローの至極真っ当な活劇である。まぎれもなく、イーストミーツウエストの1つの形がある。たとえ前提が大いに間違っていても、一つの道を脇目も振らずに突き進む者の姿は、やがて感動を生む。初見時には失笑しか生まない斬の姿が、だんだんカッコよく見えてくるから不思議だ……。特に主題歌はマジでクセになるっすよ。♪俺はスーパーウルトラセクシィヒーロー
 あとは、こいつのどこらへんがセクシィなのか判れば言う事ないのだが。この場合の「セクシィ」に一番近い意味の日本語は「萌え萌え」のような気もするが……?

01/10/02  代


なんちゅーか、もうダメ

 ちょほほー、「ソニック・プリンセス」買えなかったよ〜。やっぱ予約しとけばよかった。世知辛いポリゴンゲームで疲弊したココロを癒そうと思ってたのに。
 ……と、思ったが、なんでぇ発売延びたのか。助かった。
 かくなる上は腹をくくって「スカイガンナー」に取り組むしか。んが、「『エースコンバット04』よかムズイ」つー声もあるんじゃよなー。

>幼年期の終わり
 先日、ふと疑問に思ったのだが、「仮面ライダーアギト」では、自分達が普段使っている普通のバイクが、変身した途端、仮面ライダー仕様の姿に変形するらしい。では、たまたまバイクに乗っている奴がアギトorギルスになったからよかったものの、これが自転車愛用者が仮面ライダーになったらどうなるのか?
 考察するに、やはり妙ちくりんな形態かつハイクォリティーな自転車になるのではないか。
 で、あればだ。アギトに変身して、ファミコンのパッドを握れば、ファミコンがにょきにょきと変形してゲームキューブばりの高性能ゲーム機に早変わりするし、VHDプレイヤーをセットすれば、アギト的に形を変えたプレイヤーでDVDが見られるようになったりする訳だ。素晴らしい。
 本物の津上翔一、すなわちツガミオリジナルの言うところの「人類はみなアギトになるべきだ」とはこういう事か。理想社会ですな、うむ。

>マスたき
 終わりが近いんだか近くないんだか、今後の展開がよく判らん最近の「ラブひな」であります。まぁ、判り易い、と言えば判り易いが。まるで優勝したレーサーがウイニングランを止めさせてもらえないみたいだ。
 で、毎度恒例、この先の予想。
 いろいろあったが、浦島景太郎はめでたく成瀬川と学生結婚。在学中に娘も生まれ、卒論で一度、Dマイナーを食らったものの、東大を卒業する。
 ところが、娘が5歳の時に二人は離婚。景太郎は自分を見つめ直すべく従軍、SASに所属し、イラン大使館人質救出作戦などに参加する。
「君はユニーク過ぎる。プロフェッサーにはなれないな。せいぜいマスターだ」
 除隊後はフリーの保険調査員として働きつつ、大学での勤め口を探す。
 その後、単行本にして18巻分に相当する諸々の出来事を経て、ドナウ河流域で遺跡を掘りつつ、成瀬川に復縁を迫る手紙を書いて、完。
 カンペキダ。グッ!

01/09/29  代


天使達の午後

 テックジャイアン付録CD上で連載していた縦スクロール格闘エロボSTG「アサルトアーマロイド エンジェリヲ」(以下、A3)が、今月めでたく最終回を迎えました。これで来月からテックジャイアン買わなくて済む……、あ、いや、こちらの話、ゲフンゲフン。
 「A3」は爆裂工房製作のSTGで、昨年の10月号から連載が開始され、今月11月号で完結。一章四話構成で全三章。章の間にインターミッションを挟み、全14回の長期連載である。結局、「エンジェリヲ」つーのは、主人公様(使用前使用後、一部と二部の間に一体、何が?)が最後に乗る機体の名前でござったよ。
 正直、買い続けるのを迷った時期もあるが(話、追っかけずに、スコアアタックだけやるなら全部いらんし)、第二部ラストあたりの盛り上がりを見るに、投げ出さなかったのは正解だったナリよ。
 ところで、本当に今回で完結なんでしょうか? なんつーか、「還らざる時の終わりに、彼らは一体何を見るのだろうか……」(バーイ、「PSU」)って感じー。
 ゲーム内容については前にも書いたので細かいことは避けるが、全編通して「クリアなら誰でも楽勝だが、ハイスコアを狙うとムズイ」をきっちり貫いたのはなかなか出来る事ではないと思う。「A3」は原則として「弾なんて撃つな。敵は全部、掴んでぶん投げるだよお」でないと点が入らないゲームである。中盤戦以降は敵の物量が増えて、下手な投げを打っていては追いつかなくなり、シビアにパターン解析と投げ反射角の計算が要求される。ボムの使いどころなどを含め、ノーミスでそれなりの高得点を叩き出そうとすると、なかなか敷居が高い。ついでに言うとエロCGの表示条件もスコアだ。
 が、ボンバーによる稼ぎ→コンティニューを繰り返せば、誰でも最終得点を上げられる。無論、自慢にならんし、スコアアタックモードでは出来ないが、ゲームをやる人間全員が高スコアを得る事だけを目的にしている訳ではない以上、当然の配慮である。だがしかし、「硬派」だの「ゲーム性」だのの美辞麗句で誤魔化して、この当然の配慮を行わないゲームがいかに多い事か。商業ベースで金を取る以上、作り手には客を想定する必要はあっても、客を選ぶ権利など無いのである(ただし、客の資格がない客は相手にする必要なし)。
 「A3」は、エロゲー雑誌上での毎月連載STGという条件下で、前菜・メインディッシュ・デザート(どのゲーム要素がどれにあたるかは人それぞれ)をきっちり揃えた手堅い作品である。本来なら立ち読みで済ませていた雑誌1年分の代金を考えると少し眩暈がする(笑)が、後悔はしていない。……していないが、もし「A3」だけで1本にまとまった完全版が7800円とかで発売されたらショックで寝込むかもしれない。

01/09/28  代


勝手にシネマ

 昨日、思うところあって、劇場版「仮面ライダーアギト PROJECT G4」/「百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吠える」を観に行って参りました。
 ふぅー、……混んでたぜ。劇場に入れずに上映1回分、待ったのなんて何年ぶりじゃろうて。つーか、券売りがなっとらんでなー、行列は一列で空いた所に順次、客を入れるとか、完売したらきちんとアナウンスを出すとか、どうして同人誌即売会並の事が出来んかね。
 さて、劇場版アギト、その中身でありますが、はっきし言って「詐欺」でざる。宣伝でやってた、「街の雑踏で向き合う謎の男と翔一(変身ポーズ)」の場面が無いではないか! このカットがあったから、G4ユニットと自衛隊のサイキッカー研究に本編の謎が、どう絡む話になるのか期待させられたわけで、アレがなければ、ただの番外編でござろうに。
 つー訳なので、筋書きは結構単純でストレートです。ただし、全編仮面ライダー大暴れという意味ではサービス満点なので、「金返せ」とは言いません。

