帰ってきた暗黒式雑記群


夏休み怪奇シリーズ 本当にあった怖い話

 こんばんわ。
 今日はみなさんに数年ほど前に某所で有名になったある怪奇現象についてお話しましょう。
 身も凍りつくような恐怖が皆さんを待ち受けています。

 では、下の写真をご覧下さい。




相談者Aさん
「この写真は1年ほど前、私と職場の同僚、別の同僚の弟の3人で遊びに行った時、記念に撮影したものです。ですが、よく見ると私と同僚の弟の間に『パンツ一丁の大男の下半身のようなもの』が写っています。写真を撮影した時には私たちの後ろには誰もいなかったはずなのですが……。気になって夜も眠れません。写真の鑑定をよろしくお願いします」

心霊研究家 黒○みのる
「この写真からはとても強い霊の波動を感じます。あなたにはもう一人、プロレスラーのお友達がいますね? 彼が自分をのけ者にして遊びに行ったことを恨んで、生霊となってあなたたちの後ろに現れたのです。下半身が写っているのは、パンツに最も強い念がこめられていたからです。この写真はこちらで供養しておきます。あなたちは彼の無念の思いを鎮めるために、セガが新作『ベア・ナックル外伝 マックス危機一髪』を製作するように祈ってください」

01/08/06  代


ショウほど素敵な商売はない

AV誕生 /ハッカーインターナショナル /PCエンジン /育成シミュレーション
 PCエンジンの取説には「2週間に1回、電源を入れないとセーブデータが消えちゃうわよ〜」と書いてある。昔はそれを真に受けて、こまめにPCエンジンを起動していたが、べつに失って困るデータがない事に気がついた瞬間、定期的に電源を入れるのを止めてしまった。
 さて先日、1年ぶりぐらいでPCエンジンを使ったが、なんでぇ、データ、ちゃんと残ってるじゃねぇか。2週間はふかしにしても、思ったより保つもんである。で、残っているデータのリストを眺めて、しばし感慨にふけってしまったよ。今回は、そのうちの1つ、ハッカーインターナショナルの「AV誕生」のお話。
 ハッカーインターナショナルといえば、古くはファミコン、後期はPCエンジンと粋に暴れ回っていた無認可メーカー。曰く、「理不尽な規制に立ち向かうべく、『あえて』家庭用機でエロゲーを出す」と息巻いていたメーカー。そのミスターバイオレンスぶりは下手な中堅どころよりも多くのタイトルを発売し、知名度でもコレを上回る事からも明らかである。まぁ、最終的な暴れん坊ぶりではラビットソフト研究所に食われてしまったが。
 んで、「AV誕生」は95年の発売。媒体はスーパーCDロムロム。中身は見たまんま、AV女優育成SLGである。R指定扱いで露出度はサターン18禁程度。ぶっちゃけた話、乳首までだ(末期のPCエンジンでは、もはや珍しくなかったが)。ささやかな幸せといえよう。おてての皺と皺を合わせて、しあわせ〜。ちなみに御値段は9800円だ。おてての節と節を合わせて、ふしあわせ〜。南〜無〜。
 あなたは、AV界のプロダクションの監督兼マネージャー。そんなあなたに、ある日重大な社命が下った。
「容姿、色気、演技、全てを兼ね備えた究極のAV女優を、何としても我が社から誕生(デビュー)させろ!」
 期間は一年。その間あなたは女の子の面倒を見なければならないのだ。折しもそんな時、プロダクションの門をたたいた三人の女の子がいた。
 ――と、取説には書いてある。
 出てくるギャルは「誕生」だから3人。年増・中間・ガキの黄金配置である。こいつらのパラメーターを1年かけてちょいちょい弄くり倒すことになる。つーか、マジで育成しかやらん。好感度の如きパラメーターが無いので、序盤戦でぬいぐるみだのオルゴールだのを「食らえーっ、食らえーっ」と投げつけて、ご機嫌を取る必要が無い。目標はあくまでデビューさせることだけなので、中間で余計なイベントを狙う必要も無い。ふっ、プロは商品には手を付けんもんなんや……。
 能力値は容姿・色気・演技のみ(他に状態を表すパラメーターが体力・熱意・評価)。スケジュールは1ヶ月単位で決定。よって、サクサク進み、すぐ終わる。素晴らしい。問題の育成内容は「読書・本を読んで演技を学ぶ」「エアロビ・容姿を上げる」「エステ・やる気を上げる」「舞台・演技、体力を上げる」「デート・適当な相手とデートして女を磨きます(←原文のまま)」「裏方・現場をサポートして評価を上げる」「ホステス・プロの女性から学びます(何を?)」「休養」の8種。どう見ても、会社の思惑通りのAV女優は育成できそうにないと思うが……? あ、「舞台」つーのは普通の演劇の舞台です。
 その月のスケジュールを消化すると月末に、パラメーターに応じてイベント(一枚絵が表示、セリフがなんか一言)が起こる。これがまた、「コンパニオンのバイトをやりました」とか「バカンスに行きました」とか、のどかなヤツが多い。オレは一体、何をしているのだろうか? ゲーム途中で健康状態が悪化しまくって、「このままじゃ死ぬ」と逐電されないかぎりは、1年後には無事にデビューしてエンディング(能力値に応じて出演作品が決定。その一枚絵)になる。で、「お世話になりました〜」と淡白にお別れ。最後までビジネスライクなお付き合い。オトナの世界だ。
 たいしてシステマチックな練り込みがある訳ではないので育成SLGとして、どうのこうのっちゅうゲームではない。適当にパラメーターを調整して、「ほれ、今回はこんなん出ましたけどー」と気楽に楽しむのが吉である。1時間かからんしな。実際、そういう風に遊ぶと存外、楽しめる。ゲームの仕様や画面回り、プレイ展開などのチープさが、これはこれで手堅いバランスでまとまっているからだ。「寿司の旨さはネタとシャリのバランスで決まる。まずいシャリに大トロを乗っけるくらいなら、冷凍マグロを乗っけた方が旨い」と山岡士郎も言っている。
 ギャル絵自体のレベルは高い。立ち絵、イベント絵、デフォルメキャラなどは標準以上と言っても良かろう。とりあえず、川崎鈴音萌え〜。親の借金のための転落人生。将来の夢は「自分の会社を作る」。泣けるぜ。
 あと、このゲームにはCGモードをフルオープンにする裏技がある。もしもの時のために一応、メモっておこう。(←ネットをメモ帳代わりに使うなちゅー話もあるが)
 セーブデータがない状態で、
 タイトル画面で、ラン→上→右→下→左→セレクト→2→1
 ついでに言うと、イベント時のセリフはCDプレイヤーで聞けるので、もはや殆どゲームやる必要がなかったりする。