 んで、幾つか見所など。

・死ぬぜェー、オレを見た奴は、みんな死んじまうぜェーッ
 のっけから、バカバカ人が死にます。男女子供お構いなし。「アギト」では久々のガキの被害者です(ガキがくたばるところは直接、出てこないが)。番組開始当初、「河原でピクニックの親子連れをアンノウンが惨殺」みたいな事を平気でやっていた頃のキレ味を彷彿とさせます。

・ギルス究極進化
 アギトのシャイニングフォームに隠れて目立ちませんが、ギルスもひっそりとパワーアップします。身体中から物騒な突起ブツがニョキニョキ生えます。進化後は触手プレイが炸裂です。ある意味で一番の見所と言えましょう。

・「ドラゴン紫龍は聖衣を脱いだ方が強い」の法則
「氷川君、G3−Xに頼ったままでは究極の小宇宙、セブンセンシズに目覚める事は出来ないわよ!」
 ……あー、やっちまったよ。

・マッド自衛官、深海一等陸尉(女)の見事な犯られっぷり
 群がるアンノウンに取り囲まれ、一斉にどろりと白濁した体液をぶっかけられて昇天。良い子は見てはいけません。(←まー、ウソは言ってねぇわな。そうでないなら喰われてるし)

・で、結局、何しに出てきたんだ、藤岡弘? 
 そりゃ、「どうしてこんなに血が騒ぐんだぁー!」とかほざいて1号ライダーに変身。ライダーキックだ、きりもみシュートだと大暴れしてG4もアンノウンも大虐殺なんて事にならなくてよかったが。
 しかし、もはや藤岡弘が本郷猛なのか、本郷猛がせが田三四郎なのか、せが田三四郎が藤岡弘なのか、さっぱりわかりませんな。

 多少、ボリューム不足の感があり、120分枠で製作されていたらとも思いますが、肩肘張らずに眺めて70分楽しめるので宜しいのではないかと。
 あとウルフルズはいらん。劇場版オリジナルのエンディング、つったら、「アギト音頭」しかねぇだろーが! ♪お〜れ〜は(←ルパン音頭は、もういい) 
 あー? ガオレン? あっちはいつも通りの牙吠タイム30分ナリよ。あえて言及するなら、やはりあの主題歌は山形ユキオにしか歌えん事がはっきりしたという事でありましょうか?

01/09/26  代


もっとしてして おねーさん

ブラスターマスター /サンソフト /プレイステーション /アクション
 姉さん、事件です! 謎の生命体であられるライトニングビーイング様が大襲来です。地球はどうなってしまうのでしょう?
 さて、先月末に「ブラスターマスター」の廉価再犯版が発売された。御値段1500円。発売日とその1週間ぐらい後に近場のゲーム屋に行った私は、そこで棚の上に1本も売れることなく残った在庫の山を見た。不憫な……。な、泣いてなんかないぞっ。これは心の汗だっ。
 「ブラスターマスター」(以下、「ブラスマ」)は昨年発売されたポリゴン3DACTで、一言で言えば「メタファイト2000」。ファミコンの名作「超惑星戦記メタファイト」の続編新作である。あるのだが、ストーリーに直接の関係はない。ただし、重複する単語が多く、海外オリジナル版のストーリー(「メタファイト」ではアレンジされていた。翻訳ミス疑惑もある)を踏襲している。
 奥様の名前はイブ。そして旦那様の名前はジェイソン。普通じゃない二人は、普通じゃない恋をし、普通じゃない結婚をしました。しかも、もう一つ違っていたのは、奥様は宇宙人だったのです。
 時に2001年。異生命体ライトニンビーイングの襲来を一人の英雄が彼の嫁(宇宙人)と嫁入り道具の万能戦車で人知れず撃退した(そうです、今現在、この地球上の何処かでジェイソンが戦っているのです)。そして18年の時が経ち、再び襲来する異生命体。だが、彼らはもういない。夫婦漫才の日々は長く続かず、夫婦揃って早死にだ。よって、遺産とともに負債も相続した彼らの子供達が肩代わりだッ! 形見の改造戦車で戦闘担当は長男ロディ。ナビゲーション&メカニックはその姉(セリフを聞くと義理みたいだが)エルフィ。あちら頭脳労働、こちら肉体労働。これで頂くものは……、たぶん姉が多い。
 「ブラスマ」は帰ってきたメタファイトであるからして無論、戦車に乗車状態と降車状態での戦闘がゲームの肝になる。通常は乗車状態でフィールド内をうろつき、屋内探索(と一部トラップ解除)の際に降車して移動する。全8面+ラスボス構成で、基本エリアである地上面に「洞窟」「水脈」「森林」「火山」エリアへのゲートがある。それぞれ2部構成ゆえに全8面。総プレイ時間は10時間超(最速で5時間くらいか)。アクションRPGだと思ってかかるのが吉でござるよ。
 ロディが乗り込む鉄の棺桶ソフィアJ7(そうだ、私の最後の領地だ。ここで生まれ、ここで死ぬ)には、それぞれ4つの移動パーツと特殊武装が存在し、所定のエリアをクリアする毎に増えていく。移動パーツは水中潜行、岩登り、高速走行、ホバー。ホバーさえあれば他のヤツはハッキリ言って要らないが、姉さんは最後までホバーパーツをくれない。姉さんのけち。特殊装備は強化主砲、ホーミング弾、放電装置、バリア。重要なのは後ろ2つ、特にサンダー。♪必殺パワー、サンダーブレーク、わぁるい奴らをぶちのめせ〜
 「ブラスマ」には欠点が3つある。破滅的にロード・セーブが遅い、画面が暗いつーか地味(せめて自機の弾がもちっと派手なら……)、視点に難あり、だ。このうち視点に関してが、なかなか困りもんで、自機をアップで捉える方が通常は迫力があるが、崖下の地形などを知りたい時、ジャンプの踏み切りポイントなどでは俯瞰視点でないと困る。が、状況に応じての任意切り替えは出来ない。他にも、斜め見下ろし視点で、8方向(実質4方向)にしか移動できないキャラに移動する床への連続ジャンプを要求される場面もある。当然、落ちると下はダメージ地形だ。
 が、これらを乗り越える、つーか慣れてしまえば、あとはめくるめくタンクバトルACTが楽しめる。小気味よく走り回り、跳び回るメタルアタッカー(厳密には「ソフィア」は「メタルアタッカー」ではないが)を駆って、縦横無尽にフィールド内を動き回る。操作に習熟すると俄然、自機を動かすのが面白くなる。メタルアタッカーは状況に応じて、様々なメカの感触を操縦者に与えてくれる。アップ視点で勾配地形を移動しながらの射撃戦では戦車戦の雰囲気が強く現れ、ロング視点で足を止めずにフィールドを走破する際にはラジコンのような小型メカを操る感覚が色濃い。足場から次の足場への連続ジャンプは、まるで人間キャラのACTのようだし、大ザコやボスなどとの高機動戦での緊張感は3Dロボゲーのそれだ。1つのゲームの中に多彩な表情を併せ持つ、純度の高い操作感覚が「ブラスマ」の魅力である。
 難易度的には、ほぼ中くらい。怖いのはダメージ地形だけだ(ハード除く)。マップとナビがあるだけで「メタファイト」で地獄を見た身としては、ありがたくて涙が出る。メタファイターはクリア後にメタルアタッカー・モードで再挑戦だ。
 これで、もうちっと景気よくパーツをくれればのぅ。言いたかないですけどね、姉さん。あなたが最初からホバーパーツをくれれば、こんな苦労は……。
 そういや終盤戦になると、お姉さんが敵にさらわれる。そのため、お母さん(うしろの百太郎状態)がナビゲーションを担当する事になる。が、このママさん、よりにもよって大ボスの首を取る直前、最後の最後で、
「撃つのです、ロディ! ソフィア最強の武器、アクセルブラスト!」
 どうして、この人たちは出し惜しみが好きかなー。

01/09/22  代


狼男アメリカン

餓狼伝説 /セガ /メガドライブ /アクション
 前回のアレを書くために、久しぶりに「餓狼伝説」(メガドラ版)を引っ張り出したのであるが、かぁ〜っ、やっぱ「餓狼」は「1」が最高だぜ。なんせ、この頃はまだ餓えていたからな。
 メガドラ版「餓狼」の登場は93年春。セガからの発売である。貞元義行による「上手いんだけど、なんか違う」パッケージ絵が印象的。本家ネオジオ版から2年半が経過、「2」発売後という事もあって、イロイロ妙な調整が施されており、対戦格闘としてのバランスは別物。最大の特徴は、必殺技コマンドの入力受け付け時間に制限が無い点。このため、レバー入力を行い、あとはボタンを押すと必殺技が出る状態を何時までも維持できる。ずーっとガードしながらボタン一発で必殺技を出すとか、技装填状態でプレッシャーをかけつつ前進、の如き(当時は)他になかった対戦が楽しめる(CPUとならば)。
 残念ながら、容量の都合ゆえ削られた要素も多い。特に、2対1でコンピューターをボコにする「餓えた狼は勝つためには手段を選ばないぜ」モードと、技解説の「播磨灘体操」が無くなったのは痛恨の極み。ビリー・カーンとかホア・ジャイは別にどうでもいい。
 あえて断言すると、「餓狼伝説」が対戦格闘になるのは「2」からで、「1」は幕間のデモを楽しむ、なんちゃって格闘ACTである。ゆえに、パーツが全部揃っているネオジオ版が望ましいが、移植版でも雰囲気は味わえる。メガドラ版には、一部キャラの勝ちセリフが入れ替わって表示される不具合があるので、組み合わせによっては大当たりになる事もあるし。
 なんと言っても、幕間のギース様大暴れのデモがたまらない。
「あの若僧、調子が良さそうだな。だが次の試合で終わりだぞ」
 最初は余裕の観戦。
「……っ! おい! 奴に関する資料を集めろ!」
 と思ったら、もう混乱。 
「テリー・ボ、ボガードだと! ボガードに息子がいたのか!」
 錯乱のあまり「ボボガード」などと口走る。あまつさえ、
「アンディ・ボ、ボガードだと! ボガードに2人も息子がいたのか!」
 兄弟子の家族ぐらい暗殺前に調べとけよ。
「むむむむっ。次は誰と戦うのだ!?」「絶対に負けは許さんぞ!」
 だいぶテンパッてます。
「んんんんんーっ、許さーん! 私の遊びの邪魔しおって!」
 ついに大爆発。オレ、この頃の余裕のないギース様が大好きだったんだけどなぁ。←好きだけど結婚はしたくない。
 また、ギース様だけでなく、三匹の餓狼どもも素晴らしい。
 キングオブファイターズを制して、表彰台で両脇に水着ギャルをはべられせて、
「やった! とうとうやったぞ! 俺は優勝したんだ。ながかった戦いもこれで終わったんだ!」
 終わってねェよ。
「若僧、ギース様のご命令だ。一緒に来てもらうぞ」
「なにぃ、ギースだとぉ」
 実は水着ギャルだと思っていたのはギースの秘書2人組であった。変装を解き、襲い掛かる黒服。
「うっ」
 ゲーム中唯一(除く背景)のメスキャラだと思った相手の正体が野郎だったショックが大きかったとは言え、あっさりと気絶。おぉー、強ぇぜ、ホッパー&リッパー。伝説の餓狼テリー・ボガードをこれほど完膚無きまでに叩きのめした人間がいたであろうか? いや、いない。
 で、ギースタワーに連行されて、ご対面。
「ギースっ! くそーっ、探したぜ!」
 ウソつけッ! ついさっきまでパーフェクトに忘れてたじゃねぇかっ!
 人間として何か間違ってるくらいに餓えていた「狼」たち、イカしてたぁーッ!
 あの頃は、あいつらもハングリー、そして俺達もハングリーだった……、たぶん。

01/09/20  代


電車でGO! 低速編

インタラクトプレイVR /Dreams /WIN98(18禁) /アクションかぁ?
 最近(ちょっと前?)、流行った「××系テキストサイト管理者へのn個の質問」の中に、次の質問を見た。
「Q.このゲームで勝負をすれば絶対負けねぇ!という自信のあるソフトがあれば教えてください」
 しばし、黙考。ゲームに手を染めて、ええかげん20年。それこそ数など数え切れないくらいゲームで遊んだが、はたして「コレなら誰にも負けない」と胸を張れるタイトルがあるだろうか? いや、別にホントにオレが世界最強でなくてもいいんだ。勘違いでも自信を持って、これなら勝てると言えるゲーム……。やっぱ、無ぇかぁー(普通はそうだわな)。……む、待てよ。そぉだ! アレがあった。そう、「インタラクトプレイ」ならばっ! 最終面でアイテムを入手し損ねても制限時間を半分以上残してクリアできる。実際には天井が低いので、ちょっとやりこめば誰でも出来るようになるが、普通はやらんからな。ハッハッー、コレなら勝てるっ。つーか、嬉しくねぇ。
 そんなこんなで、その続編「インタラクトプレイVR」もやってみたでございますよ。もちろん、ロハで。
 「インタラクトプレイVR」、それはDreams謹製電車内痴漢ACTの新作である。システム、キャラを一新し、行為以外に前作と関連性はない。前作は「だるまさんが転んだ」ハイブリットであったが、今回は制限時間以外に足枷要素がほとんど無く、ひたすら「ポリゴンの女体をマッサージ」するのがプレイ目的(もはや電車内である必然がない)。よって、ACT的難易度は急落(逆にADV面ではゲームオーバー直行選択肢がついた)。総じて、失敗はないが、余計な手間(クリックポイント切り替え)と時間がかかるようになった。あぁ、前作序盤戦の被害者快感ゲージの超高速上昇がお笑いポイントの1つだったのに。難易度への批判に率直に反省する姿勢や良し。しかし、なんで極端から極端に走るかなー。
 「VR」は前作に比して、痴漢面の後の強姦面が強化されており、クリックポイントの切り替えによって、複数体位をリアルタイムで選択できる。その異様に高速、直線的な動きでの体勢入れ替えは、さながらゴンポリ対戦格闘の連携サブミッションで本作の見所と言えよう。どうせなら、先行入力で複数パターンを一気に入力できるようにして欲しかったナリよワンダフル・メキシカン・コンボ。ウ〜っ、ワンダフルっ!
 とにもかくにも、女体ポリゴンモデルのレベルアップが見所の全てであり、その技術の研鑽には賞賛の念を惜しまない。コンシューマーのポリゴン人間とは別のベクトルで進化していくおねーちゃんズの造詣は(特にトータルのプロポーションと予想される様々なコストとの兼ね合いから)天晴れの一言に尽きる。
 でもなぁー……。
 なんで、今回はエロ朗読が無いんだよぉ? あの、やる気があるのか無いのかさっぱり判らんところが魅力の朗読なくして、なにが「インタラクトプレイ」かッ。
「んんんんんーっ、許さーん! 私の遊びの邪魔しおって!」(バーイ、ギース・ハワード)
 淫……もとい、因と果のみを極端に抽出し、過程を綺麗にすっとばした事から生まれる正鵠から外れた空気。それこそが「インタラクトプレイ」に思わず禁じえない失笑の原動力であり、エロ朗読はそれを最も色濃く象徴するものだったのに。
 「VR」では確かにポリゴンギャルのレベルは上がったが、バカ要素が薄くなってしまい、ACT系ゴンポリエロゲーに何より「バカ」を求める身として、少々がっかりでござるよ。ニンともカンとも。←いや、アタシの方が間違ってるのは百も承知だけどね。