01/08/04  代


ラスト バタリオン

 おそらく、この3日間でネット上には同様のネタが多数アップされている事であろう。でも、やる。

「諸君、私はギャルゲーが好きだ」
「諸君、私はギャルゲーが好きだ」
「諸君、私はギャルゲーが大好きだ」
「幼馴染が好きだ。眼鏡っ娘が好きだ。妹が好きだ。ロボ娘が好きだ。巫女さんが好きだ。メイドさんが好きだ。猫耳が好きだ。電波が好きだ。パツキンが好きだ」(あと、おねえさんとアイドルと病人と看護婦と関西弁と格闘家と同級生と後輩と先生と吸血鬼と人妻と……以下略)
「教室で屋上で保健室で公園で喫茶店で病院で洋館で神社で海で温泉で田舎町で、この地上で行われるありとあらゆる美少女活動(二次元。ポリゴンは一応、許す)が大好きだ」
「心(身体含む)を通じ合わせたヒロインに殺されるのが好きだ。相手が泣きながら主人公に止めを刺した時など心がおどる」
「3年をかけた能力値・好感度調整が難攻不落のヒロインを撃破するのが好きだ。伝説の樹の下から出てきた女郎のシルエットを確認した時など胸がすくような気持ちだった」
「(元)彼女と(新)彼女が主人公を巡って鞘当するのが好きだ。恐慌状態のアイドルがお互いに何度も何度も平手を張り合う様など感動すら覚える」
「うさぎの耳をつけたサイキッカーが腹を切る様などはもうたまらない。結局、最後の魔物とファイナルフュージョンして生き返るのも最高だ」
「十二股の末に捨てられた哀れな11人の敗残兵達が健気にも恨み言を言いに上京してきたのを、玄関先で木っ端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える」
「力押しの不条理ファンタジーに無茶苦茶にされるのが好きだ。必死で口説き落としたヒロインを残して永遠の世界に飛ばされていく様は、とてもとても悲しいものだ」
「登場キャラの物量に押し潰されてゲームを投げ出すのが好きだ。選択肢に追い回されて害虫の様に攻略サイトを這い回るのは屈辱の極みだ」
「諸君、私はギャルゲーを、極楽のようなギャルゲーを望んでいる。諸君、私に付き従う大隊戦友諸君。君達は一体、何を望んでいる? 更なるギャルゲーを望むか? 身も蓋もない夢の様なギャルゲーを望むか? 現実逃避の限りを尽くし、三千世界の鴉を殺し、主(当然、ギャルだ)と朝寝をする様なギャルゲーを望むか?」

「美少女(メートヒェン)! 美少女(メートヒェン)! 美少女(メートヒェン)!」

「よろしい。ならばギャルゲーだ」
「我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ。だが、この暗い闇の底で10年もの間、堪え続けて来た我々にただのゲームではもはや足りない!」
「エロゲーを! 一心不乱の大エロゲーを!」
「我らは僅かに十数万。FFユーザーの10%に満たぬマイノリティーに過ぎない。だが諸君は一月にゲームを10本買うような大馬鹿者だと私は信仰している。ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人のゲーム人口となる」
「我らを忘却の彼方へと追いやりパンピー相手の商売をしているメーカーを叩き起こそう。髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ思い出させよう。連中に二次元の醍醐味を思い出させてやる。連中に我々の購買の執念を思い出させてやる。アキバと日本橋のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事がある事を思い出させてやる」
「一千人の架空の美少女で」
「世界を萌やし尽くしてやる」

 つーか「ヘルシング」つーより、もはや「妄想戦士ヤマモト」

01/08/02  代


大政界

 29日は参院選挙の投票日でした。みなさんは投票に行かれたでしょうか?(うちを見に来て下さる方は、たいてい選挙権持ちだと思いますが) 私の周りは、堂々と「タイガーマスク」と書いたり(←有効票)、イロイロ考えて保守党にいれたのにちっとも票が伸びなくてガッカリ、など律儀に投票に行ったようです。あたしは行きませんでしたが。
 だってねぇー、べつに入れたいところがある訳でなし。無効票を投じて、選管に嫌がらせするのにも飽きたし。それでも次善を選ぶのが民主主義なら、この場合、棄権が最も次善ではなかろうか。もはや、義理でもなければ投票には行く気がしません。(←余談ですが、うちのアパートの大家は市会議員です。だから市会議員選には毎回行ってます。選挙期間中に家賃を払いに行くと缶ビールや即席ラーメンをくれます。これは選管にチクるべきでしょうか?)
 べつに普通選挙じゃなくていいや。制限選挙でOKだ(そのかわりハードルは低くする)。今の日本で、まっとうに暮らしている人間なら、どんな低所得者でも年間10万円程度の税金は払っているわけだからして、その年の選挙権を放棄すれば(←申告制)、年3万円程度の減税義務を免れる制度なんて、どうよ? おらぁ、よろこんで選挙権を手放すね。
 さもなくば、「一票を投じる」だけじゃなくて、マイナス票も入れられるようにしてくれ(裁判官みたいに)。それなら欠かさず投票に行く。投票! ダンガイバーストォッ! 弾劾、完了!(後ろで大爆発)
 結果の方は、おおむね予想通り、自民党が圧勝し、ネオ自民も正統自民も新生自民もボロボロのようですジーク、ジミン。日曜には速報特番をイロイロ眺めていましたが、前回の衆院選の時のように、「ポリゴンの党首ロボが目や口から怪光線を撃ち合うムービーで結果をリポート(たしかコナミ製作)」する局がなくて、がっくし。ライオンと宇宙人がボテ繰り合ったうえ、ライオンが宇宙人を食うCGムービーを期待していたのに。
 しかし、あれですな。参院選にも勝ったことだし、小泉総理には是非、終戦記念日に堂々と靖国神社に参拝に行ってもらいたいですな。で、朝、官邸を出たところで暗殺される。首相、最期に一言。
「騒ぐな、男子の本懐である。小泉死すとも改革は死なず。自民公国に栄光あれーッ」
 マジでコレがあの御仁にとって一番幸せなシナリオだと思うが。

01/08/01  代


滅殺回路2

 MKWさんのトコロの掲示板から情報を得て、「genocide circuit2」(sexual violet wonder3)をダウンロードのち、さっそくプレーイ。んで……、
 速えェッ! いくらなんでも、動きが速すぎるッ。ぜんぜんついていけません。青銅聖闘士が黄金聖闘士を相手にしたみたいだ。サイトの日記を読むと、対応策があるみたいなので試してみる。gc2.cfgに一行、bench=0 と追加、っと(もしものためにメモっておこう)。おぉ、多少、ましになった。よしっ、コレならいける!
 ……勘違いでした。オレにはやっぱり速すぎる。
「速いっ!」
「違うな、お前が遅いのだ」
 よよよよよ(泣)。
 さて、スコアアタック縦STG(エロ有り)「滅殺回路」でありますが、「2」はシステムを一新しての公開になったようです。
 「画面固定、スコアによって背景画像が変化」から「複数面構成、敵機破壊数で背景画像変化」に。サブショット4種・残弾制から、メインショット3種・ボンバー装備に。プレイ毎に残機が増えるイージーモード(ただしハイスコア登録なし)も追加され、凡人でもそれなりに先に進めるようになっています。とりあえず、大量の残機があればボンバーで押せる分、前作のように「敵配置とショット形態、残弾数とを計算して、刃の上を渡るようにパターンを詰める」ような事をしなくとも、CGが半分ぐらい拝めます。そんだけじゃ、どうしようもない領域もすぐに現れますが。邪道だしな。
 上手く敵の早回しが出来た時としくじった時で、ボスまでに出てくる敵の数が全然違うあたり、極めるにはかなり高度な戦略が必要になりそうです。あー、あたしはCG2段階目で満足です。出来ないことには手を出さんのです。人間、分相応が一番です。ささやかでも幸せは幸せ……、ちくしょう、悔しくなんてないやいっ!
 また、前作は「スコアが上がる→背景がエロくなる」でしたが、今回は「背景が変わる→価値が高い得点アイテムが出るようになる」になり、目的の順番が逆になっています。悟っていない身としては、まず凡俗の欲求を満たしてから真理を得たいので、たいへんありがたい仕様であります。飛ばせっ、リビドー!
 見ている分には、各ボスキャラの多彩な攻撃や弾速、軌道に痺れるのですが、拙者如きでは全くと言っていいほど捌けません。「こんなん、どうすれワインダーっ!」って感じですか。
 達人のリプレイデータとかがあれば是非、観賞したいものですねぇ。アッチの意味でも、コッチの意味でも眼福、間違いなしだし。

01/07/28  代


Take me higher!

 先日、深夜にテレビで放送していたウルトラマンティガの劇場版「THE FINAL ODYSSEY」をボケーっと観た。実は昔、ビデオ借りてきた事があって、その時は「つまんねぇーッ、金返せ、ドちくしょう!」と憤りを感じたもんだが、今回は結構おもろかった。もっとも、「マンコス」を見た後だったから、たいていのものは笑って許せるが。
 思うに、前回はちょっと期待しすぎてたみたいだ。「ティガ」といえば、「七面倒くさい理屈はさておき、とにかくウルトラマンってのはなぁ、『光』なんだよ!」と大見得を切って、「人間は誰でも光になれる」でラストを締めた番組。その完結編を「実は昔、ティガは闇の巨人として悪の限りを尽くした極悪人だったんじゃよー」という衝撃の事実で描く。きっと、「3000万年前に何があったのか?」を絡めつつ、かつての仲間である闇の巨人どもをボコにしていって、失った光の力(テレビ最終回で変身不能になっている)を取り戻していく話に違いない。GUTS隊々長のご先祖様の秘密もあるようだし、TPC (地球平和連合) 過激派による「防衛兵器としてのウルトラマン」構想も出てくるらしい。むっ、これはちょっと気になるぞ。ビデオが新作扱いじゃなくなった頃なら借りてみるのも悪くない(←この程度の期待ではあったが)。
 ところが、蓋を開けて見るとその実態は、「ひたすらいちゃつく結婚式直前のバカップルと、昔の彼氏に復縁を迫って毒電波を送る元彼女」。特撮・殺陣の見所はCMで流れていた場面のみ(ウルトラマンの映画はたいてい、そうだが)。元ダチ公のワルトラマンどもはあっさりやられるし、ティガの元彼女、カミーラに至っては今際の際に「私も光になりたかった」。てめぇーっ、ラスボス様ともあろう者が、そんな根性なしでどうするーッ!
 と、まぁ、けっこうダメージが大きかったわけだが、今回は「こういうもん」と割り切って観ているので、意外と楽しめた(個人的には、ウルトラマンの事をあさってに放ったらかして、至極まっとうなジュヴナイルSFを作ってしまった「ガイア」の劇場版の方が好きだが)。「結婚もすることだし、昔の悪い仲間や女とはこの際、縁を切っておこう」と若かりし日の暴走の後始末をするウルトラマン。新鮮だ。
 特にダイゴの結婚を妨害するカミーラ先生の毒電波がイイ感じだ。「結婚式の参列者が全員、カミーラになる夢を見させる」、「ダイゴに婚約者であるレナの前で、ボソッと自分の名前を呼ばせる」(無論、この後、「カミーラって誰っ? まさか源氏名とかじゃないでしょうね!?」になる)、「ティガに変身して幼女をブチ殺す幻覚を見させる」(ティガの黒光りするビッグボディにおびえた幼女に正拳突き! しかも、叩き潰した後になお捻る!)等々。これらが積もりに積もって、「ダイゴとレナが婚約解消→ティガとカミーラがよりを戻して、完!」でも、いっこうにかまわないくらいだ。
 ラストをテレビオープニングで締めるセンスもいい。こういうシチュエーションだと「Take me higher」は良い歌じゃのぅ。少なくとも、他の平成ウルトラマンの主題歌では、こうはいくまい。
 特撮面も、まぁいいや。伝統芸能だし。ただ、ティガブラスト形態(色が戻りきらなくて、顔だけ黒い)はいただけん。中間形態でも、もちっと何とかしようがあるだろうに。なにも、あんな日焼けサロンで外見だけ焼いたような形にしなくても。ブラストとかダークじゃねぇ、ありゃ、「カフェオレ・ティガ」だ。
 しかし、こんだけバカバカ形態を変えると、名前の由来(「ティガ」はマレーシアだか、サンスクリットだかで聖数3を意味するらしい)が何処かに飛んでしまうような気がする。そういや、「ティガ・グリッター」と「レイディアントシルバーガン」の「ウルトラマンXIGA」はどっちが早かったんだっけ?