01/09/18  代


 

 ダメだぁーッ!
 
 今週は何をどうやってもテンションが上がらねぇ。
 テロ、だしにして1回サボったり、クスリにまで手を出した(笑)のに。

 ごめんなさい。来週までにはなんとか。

 トハイエ、来週になったら原因が解決する訳ではないのであるが。慢性的なもんじゃからのぅ。

 それはさておき、今んとこ、世の人々は「エースコンバット4」に夢中と思われますが、邪教徒としてはむしろ「スカイガンナー」が気になります。んが、コレだけは言わせて欲しい。
 パラシュートで脱出した敵を機銃で撃タセテオクレヨ……。なぁ、グエン? 我ら、トンキン湾の人食い虎よ。
 あと、製品版ではコパンのExで街の時計台(以下、検閲)。

01/09/15  代


一回休み

 今回はちゃんと更新するつもりだったけど、さすがに今日はニュースが見たいので1回休みます。
しかし、夕方のニュースで各局テロネタ一色の中、(ニュース枠ではないとは言え)テレビ東京だけ世界が違うのは、この荒みきった情勢の中で心が和むナリよスクライド。
 まぁ、わしがこのニュース見て、「今ごろ、世のノストラダムス研究家のお歴々は今回の一件に上手く当てはまる予言詩を血眼で探してんだろーなー」とか「全く同じシチュエーションのミッションがあって、『エースコンバット4』が急遽、延期になったらオモロイのぅ」(はっはっー、みんな思ったみたいだよ、ママン)などと、ロクでもない事ばかり考えていたとは口が避けても言えんわ。ましてや、これをやりたくなったなどと。悪心回路はショート寸前。

01/09/13  代


クレスト オブ ウルフ

 という訳で例の如く、NARUKAMIさんから50000記念の画像をせしめました。いや〜、悪いね、要求したみたいで(笑)。




 で、来週復活予定の狼鬼センセイの御尊像でござる。♪ほねっこ、食〜べ〜て〜
 世のシロガネーゼな奥様方には申し訳ないが、ガオシルバーよか狼鬼だよなー、やっぱし。命あるところ邪悪の雄叫びあり。百獣合体より魔獣合体。牙吠教の困ったちゃんどもに人生の厳しさを教育してやってくれ。今度こそ「絶 天狼抜刀牙」希望。ウォーでがんす。

01/09/11  代


謝辞

 おかげさまで50000ヒットに到達することが出来ました。徒にカウンターの数を気にするのは、あまり良い事ではありませんが、今回は1つの伏目と考えております。よって、謹んでご挨拶申し上げ奉る。
 とにもかくにも、うちを閲覧してくださる方々に感謝。リンクしてくださっている方々にも感謝。サイトの立ち上げ以来、さまざまな方達と縁が出来ました。どれも自分には分不相応なありがたい出会いであり、ページを持っていなければ絶対に得られなかった幸運です。
 思えば、近年、誰かに何かに心から感謝した経験など数えるほどしかなかったような気がします。ですが、サイト開設以来、いろいろな方やものにお礼を言う機会ばかりです。本心からありがとうと言える対象が少なからず存在する、それは間違いなく幸福なことだと思います。
 うちは、原則として「ウソはつかないが、本当の事、都合が悪い事は言わない」ゲームレビューを行うサイトです。おおむね頭の悪い文章ばかりですが、真面目にバカを貫いてきたと自負しております。
 私はコンピューターゲームが好きです。ゲームと真面目に向き合う人も好きです。
 ゲームを遊ぶという事は消費行動であり、なんら生産性のある行為ではありません。その行為に利害、どちらが多いかと言えば、客観的に考える必要すらなく、害が多いと言い切れます。
 ですが、自らの行為の不毛さを理解してなお、真摯に意義を問い詰めていくならば、ゲームは暇潰しや現実逃避以上の価値を見せてくれると思います。私は、漠然と感じてきたこの感覚を具体的な理解にしたい。
 だから、この先もゲームで遊ぶし、ゲームについて考えていきたい。
 奇特な方はもう少しお付き合い頂けましたら幸いです。

 この道を行けばどうなるものか危ぶむ勿れ。危ぶめば道は無し、踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ、行けば判るさ。
――アントニオ……じゃなくて、一休

 ありがとうっ!

01/09/08  代


チュンリー2000

 それは、ある日の会話。

「ところで、『ナコルルのアレ』は買わんのですか?」
「さすがにナコルルってだけではなー」
「あーん? 俺は春麗単独のゲームがあったら買っちゃうよ」

 春麗単独のゲーム……、ポクポクポク(連想中)……、チーンっ! ……こんなんか?

チュンリー2000 /ヴァージン・インタラクティブ /プレイステーション /シューティング
 さて今回、紹介するのは97年発売の「チュンリー2000」である。
 西暦2000年、日米合同で管理されていたベガDNAが何者かによって強奪された。さらにこの事件と同時刻、東シナ海から日本へと渡海する春麗の姿がレーダーに補足される。
 遺伝子上の驚異とされるサイコッパーワーが、もし悪用された場合、人類に与える影響は計り知れないものとなる。
 はたして、ベガDNAを奪還する事が出来るのだろうか!?
 そして、人類の危機は救えるのか?(←取説ストーリー)
 「チュンリー2000」は自機後方視点の3DポリゴンSTGである。プレイヤーはベガDNA奪還の任務を受けた工作員。こいつを操作して、東京→ハワイ→香港を戦い抜く。面と面の間には実写ムービー(役者はコレに準拠)が挿入され、物語の謎が語られる。
 プレイヤーの武装は拳銃でショットボタン連射で発射。威力は劣るが、敵の撃つ通常弾を相殺可能。また、プレイヤーの横に随伴する形で春麗が後を尾けてくる。ショットボタン押しっぱなしで敵をロックオンすると、「キッコーッ、ケーンッ!」と亀甲……もとい気功拳を発射してくれる。最大8発までロック可能だ。
 さらに、春麗に強力な回転体当たり攻撃を行ってもらう事も出来る。「開脚倒立して、そのまま回転蹴りする必殺技よ。敵の意表をつけるかもね」とは取説の本人による必殺技コメント。アタックボタンを押しっぱなしにすると春麗が回転飛行を開始し、アタックゲージが上昇する。ボタンを離すと春麗が敵めがけて突進し、溜まったゲージの分だけスピニングバードキックを敢行。強力無比な必殺攻撃だが、使用後は春麗が目を回すので回復するまで再使用不可になる。
 迫力あるカメラワークが秀逸なSTGであり、アルカトラズ島での春麗と二ッ首ベガの大格闘は圧巻。
 あと、音楽はなぜかZUNTATAの手によるもので、その無国籍サウンドに評価が高い。特に香港面、飛び交うベガの大群とのドッグファイトを盛り上げる「The end of 1996 H.K.」は名曲だ。
 気になるエンディングだが、無論、
「ベガ細胞も取り返したし(注、奪還してない。破壊しただけ)、ふつうの『女の子』に戻ろーっと」
 たしか68年生まれのはずだから、2000年だと……。……辛ェなぁ。