01/07/26  代


空の境界

EOS Edge Of Skyhigh /マイクロネット /プレイステーション /シューティング
 この場合の「Edge」は「刃」の方が正しいんじゃろうが……。そもそも、アレは「から」だし
 さて、今回のお題は、いろんな意味で不屈のメーカー、マイクロネットの「EOS」であります。「EOS」は「イオス」と読みます。「アインハンダー」や「闘神伝」にも似たような奴がいますが、気のせいです。発売は97年夏。
 まず断言しよう。2001年現在、このゲームの適正価格は700円だ。どう贔屓目に見ても1500円以上出してはいけない(デジタル情報が劣化しないなんてウソだ。ソフトウェアの価値は加速度的に落ちる。骨董の価値が憑く奴もあるけど)。ちょっとイヤーンなロボゲーでお雛様をつくったら、左大臣に「新戦記ヴァンゲイル」、右大臣に、この「EOS」を置きたい。
 ゲーム内容はフルポリゴンの奥スクロールSTG。面の間にミッション説明デモを挟んで、全6面(?)。自機は戦闘機←→ロボに変形可能で、連射バルカンとロックオンレーザーの黄金装備。ロボ形態時には溜め撃ちが可能になる。「多重ロックオンで大量得点、スピード感溢れる爽快シューティング登場!」とパッケージではのたもうておられる。
 では、その実体であるが、
 ゲーム起動、まずはオープニングムービーだ。いきなり、かっこいいんだか、かっこ悪いんだか、よくわからんが、とにかく居た堪れなくなって思わず目を背けてしまうような敵ロボのご登場だ。形が似ている訳ではないのに「先行者」を思い出したよ、あたしゃ。
 続けて、面頭のデモ。主人公どもは流しの傭兵だが、顔(と服)がシンプル過ぎて、どう見ても学生にしか見えない。こいつらと軍司令の会話で話が進むが、内容は概ね、「アレスタ、聞こえるか。柴田勝家じゃ。頼むぞ、なんとしても敵を突破してくれ」(バーイ、「電忍アレスタ」)レベルである。突っ込むところしかないので、逆に突っ込めないパターンだ。
 そして、肝心のゲームスタート。うむ、ココのゲームやったのはメガCD以来だったが、相変わらずプレイヤーに優しくなくてけっこう!(←「難易度が高い」という事ではない) 自機が前方視界を塞ぐ奥スクロールの宿命を全く考慮に入れず、こっちがロックのために敵とZ軸を合わせたところに容赦なくばら撒かれる弾の嵐。自機の機動は妙ちくりんに重く、あまつさえプレステのバカパッドは回転運動に障害を抱えている。耐久力のあるザコに集中ロックが掛けられないのは問題だと思うが……。
 6面をクリアしてエンディング。む、黒幕がやけに聞き取りにくい音声でボソボソなんか喋っておるな。ちなみにこの時、絵はないが、スタッフロールのキャスト紹介ではこいつらの顔イラストも出る。よもや続編なんて大それたことを考えていた訳ではあるまいな? では、なんかの条件でさらに最終面が出るのか?
 結局、だいたい予想していた通りの内容だったので、とくに腹はたたんかった。ココのゲームって、良くも悪くもデコボコがないから、印象が平滑的になる。もっと極端なら叩かれつつも愛されたと思うが。
 「EOS」にも美点はある。複数ロックオンの大量殲滅や、自機切り返しによる回避には爽快感がある。別に「EOS」独自の要素ではなく、このシステムを採用したゲームなら必ず持つ魅力ではあるが。
 ならば、いっそのこと、その美点を追求して欲しかった。この際、わらわらとザコが出なくてもいい。下手に「森林地帯」や「敵工場」などで面にバリエーションを出さなくてもいい。高空、高機動での高速戦闘。敵、味方の弾の軌跡と回避行動のキレで魅せるゲーム。
  
 ――鋼の刃を携えた、空の剣客
 
 名実ともに、この謳い文句通りのSTGだったならどんなに良かったか。そして、その可能性は充分、あったと思う。

01/07/24  代


断罪のシェルブリット

 ちょいとゆえあって、イリュージョンの「レクイエムハーツ」を途中までやりました。
 ゴンポリエロ3DガンSTGであるところの「レクイエムハーツ」でありますが、あいかわらずわざとやってるとしか思えないツッコミどころ満載で我々のハートを篤く(誤変換じゃないよ)してくれます。
 ゲームは3Dフィールド内をトラップを外したり謎を解きつつ移動、所定のポイントまで到達するとガンSTGモードに切り替わります。フルマウスオペレーションです。左クリックで前進/射撃、右クリックで後退/リロードです。……パッド使わせてくれよ、頼むから。マウス、ぶっ壊す覚悟で望みましょう。実際、これ以来、なんかマウスの調子が悪い(正確には前からの不調が悪化)。
 操作性と視点切り替えに問題がある通常面から、STGモードになるとBGMが切り替わります。戦闘のテーマは女性コーラスの宗教歌風味。なんか「ノワール」のガンSTGが欲しくなったのは私だけではありますまい。STGモードでは主観視点になり、それまで進んできたフィールド内を(勝手に)行きつ戻りつ、わらわら出てくる敵を撃ち殺していきます。敵は、「ちょっと待て。てめーら、何処から出てきた!?」と言わずにはいられないくらいワラワラと「発生」します。「完全に無人だった部屋」だろうが、さっき通ったばかりの柱の影だろうが、全く容赦というものがありません。一体、何処にどうやって隠れていたのか、実に気になります。ちなみに、敵には麻薬シンジケートだのスペツナズだのイロイロいますが、犬の方がはるかに強いのは業界の御約束と言えましょう。
 過酷なACT面を乗り越えると御褒美が待っています。フルポリゴンのムービーに合わせて、またしてもエロ小説朗読です。期待を裏切りません。とっ捕まったおねーさんが、「あっ」ちゅー間に陥落します。早っ。
 ゲームの舞台は2197年の北海道です。そのわりにはローテクです。とてもドラえもんが発売されて半世紀以上経った年代とは思えません。2面頭のデモではスーパーカー消しゴムと見紛うばかりの赤いカウンタックがご登場です。この謎の車で颯爽と登場した主人公(の1人)のオネエサマは、敵組織に監禁陵辱中の同僚のビデオを観賞して興奮し、男といちゃつきます。こいつら、人間の屑です(後でこいつも「あっさり」捕まるが)。
 ゲーム開始から4時間強、どう見ても大雪山には見えない大雪山で崖から転落し、ゲームオーバーになったところで力尽きて中断。今回はここぐらいで勘弁してやることにしました。
 聞いた話ではこの後、せっかくだから赤い扉に入って、進化する銃「レクイエムハーツ」を手に入れるらしいのですが……。

01/07/21  代


ワンワンパニック

 先日、朝兼昼飯を食うべく近所のファミレスに行ったところ、駐輪場に推定1メートル50センチの猛犬が鎮座ましましているのと遭遇。おとなしく座っているのだが(猛犬ちゃうやん)、よく見れば、何処にも繋がれていない。はて、飼い犬か、ノラか? いずれにせよ、人間に対して余計なアクションを起こさないあたり、よく躾られている犬のようだ(暑いので動く気力がないのかもしれんが)。
 その後、店内で飯を食っていると、件の犬が窓に沿って店の周囲を巡回し始めた。犬の目にも中に食い物があるのがわかるらしい。拙者、窓際に座っていたので、大型動物が動く様を見ながらの食事で、ちょっとした動物園気分である。がくがく動物ランド。「札幌の『生犬好きBOY』はまだ捕まっていないのか?」とか「『クジョー』のラストはどうなるんだったか?」とか「ムーンブルグの王女は犬になっている間、どうやって街中で生活していたのか?」など、犬に関するさまざまな思索がわいてくる。
 どうやら客の中に飼い主がいる訳ではないようで、ウェイトレスのお姉さんがなんとか追い払おうと水をかけたりし始めた。あー、ウェイトレスさんや、このくそ暑い時にそんな事をしても、むしろ喜ぶだけだと思うが。
 このお犬様、基本的に人間様には無駄な干渉をしてこないようだが、どこぞのバカが下手に犬にちょっかいを出して反撃を受けた場合でも店の責任問題であるからして、従業員の方たちも困ってしまってワンワンワワン。しかも、こんだけの大型犬となると、ただのノラとも思えず、強制排除もし難い状況。ついに警察のご登場と相成った。コレが警察の仕事かどうかは知らんが、イヌがイヌの相手をするんだから問題ないのか?(問題発言)
 ファミレスに乗りつけたパトカーと、犬を挟んで向かい合う警官&ファミレス従業員。警官、無線で何処かに連絡を取っている模様。思わず、この光景を写真に収めて、「このレストランでは犬の肉を使っているッ!」などと噂を流したくなる。
 そうこうしているとパトカーは犬を放置して、あっさり退散。ありゃ、帰っちゃうの? 入れ替わりに1台のワゴン車がファミレスへ。ままま、まさかアレは保健所の囚人、もとい囚犬護送車? このままガス室送りにされてしまうのか? ぬぅ、もし、彼奴が逃げた飼い犬だとしたら哀れじゃのう。ちょいと、一夏のアバンチュールを楽しみたくて、外に出た結果、犬生を終えることになろうとは。警察に見つかる前に、牛乳配達の少年にでも拾ってもらえれば良かったのに(いずれにせよ、末路は悲惨じゃが)。
 ところが、そこへ先ほどのパトカーが再び登場。飼い主とおぼしき何処かの奥さんを連れて来た。んで、結局、めでたしめでたし。警察も撤収し、お犬様も飼い主を引きずって帰宅した。
 その後ろ姿を遠めに眺めて、「たしか山文京伝のエロマンガに、飼い犬に襲われる人妻の話があったなー」などと思った、或る夏の1コマである。

 この一連の騒動の最中、正真正銘のノラ犬がファミレスの近辺を巡回していたようだが、見なかった事にしよう。

01/07/19  代


ただ今、冷却中

 「電子遊戯鬼畜道」(天野譲二 著/マイクロデザイン 発行)を読了……。
 ……言っていい? 言っちゃうよ? この際、言うぜ!