01/09/06  代


ネオ・場繋ぎ

>でも腕の刺青はどっから出てきたの?
 例によって、NARUKAMIさんに今回の扉絵を描いてもらいました。「電忍2」の主人公(名称未定)とアレスタ斬鬼丸です。たぶん、本邦初。違っていても、そう数はあるまい。
 だ・が、
 すまん、NARUKAMIさん。電忍は全高10メートル強で、操縦席に座って操縦桿で動かすんじゃよ。だから、ああいう「機神兵団」「Gガン」操縦とちゃうのよ。
 やっぱ、雑誌のイラスト一枚だけで絵を描かせる事に無理があったか。ちなみに斬鬼丸が青いのは「Beepメガドライブ」を渡したからです。
(1ページぶち抜きで号泣して)「ゲームをやってない人間に絵を描かせようとした僕が間違っていたのだ」
 まー、別に斬鬼丸の大きさとか操縦法がどうなのかなんて、誰も知らないし、間違っていても困る人もおらんのではあるが。
 すんません。次はもう少しわかりやすいお題を出します。

>命の選択を
 今月末から、「仮面ライダーアギト」の劇場版が公開されるようです。劇場版では、警視庁のロボライダー「G3」の新型つーか封印機「G4」が出てくる御様子。
 この「G4」ユニットが黒いカラーリングで、いかにも悪党メカ。全身から「暴走するよ〜、しちゃうわよ〜」と困ったちゃんなオーラが全開です。だったら、こういう展開にならんもんかいなー。
 客の期待を一身に受けて、暴走開始、バイオレンスコップ120%で暴れまわるG4。アギト、ギルスを蹴散らして、G3−Xに迫る!
小沢「G4はアンノウンとして処理します。氷川君、殺りなさい」
氷川「中に人が入ってるじゃないですか。出来ません!」
小沢「あっ、そう」
 つかさず、小沢統括官、ダミープラグ……もとい、普段控えめにしているG3Xの人工知能のレベルを上げる。G3−X、氷川くんの言う事を聞かず、大暴走してG4を強襲。ぶっち、ぶっちに解体して荒川の土手は血の海だっ!

 ……などと思ってたら、話、ゼンゼン違うやん。ちぇー。←あたりまえだ

>伝説の坂って何よ?
 番組見てなかったんで、詳細はよく知らんのですが、「ときめきメモリアル3」のサブタイトルが、「約束のあの場所で」と「The Last Confession」のプレゼン対決の末、「約束のあの場所で」に決まったそうです。
 面白くねぇなー。
 どっちにしても捻りがねぇ。まぁ、没になった方は何か違う内容を想像しそうだが。
 コナミなんだから、そう、「ゴーファーの野望」とか「怒りのメガトンパンチ」とか「イーガー皇帝の逆襲」とか「からくり道中」とか「シナモン博士を救え!」とか「ザ・ハードコア」とか「血の輪廻」とか「タートルズ危機一髪」とか。
 拙者は「ザ・ハードコア」がいいのぅ。「HARD−CORE」じゃないよ、「HARD−CORPS」だよ。
バハムート大佐「一緒に帰って、エイリアン細胞に噂されると恥ずかしいし」
♪武・器とか機雷とか、最初に言い出したのは〜、誰なのかしら?
 駆け抜けて行く〜、わたしのメモリア〜ル  

 あー、別に「坂でガッツ」でいいのか。←それはコナミではない

01/09/04  代


彌涼暮月から女郎花月

歌月十夜 /TYPE−MOON /WIN95(同人) /アドベンチャー
 というわけで東の横綱です。皆さん御存知、月姫お祭りディスク「歌月十夜」でござーい。今回も光るぜ、匠の技が。四の五の言わんと、夏目漱石を2枚(以下略)。「窓の外には白い雲。ほんの少し眠っている間に、一度きりの暑い夏がもうそこまでやってきていた――」 アツイゼ アツイゼェー アツクテ シヌゼェーッ! 切れ味抜群、後味爽快。今回も「凄く面白くて、少し泣けて、ちょっと(?)H」ですわよ、奥さんっ。んじゃが、「超絶倫人」つーのは「『超絶』倫人」であって、「超『絶倫』人」じゃないと思ってたんだがにゃー。

 ……などと、いつものノリならやるところであるが(←もうやっとる)、時には襟を正して感想を述べたいゲームもある。払った対価以上のものを与えてくれたゲームなら尚更だ。いや、普段のやつがそれに値せんと言ってるんじゃないですよ、念の為(値せんのもあるがね……)。あと、今回もネタバレがあるので注意。
 まずは一応、書誌情報。「歌月十夜」は同人ビジュアルノベル「月姫」のファンディスクである。メインシナリオである「黄昏草月」を主軸とし、その進行状態に応じて、10本のショートシナリオ「夢十夜」が現れる仕組み。他にもCG、ムービーと多岐に渡って、御得な一本である。
 本編である「黄昏草月」は、時間循環型ADVの変種とも言えるつくりで、過去の記憶が曖昧なまま1日を繰り返しつつ、やがてその真相に迫るゲームである。今回のヒロインは夢魔のレン。この時点で話の骨子が見えてくるのだが、1日の流れのバリエーションや謎の絡め方と解し方に抜群の妙があり、ゲームとしても読み物としても納得のいく出来。複数分岐を通過して得た伏線が1つに集まって、ストーリーが劇的に進展する瞬間には震えが走る。
 加えて、漫画的な抽象さを併せ持つ作画が生み出す情感もなお健在。美麗な彩色によって、双方の美点が引き立っている。歪む夜の街を背に不敵に佇む殺人鬼。――今宵、影絵ノ街ニテ君ヲ待ツ。このテキストに、このイラスト。この鋭さが「月姫」だっ。←すいません、思いっきり主観。あまつさえ、本当は別の場面だったりする。
 本編、夢十夜(+1)を通して、今回の「歌月十夜」で感じるのは何より、「月姫」というゲームの持つ世界の奥深さ、屋台骨の頑丈さである。物語本来の大筋に沿うシナリオであれ、あさっての方向に暴走(無論、節度ある暴走だが)を始めてさえ、「月姫」は「月姫」でいられる。新しい要素を加えられるのは、原形に隙間があるのではなく、器が大きいからだ。
 そして、世界が強固で深奥な基幹を持つがゆえに表現できる次元がある。
 「歌月十夜」で描かれているのは、あたりまえの日常という名の夢のかたちである(夢であるゆえに、「あたりまえ」としては美し過ぎる日々ではあるが)。フィクションとしての破綻がなく、日常が描けるという事。それは世知辛い現実をトレースしただけでは決して出せない、物語の「リアル」だ。オレたちは「月姫」本編で、それを感じ、いつか目にする事を夢見たのではなかったか。

「これはきっと、君がずっと見たがっていた」
 本当に、どうということのない、
「大切な君の夢なんじゃないかな」

 レンの望んだ夢は、同時に我々が欲した夢でもある。だからこそ、心が震える。
 さらに、いま一つ。「月姫」の日常、あたりまえの日々があたりまえであるがゆえに幸せでいられる時間は決して長くは続かない。あるいはその予感を常に秘めている。だが、それを知ってなお、いや、知っているからこそ、居心地のいい現在だけではなく過酷な未来を見据えて、今日も明日もその先をも大切に歩こうとする者の姿がある。「来年の夏も」と笑える強さ。だからこそ、胸を打つ。
 それは今も、きっと、これからも。

 それじゃあ、また縁があったら。
 来年の夏も君と一緒に。

01/09/01  代


超天使スピン

エンジェレイズ /OHBA堂 /WIN95(同人) /シューティング
 コミケにおいて同人STGのあたりはなかなかに激戦区である。マイナージャンルのはずなのに通路がぎっしり埋まる程度に人が集まる。売ってる方も買いに来る方も、ある意味、ふるいに掛けられた末に残った連中だから始末が悪い。よく言えば「慧眼の士」だが、その執念はエロ同人スペースとはまた違った怨念じみたエナジー(笑)で満ち満ちていることよ。
 さて、今回のお題は、個人的には今夏の西の横綱(東は次回)、OHBA堂謹製の「エンジェレイズ」であります。初日に動いた目的の1つがコレ買うためです。3日目でも買えましたが、つーか、現在、同人ショップで買えます。さぁ、夏目漱石を2枚握って、アキバに走れっ!
 「エンジェレイズ」は横スクロールSTGで全6面構成。前後撃ち分けショットと近接打撃、ボンバーを武装とし、自機(キャラ)は3人。はい、全員ギャルです。ちなみに「エンジェレイズ」とは大ボス様の事のようです。つーか、ストーリー詳細プリーズっ。取説→ゲーム→エンディングではなんとなく察する程度。こういうトコがSTGらしいと言えば、そうじゃが。
 1号機ティルカ嬢はバランス型。オーソドックスな高速バルカンと自機全周をカバーする近接攻撃。総じて扱いやすいが、近接攻撃の火力に欠けるのとボンバーが使いにくい(自機周囲に雷が八角形を描く。全弾当たれば威力は高いが……)のが玉にキズ。おそらく何らかのメカに跨っているはずだが、一見すると両手両足スリッパに見える。
 2号機レイファ様は広範囲型。サバイバル能力という観点からなら最強機。頭部から発射される(ように見える)ワイドショットと前方集中高威力の近接攻撃、(ほぼ)全画面をカバーするボンバーと文句無し。あえていうなら。後方ショットの弾数・速に難あり(威力は高い)。背中の羽で自力飛行。中華まんが好物のようです。
 3号機フィリア先生は大火力型。メガネ。横方向の通常ショット、上下斜め方向の近接ショットと射界を犠牲に火力を取るタイプ。ただし近接攻撃の火力は尋常ではなく、ティルカで3分かかるボスなら1分で首を取れる。ホウキ、じゃなくて槍に横乗り。上下に謎の怪生物(?)を従える。メガネ。
 1号機がバランス、2号機が最強機で、3号機が大火力、つーあたりで、それがしは「ハイパーデュエル」を連想。慣れないうちは2面ボスが「2面のボス」の強さじゃないのも「ハイパーデュエル」っぽい。あと、3号機がメガネなのも。
 個々の自機はシルエット、性能ともに差別化が上手くなされており、個性的。敵のデザインも主人公のギャル連中と並んでも違和感無い程度に柔らかめ。ラスボス様もいい感じだ(「電忍アレスタ」とか「レイディアントシルバーガン」の最終面を彷彿とさせる)。ラスボス最々終形態の、実は初心者でもなんとか捌けるんだけど、凄く大暴れしているように見える御乱心モードがイカス。見たか、天使の必殺の技、怒りを込めて嵐を呼ぶぜ。
 いろいろ得点ボーナスの存在する「エンジェレイズ」だが、その肝になるのは、なんといっても「ジュエルジェネレート」である。敵機を倒すと得点宝石が出る。が、撃墜時の自機と敵機の距離に応じて、宝石の価値が変わる(近ければ近いほど高額)。一番、安いヤツが500点、最接近時なら6000点だ。畢竟、敵は近接攻撃で倒す事が基本となる。敵の懐に飛び込んで、強力攻撃で殲滅。後ろに現れた敵をショットを撃ち分けて迎撃。敵はテンポよく出現し、それを叩く自機の動きは縦横無尽。
 また、近接攻撃は画面に散らばった宝石を自機に吸い寄せる効果もある。一度、画面の外に消えた宝石まで吸い込む抜群の吸収力。これで多い日も安心だ。一気に接近して敵を破壊、結果を宝石の色で直感的に表示、しかるのちに回収。敵破壊から得点取得までの要素(アクションとリアクション)を増やし、プレイヤーが享受する感覚を倍化。しかし、実際に要する操作はむしろ簡略化。「初心者でもOK」「点稼ぎが楽しい」の謳い文句にウソはない。
 これでチェーンヒットまであるのだから、(敵)破壊と(宝石)創造の連鎖の快感はもはや麻薬的。萌え萌えなおねーちゃんズを操って、キミも宝石を集めまくれっ! ダイヤモンド、それは永遠の輝き。男は女を裏切るけれど、ダイヤは女を裏切らないのよ。

01/08/30  代


有明でガッツ

 すでに3週間近く経っていて、今更アレな話ではありますが(2週間ほど休眠してたし)、今年の夏コミの話をちょいと。
 コミケ、ちゅうもんは用件が多くなればなるほど楽しくなるもんでありますが、それは同時により多くの行動ポイントを要するもんであります。あたりまえ、ちゃあ、あたりまえの話ですが。今回はそれを骨身に染みて実感いたしました。遠足はウチに帰るまでが遠足なのです。
 そんなこんなで、今回の教訓。「事前に切符を入手して、りんかい線!」 えぇ、もう、ゆりかもめなんて乗る気がしませんとも。
 結局、初・3日目と出かけて、ちょいちょいと戦利品をゲットして参りましたが、入手任務失敗につき、泣きを見たものもありました。マジカルチェイス・マニアックスは惜しかったのぅ。
「コミケの神様はケチでしみったれなんだ。あれもこれもどれも全て差し出す奴にしか本物はくれねェよ」