 おもしろくねぇ。

 ネタが悪いわけじゃない。「個々のゲームの仕様に則った上での鬼畜プレイ」はおもしろいと思う。が、口で喋ったり、実際にゲームでやればおもろいが、文章にするとイマイチという典型的なパターンのネタだ(書き方にもよると思うが)。ボケもツッコミも演出も無く、事例だけを羅列されてもなー。
 買うんじゃなかったよ。ちきしょう、ゲーム系だからといって、一般書籍にまでビニールを掛けやがって。立ち読みなら楽しく読めたんだ。読み物を期待する人は買っちゃイケません。つーか、企画意図を正しく理解してから金を出すなら問題なし。帯には一応、「TVゲーム悪魔の攻略辞典!?」とあおりがあるが……。
 同じマイクロデザイン系でも、本命だった「同人ゲームマニアックス」は買えなかったしよぉ。ちょほほ……。

 ゴメンナサイ。
 夏バテ気味につき、
 今はコレが精一杯。

01/07/17  代


ファントム オブ ギャラクティカ

レディファントム /日本テレネット /PCエンジン /シミュレーション
 拙者的には「ファントム」と言えば、「インフェルノ」(パラダイス)ではなく「レディファントム」である(よって、以下、ファントム)。なぜって、邪教(以下略)。まぁ、レディファントム愛好者は少なくないようだが。
 「ファントム」は91年11月に日本テレネット(レーザーソフト)が発売したSLGである。戦術SLGとしては、スーパーCDロムロム初のゲームになる。全10面構成で各面の幕間にはビジュアルデモが入る。メインキャラは5人、全員ギャルだ。こいつらの乗る(それぞれのカラーリングに対応した)ロボを操作し、各面制圧を狙う。ドキッ、女だらけの特殊部隊。少数精鋭ユニットによる多数殲滅。おぉ、「サクラ大戦」のようだ。広井王子の立っている場所は、レーザーソフトが5年前に通過した場所だッ。他にも、広範囲ヘックスを殲滅する必殺技や、緑ロボが後方支援機、黒(ホントは紫だが)がスナイパー、黄色が潜在能力最強機でパイロットがガキ、など奇妙に一致する符号あり。これがシンクロニシティというものでしょうか?
 気になるストーリーだが、
 一応の和平を見たハズのソローン惑星連合とヴァド帝国の大規模恒星間戦争であるが、その実は両陣営ともに未だヤル気満々であった。ソローン陣営は新兵器「ファントム・メディア」の実戦テストを中立地帯ガルドーバ宙域で画策、ファントム・メディア5機からなる小隊を送り込む。特殊実験部隊「レディファントム」。ソレはひみつの戦隊なの♪
 ファントム・メディアとは、パイロットの幽体を機動兵器に移し変えることで、過酷な条件下での作戦行動を可能にする新兵器である。有人機と無人機の利点を両立させ、たとえ豪快に撃墜されてもパイロットが何食わぬ顔で次の話に登場できる素晴らしい兵器だ。幽体なんてもんが、ホントーにあればだが(たぶん、あるんだろう。大ボスは大宇宙のブラザーだし。ちなみにラストでは、掻き集めた幽霊の群れを取り憑かせて大ボス様を呪い殺す)。面子が全員、女郎なのは女の方が霊力が高いからだ(サクラ大戦理論)。こっちの絵で、中央下から時計回りにスコードリーダー、スナイパー、アタッカー、スコードサポーター、アタッカーその2。
 かつては、一部で「もうやめてくれネット」とまで酷評された日本テレネット系のゲームであるが、「ファントム」は好意的な評価を受けている方である。絵、音ともにビジュアル面では文句無し。特に効果音には評価が高い。デモや戦闘でのアニメーションはPCエンジンでも高レベルの部類に入る。シナリオには多少、脳内補完の必要があるが。
 SLG部分は、射界、照準線、遮蔽、半遮蔽、最大射程と有効射程、ユニットの向きによる防御力の差などの要素を取り入れた「まっとうなつくりのSLG」だ(コンシューマー初という話もあるが、?)。ただし、操作は繁雑ではなく、プレイヤーに要求するのは彼我の距離・位置把握と「移動のち攻撃」「攻撃のち移動」「移動のみ」「攻撃のみ」「待機」の5つのコマンドだけである。諸要素を盛り込んだ上で、シンプルにまとめあげたシステムはもっと評価されていい。実際、SLGをほとんど、つーか全くやらない拙者がクリアできるんだから初心者向けとして申し分ないであろう。
 だが……、
 「ファントム」には「まっとうなギャルSLG」の他に、もう一つの顔がある。コレがあるゆえに非難GoGo、しかし、コレがないとゲームが成り立たない困ったちゃんな側面である。それは「超絶バクチゲー」である事だ。
 「ファントム」独自要素に「フリーシークエンス」(非ターン制)と「誘爆」がある。
 「フリーシークエンス」は「行動力の高い者ほど行動する『機会』が与えられる」システムで、「行動力順に行動」ではないところがミソだ。つまり、運が良い時は2回連続で動いたりするが、動けない時はさっぱり動けない。足が速い奴が下手に突出した行動を取ると、運が悪いと孤立したままタコ殴りにされる。
 「誘爆」は超絶クリティカルだ。場合によっては、通常20回ぐらい殴る必要がある戦艦を一発で沈めたりする。が、問題は味方も誘爆しやがることだ。耐久力満タンの状態で正面(最も防御力が高い)から豆鉄砲くらって、それでも一撃で即死した瞬間には、もはやリセットを押す気力もない。
 もとより、5対それ以上、数で負けている上に耐久力に差はない。個々の性能差以上(もし、誘爆がなければ戦術でどうこうなるレベルではない)のインチキがなければ勝てんのじゃ。そのインチキでここまでギャンブラー伝説を要求されると泣けてくる。とは言え、戦闘アニメーションで、ぐぐぐっと過剰に溜めが入ったモーションからズビャアッと敵をなます斬りにする一瞬が「ファントム」の醍醐味な訳で。
 ようするに、敵だけ誘爆すりゃ良かったんじゃよ、敵だけっ!