 とりあえず今回は幸運にも手に入れられたブツのうち、ゲーム以外の物を幾つか紹介。ゲームはまた後日、日を改めて。

「空牙2000」「狼牙2001」(珍☆メイヨー狼牙団)
 架空のジャーナリストによるルポ書籍からの抜粋という形式で「ウルフファング」の世界を描く架空戦記資料。
 オペレーション・ヴェイパートレイルの翌年、2000年のラグナロックのオセアニアでの動きを追った「空牙2000」。その続刊で、装甲機兵完成から第二次ラグナロック戦役終結までを記した「狼牙2001」。「狼牙」世界における2000→01年の流れを総括する決定版的資料である。
 ゲームの展開を踏襲しつつ展開していく作戦に、違和感無く盛り込まれる著者独自の設定・解釈がマッチして生まれるディティールの深さに脱帽。「シドニー奪還作戦」「グングニル墜落」「世界最大の電脳戦」。 2001年のオセアニアを愛機とともに駆け抜けた戦闘の記憶が甦る! 「ウルフファング」に盛り上がった者なら読んで損はない資料である。
 2冊を1つにまとめ、加筆修正を加えた新装版を執筆予定との話もあり、ますます期待大である。

◎「宵明星」(少女標本)
 桐原小鳥さんと豪華ゲストによる「月姫」本。マンガありーの、4コマありーの、小説ありーの、と豪華幕ノ内仕立てであります。
 内容は、バチカンの火星人刑事(←問題発言)、(年齢)秘密の異端審問員シエル先輩の本です。カレーの真実、埋葬機関の五番と七番、二十七祖の七位、あと鼻メガネ。
 巻末のラスト4ページの演出に痺れたぜ。「月姫」ファン必読、シエル好きなら、なお必読。これなら次に人気投票があれば……。あれば……。いや、やめておこう。

◎「危険球退場!!」(海底音源8820)
 こちらこちらのユニットによるエロゲー音楽アレンジCD。前回の「一般保護違反」に続き、一本突き抜けたアレンジが魅力的です。全15トラックでアリスソフト中心。
 「一般保護違反」は「アトラク=ナクアで盆踊り」が凄かったですが、今回は「Persiomで暴れん坊将軍」とか「TMRで夜が来る」というとそのアレンジャーぶりがお判りいただけるかと。
 でも、やっぱしなんか「パロディウス」を思い出すんだよな、コレ聴くと。

01/08/27  代


ゴッドファーザー 愛のテーマ

 例の小学生誘拐事件の犯人が、同人誌を作ったりホームページを開いたりする「一般(逸般?)的」なエロゲーオタクだったことが、それなりの反響を呼んでいるようです。
 この際、事件そのものとか犯人について、あれこれ言うのは控えるとしても、今後、マスコミがどの程度まで我らの領域に踏み込んだ報道を行うのかは、ちょいと気になります。それはすなわち、「パンピーが萌えを分析できるか?」ちゅうことですからな。まぁ、この手の事件はどっちに転んでも、あんましオモロクナイ結果に終わるのが常ですが。

 ニュース見ながら、なんとなく以下のような連想が浮かびました。例のテーマのBGM付きで。

  1919 200X年、 ピューリタン フェミニストを中心とした信仰深い善男善女たちによる「 酒を飲む ゲームをやる奴は仕事が出来ん」とか「 穀物を酒 紙をマンガに使うのはもったいない」等の主張に後押しされ、「 アルコール分 女性キャラ率0.5パーセント以上の 飲料 二次元創作物の製造・販売・輸出入を禁止する」 ボルステッド 改正児ポ禁法、すなわち禁 酒 萌法が施行される。
 だが、長年の習慣を簡単に捨てられるはずもなく、 アル・カポネ ××××(好きな大手サークル名を入れよう)らによる 密造酒 同人誌・ゲームがはびこる事になる。 ニューヨーク アキハバラでは施行前よりも 酒場 同人ショップの数が増加し、営業で繩張り争いも生まれた。
 「夜の市長」とも名付けられた アル・カポネ ××××。彼は161ヶ所の 酒場を経営 即売会に参加し、警察も買収して暗黒街に君臨した。 酒 同人誌・ゲームの密造、密売などで、 1927 200X年のみで1億5000万 ドル ペリカも稼いだとも言われる。
 しかし、ついに捕えられ刑務所送りとなる。その罪状は「脱税」であった。

 話的には「ゴッドファーザー」よりも、「アンタッチャブル」か。

01/08/23  代


バイオレント・ジェネラル VS アルマゲドン

 おまっとさんでございました。だいたい10日ぶりのご無沙汰です。昨日、国から戻ってまいりました。
 ジリジリと焼けつくヒートアイランドから逃げ出して、涼しい東北でひたすら惰眠を貪り尽くしてきたのですが、それなりにラッキーな事も幾つかありました。その1つが、普段と異なる生活パターンで過ごしたため、午前中に放送していた「暴れん坊将軍」の再放送を観れたことです。別に「暴れん坊将軍」自体が観たかった訳ではありませんが、たまたま観た、その回が問題だったのです。その回とはアレです。

 「江戸に『隕石』が落ちてくる」回です。←作中では「ほうき星」と、ほざきやがりますが、心眼モードを全開にしても彗星には見えません。

 幕府天文方の調べにより、江戸に巨大隕石が接近、衝突コースをとっている事実が明らかになる。このままでは日本が大ピンチだ。かつてない危機を前に、徳川幕府将軍松平健は、佐渡金山の鉱夫による隕石を爆破する計画を立案する――、というのは真っ赤なウソですが。
 番組内で定期的に、台風情報の如く「現在、隕石は地球に向かって進行中です」の絵が入るのですが、この映像が実に素薔薇しく、30年くらい前の特撮番組を見ているようで心が和みます。例えるなら「ストレッチマン」がストレッチに勤しむ時にバックに飛んでいく隕石がよく似てますな。
 ストーリーは結局、隕石が落ちて、めでたしめでたしで終わるのですが、テレビを見ながら、「おーい! はに丸」最終回と同じ展開(巨大隕石の衝突による地球最期の日が迫る。はに丸は全人類を救うべく、愛馬ひんべぇに大気圏離脱ブースターを装着し、単身、隕石への特攻を敢行するのであった、いや、マジで)を期待していた身としてはがっくしであります。
 でなければ、やっぱし「スーパーソニックブラスト暴れん坊将軍」に変身した吉宗に「3発殴って、隕石を破壊」して欲しいものでござる。
「余のパンチを受けてみろ!」
 隕石破壊は最終面だったから、目標パンチ力(たしか)500トンで、失敗すると人類が滅亡するが、なんとかなるだろ。暴れん坊だし。

01/08/23  代


一時休業のお知らせ

 ふぅー、近年、昨日ほど充実し、かつ喜ばしい1日があったであろうか、いや無い。
 いやー、ダラダラとでもホームページ続けていて、ホントーによかったよ。もぉ、シンデモイイ。(←などと思ったのがイカンかったのか、数年ぶりに不整脈で死を覚悟したわ。コミケの環境は過酷だ……)

 さて、
 一身上の都合により、一週間ばかり、酷暑からも取水制限からもエスケープします。
 13〜21日の間、ネット環境から離れます。たぶん次の更新は22日です。
 でわ、みなさん盆開けにお会いしましょう。

01/08/11  代


妹狩

 思うところあって、「ザ ソウルテイカー」のビデオ第1巻を借りてみました。「ソウルテイカー」はちょっと前にWOWOWで放送していたアニメです。拙者は庶民なので見れませんでした。とくに情報も集めていません。本放送を見ていた人はご了承のほどを。
 細かいところを気にしないで観れば、オモロいアニメだと思います。禅を組むような境地で、心に波風が立ったら己の未熟を恥じる心持でござるな。
 んで、第1巻は2話収録。観た後の身内でのディスカッションの結果、予想される今後のストーリー展開は下記のようになりました。
 その前に1巻のあらすじ。主人公、伊達京介はしょっぱなから何者かに母親を殺される。が、京介も瀕死の母親にナイフで心臓を刺される。どう見ても、死んだ、絶対、死んだはずだが、墓の中から根性で蘇生、京介と心が引き合うとほざく謎の女、岬真夜に助けられる。その後、京介は謎の組織「ホスピタル」のミュータント医師ドクトル凶也に襲われるも、歯痛に悩む謎の男、壬生シローに助けられる。が、その間に真夜が謎の巨大企業、桐原グループによって誘拐される(「謎の」ばっかだが、じっさいそうだからしかたない)。真夜(注、年上)は京介の「妹」の分身、「フリッカー」であるらしい。京介は壬生と桐原の海上基地に殴り込むが、京介は返り討ちにあって三途の川一歩手前にワープ、壬生は乱入してきた凶也にボコられる。
壬生「あんた医者なんだろ? だったらオレの歯、治してくれよ。朝から痛くてしょうがねぇんだ」
凶也「悪いな、オレは外科医だ」
 絶体絶命のピンチで全人類のお約束が発動。京介は最強のミュータント、ソウルテイカーに変身し凶也の首を取る。でも、そのドサクサに岬さんは別の場所に連れて行かれてしまったよ、てへ。と、ここまでが第1話。
 第2話は真夜を追って、桐原グループが建造中のテーマパーク「映画村」に殴り込みをかけて、浪人や忍者や巨大武者ロボと戦う。でも、岬さんは既に人体実験の果てに17分割(笑)された後だったよー、コンチクショー! で、2巻に続く。
 以上のデータから推測される今後の展開はこうだ!
 「ソウルテイカー」は前・後編の二部構成で、全13章26話からなる。各章に1人、妹(フリッカー)が出てきて、その数、妹いっぱい12人!(最終章は展開が違う)
 前編(接触編)では、新しい妹が出てくる。で、桐原にさらわれる。無論、助けに行くが、必ずホスピタルのミュータント医(しかも、新しい奴)が乱入して来る。
壬生「あんた医者なんだろ? だったらオレの歯(以下、略)」
医者「悪いな、オレは内科医だ」(以降、産婦人科、泌尿器科、形成外科、肛門科、等々)
 後編(発動編)では妹を追っかけて、桐原グループの新テーマパークに殴り込み、その様式に合わせた敵と戦う。次はとりあえず、お化け屋敷だ。んで、結局、妹がバラされて、「こなくそーっ!」と次回に続く。
 最終章では、ホスピタル院長リチャード・ビンセントの専門が明らかになる。
壬生「あんた医者(以下、略)」
リチャード「いいだろう。私は歯科医だ」
 26話目にして、ついに虫歯が治った壬生は最終回、京介に衝撃の真実を告げる。
壬生「京介! オレはお前の妹だぁーっ!」
京介「ラぁイトニング・ブレイカー! ブレイカー ブレイカー
 んで、大爆発で、完!
 ホントにこういうオチだったら、DVD全巻買ってもいい。(←そんなバカな)

01/08/10  代


1000年前からの知り合いなんすよ

久遠の絆 /フォグ /プレイステーション /アドベンチャー
「わた…し…を……さがして、たかひさ。
 なんども…なんども…繰り返し……。
 つみのゆるされるその日まで……。
 こうして、貴方を愛して死んでいく私に
 ……逢いに…来て……」

 私の数少ない先輩である東先輩に原稿依頼を受けたものの、私生粋のギャルゲーマー。STGなどクリアしたことはないし、野球ゲームでは一度も勝ったことがないほど、反射神経には縁がない。
熊「あのー、ギャルゲーについてしか書けないんですが……」
東「良いんじゃない、それで」
 という訳で、第一号は「久遠の絆」です。無難なところで。

 天命を放棄して主人公との恋を選んだ天女。しかし、その想い半ばで天女は死に、罰として主人公ともども輪廻転生の渦に投げ込まれます。ちなみに主人公は、鬼族の隠し球だったりします。
 また周辺の人々も自ら望んで、あるいは意識せずに輪廻の中に身を投じていきます。平安・江戸・幕末……そして現代。転生していく彼らはどのようなドラマを紡ぐのでしょうか。というのが、おおざっぱなストーリーになります。
 基本的にはPCのノベルタイプのゲーム形式で進行します。分からない人は……いるのか? 「弟切草」とか「かまいたちの夜」とかを思い浮かべると話がわかりやすいと思います。出てくる選択枝を選んで話を進めていくわけですが、例外的に法術戦闘のみ、印を切るアクションが存在します。このアクションをクリアするために、熊王はプレステパッドで斜め入力の特訓をしました。また、平安編で襲い掛かってくる盗賊の順番を間違えるとクリアできないキャラがいるというバグがあります。メインヒロイン以外を狙う方は、要注意です。
 主人公の記憶の再現の仕方と、プレイヤーの情報取得のシンクロぶりが素晴らしいです。ちなみにやる前に説明書を読むと、シンクロ率がマイナスとなりますので、読んじゃ駄目です。
 冒頭のようなセリフを残して、ヒロインは死んでしまいます。この時の音楽と演出はかなり泣けます(DC版はロードが早くなったせいか、ここらへんの間の取り方がちと急になっています。PS版の方が泣けます)。こういうヒロイン死んでしまうパターンだと、「主人公、夜に向かって大泣きでエンド」てのがパターン(別に嫌いじゃないです)なんですが、なんたって転生しちまいますからね。「次は頑張るよ」で悲しい涙も明日への活力へ変わろうってもんです。ハッピーエンドを感じさせつつ悲しい話ってのは熊王大好きなので、多少粗が目立とうが戦闘で死のうが関係ナイッス。
 あとは噂のお色気シーンですか。やるドラのパンチラ騒動を憶えてらっしゃる方であれば悶絶級です。PCギャルゲーマーには日常の1コマにしか過ぎませんが。是非、PS2かDCに移植してほしいです。んで、DCに移植されました。追加シナリオには賛否両論ありますが、熊王はおおむね賛成派です。ただ一点を除いては。
 主人公を救出にくるヒロイン一行。最大の見せ場です。

熊「てめーら、地獄の底では裸だ! パンクルックなぞ、もってのほかだーーっ!!」

 画竜点睛を欠くとは、まさにこのことよのぅ。

01/08/09  熊王


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