01/07/14  代


翼ひらくとき

超光速グランドール /バンダイビジュアル /プレイステーション /アクション
 ギャルゲーだよ、おっかさん。「超光速」と言っても、「グランドール」だよ、「ガルビオン」じゃないよ。
 「超光速グランドール」はバンダイビジュアルが97年7月に出したACTだ。アニメ版や漫画版もあるが、未見なので差異はよく判らん。必然性があろうがなかろうが、可憐(一部、例外あり)なギャルを操作して、STGだ、ACTだと組んずほぐれつする、「夢幻戦士ヴァリス」以来の清く正しいギャルゲーである。日本テレネットには声を大にして宣言してもらいたい。「今、貴様らが立っている場所は、我々が15年前に通過した場所だッ」
 さて、「超光速グランドール」、そのストーリーであるが……
「ねェ、奥さん、お聞きになった? 天樹サンところのひかるちゃん、実は宇宙人なんですってよ!」
「まだ若いのにタイヘンねェ」
「なんでも、倒産したグランナースとかって星から逃げてきたらしいわよ」
「あら、それじゃ難民? 入管とかは大丈夫なのかしら?」
「最近、街中で暴れてるヘンな宇宙人、あれもひかるちゃんを狙ってるんですって」
「いやだわぁ。早くなんとかして欲しいわねェ。洗濯物も乾かないし」 
 ごく平凡(とは言い難いが)な女子校生、天樹ひかるの正体は宇宙人であるっ。ついでに言えば、グランナース王家の王女であるっ。星が滅亡した時、赤ん坊だった彼女はグランナース王家の家宝「王家の鎧」(ピンクのテッカマンブレード)と共に地球に逃げ延びたのだ。だが、グランナースを滅ぼした悪の軍団フリードシャルフ一味の魔の手が、しつこくも地球に迫る。戦え、ひかる! 王家の鎧を身にまとって、侵略者どもを返り討ちだ! グランチェンジ! 宇宙人だかなんだか知らねぇが、オレたちゃ迷惑だ! どこか余所でやれ、余所で!
 プレイヤーは主人公、天樹ひかる(ちなみにこの女、眼鏡っ娘であるが、鎧装着後は視力が回復するらしくメガネを外す。言語道断と言えよう。エセ眼鏡っ娘、反対っ!)を操作して、えらくシビアなマップを戦い抜く。全6面構成。面をクリアする毎にアーマーの形態が増えていき、その特殊性能を使い分けて面を攻略していく。ぶっちゃけた話、女ロックマン(ロックウーマン?)である。
 アーマーは全5種類。初期形態でワイヤーアクション可能のグランドール(白・ピンク)、壁に張り付くグランアグレス(蟹)、障害物を破壊するグランアーム(紫)、2段ジャンプと半無敵ダッシュのグランマッハ(緑)、最終形態で飛行可能なウイングゼロカスタム、もといグランマスター(白・金)。こっちの絵で左下から時計回りでアーム、マッハ、ドール、マスター、蟹。
 各形態の性能は高く、アクションもそれなりに豊富。「反射角を調節して弾を撃ち、敵を掃討しながら自由落下、狙ったポイントでバーニアを吹かして二段ジャンプ、空中姿勢制御を行って着地」とか「ダメージ障害物を二段ジャンプで飛び越え、空中でグランチェンジ、そのまま壁に張り付く」などのアクションが出来る。つーか、出来ないと死ぬ。アーマーの性能から逆算する形でトラップが組んであるので、正解を見つけた上に正確に実行できないと先に進めない。難易度は割かし高め。「ロックマン」なら「X4」ぐらいか(つまり中の上ってことだ)。
 1つ1つ行く手を阻む壁を乗り越えて先に進むゲームで、パッとしないゲーム画面(暗い。オブジェクトが単調)とあいまって、アスレチック系ACTではあるが高速突破の爽快感はない。プレステのバカパッドのせいでストレスもたまる(特に、ラスボス第3形態)。ゲーム時間はけっこう長いし、その上、シナリオが寒い。
 だが、時々、むしょうに遊びたくなるのは何故だろう? やはり難関をテクニックで乗り越えるのは面白いし、まともな正解攻略法が用意されているから理不尽な難しさでもない。厳しいACT・STGをキャラへの愛で乗り越えてこそ、真のギャルゲーマニアと言うべきでしょうか?(まぁ、この場合の愛は「駄目な子ほど可愛い」だが)
 主題歌の「そっと誓う瞬間」は良い歌だと思いますよ、えぇ。

01/07/12  代


君はコスモを感じたコトがあるかっ? ←コスモ違い

>コスモウォーリアー零
 ふぅーっ、見ちまったぜ……、「コスモウォーリアー零」アニメ版。ありゃ、ダ(以下検閲)。
 しかし、ゲームの発売から約1年。よもや、ポッっと出の使い捨て主人公にしか見えなかった零センセイが再び、日の目を浴びようとは御釈迦様でも判るめぇ。もっとも、深夜も深夜、ド真夜中の放送で「日の目を浴びた」と言えるかどうかは意見が分かれそうじゃが。
 さて今回のアニメ版だが、これがゲーム版とは話が違うみたいだ。零とハーロック一味は今の所、赤の他人である(ゲーム版は、昔のダチとタイマン勝負を繰り返した果てに、「オレも今日から宇宙海賊になるぜーっ!」と地球を出奔する話である)。あぁーっ、「ハーロックの元マブダチでコスモドラグーンを持つ最後の男」である事だけに存在意義があった男なのに……。ゲームでは友達も、頼れる部下もいないので結果的に一人で何でもやる奴だったが、今回、それなりに部下がついたので能力値が分散、ダメダメくんになってしまった。つーか、てめぇ、いくら女房と子供が死んだからって、カミさんクリソツの副長に鼻の下、伸ばしてんじゃねぇ!
 零が乗る船は、あいかわらず「火龍」(ゲームでは「ファイアードラゴン」と呼んでいたが、アニメでは「かりゅう」と呼んでいる。細部のデザインが違うが、はっきし言ってゲーム版の方がかっこいい)。曰く、「地球に唯一つ残された男の艦だ! 魂の艦だ!」 そのわりには性能は「未完成」のアルカディア号と互角である。しかも、ヤッタランが働いていなかったところから察するにハーロック陣営には脅威とみなしてもらえなかったようだ。まぁ、ゲーム版では一人で動かしてたしー。そういう意味でも、クルーが揃ってるアニメ版では言い訳が出来んぞ、零よ。あまつさえ、相手はまだデスシャドウ使ってるんだし。ちなみに火龍の必殺兵器は水平二連交流波動砲「セントエルモ砲」だが、この船の艦首には4門砲塔がある。謎の船だ。
 今のトコロ、アニメのオープニング(いや、コレがもう、素薔薇しい出来なのよ)には、エメラルダス以外のゲームのメスキャラがいない。なんとなく出てこないような気配、濃厚。副長とシルヴィアーナは「同じ顔」だしな。しかし、ゲームでシュールな笑いを提供してくれた宇宙くのいち、ヘルマティアがいないのは寂しい話でありますなー。

>ウルトラマンコスモス
 コスモ仲間つーことで、新ウルトラマンの話。
 全国推定一万人のゾイドファンの恨みを一身に集めて始まった期待の新作「ウルトラマンコスモス」(以下、マンコス)を暇だったので、ちょいと見てみた。……やっぱ、名前が間違ってるわ、この番組。今はどうだか知らんが、円谷のサイトのマンコスのページではタイトルが「コ」の字の後で改行される暴挙があったが……。
 マンコスのテーマは「怪獣保護」だそうな。ちゅーても、「一方的に怪獣をタコ殴りにして苦情が来ると困る」という、実に志の低いところから出てきたテーマなので、薄っぺらい事この上なし。ジブリのアニメとかもそうだが、どうして、この手のテーマで作られたフィクションを見ると、「自然が勝つか、人間が勝つかだ! オレは地球に厳しく生きてやるッ」と反エコロジカルな衝動が湧き上がってくるのだろうか? どうせなら、ウルトラセブンの「勝ったぞ! 海も我々、人間のものだっ!」みたいに考えさせられる話、作ればいいのに。
 第1話は、主人公と知り合いの怪獣が毒電波に侵されて暴走したのをウルトラマンに変身して止める話。毒電波を中和するべく、サラサラサラ〜っと患部に撃った光線で、ポワポワポワ〜っと正気に戻る怪獣。うわー、盛り上がらねェ。なんと、消化不良な戦闘よ。改心系戦闘終結なら偉大な先達がいくらでもいるだろうに。ほれ、
「ムーン、ヒーリング〜、エスカレーショーン!」
「リフレーッシュ!」
 どうせ、青いウルトラマンは「ルナ」って名前なんだろ。

01/07/10  代


「GEAR戦士・電童」と子供向けアニメ

 先月末に「GEAR戦士・電童」が終わった。物凄く面白い話ではなかったが、毎週楽しんで見ていたので、終わった記念に一筆書くことにする。
 昨年の秋から始まったロボットアニメだったが、事前情報も特に持たず、とりあえず見てみた。最初に思った事は二つ。
 まず、主役メカのデザインのダメっぷり。特に顔がダメ。さらにオプションのデータウェポンを付けるとさらにダメになるんだな、これが。玩具主導でデザインしたんだろうが、バンダイはこれで売れると思っていたんだろうか。
 もう一つはスタッフの大半がサイバーフォーミュラ(後期ビデオシリーズ)のメンツである事(キャストも結構かぶる)。ビデオシリーズも終わったんで、手の空いたスタッフに仕事が回ってきたという事なんだろう。最初にOP見たときは絵柄や動かし方が同じなんでなんか笑ってしまった。あと、電童が必殺技(ファイナルアタック)使うときの演出は、まんまアスラーダのブーストポット使うときの演出だったんでこれまた笑えた(特に効果音)。
 とりあえず、バンダイが玩具売るために「30分のCM」としてアニメを作らせたようだが、やはりもう少し玩具のデザインは考えるべきだと思う。それでも、さすがはサンライズの中堅どころが作っただけあって、「カッコ悪いメカでも動かし方でカッコ良く見せる」日本アニメの真骨頂を発揮していた。特に電童の発進シーンは一見の価値はある。

 さて、話の内容はオーソドックスで、成り行きで電童のパイロットになってしまった二人の少年、出雲銀河と草薙北斗が機械帝国ガルファの侵略から人類を守るというもの。
 電童のパイロットになったことで二人は様々な苦難に会うが、それを乗り越えて成長していく。また、電童の所属する地球防衛組織GEARもきっちり二人をバックアップ。毎回、GEARとガルファの戦いがハイテンションに展開される。そして、ガルファとの戦いの行方を決めるデータウェポンに関る謎。
 正攻法で「子供にもわかるが、大人にも面白い」をきっちり実現していた。

 もっともこの話、微妙な所でイロモノだ。特にヒロインとライバルが。
 GEAR副指令のべガさんは実は北斗のお母さんなんだが、間違いなくこの人がこの話のヒロインだ。今まで色々ロポットアニメはあったが、主人公のお母さんがヒロインっていうのは初めてだ。
 で、さらに伝統にしたがって「仮面を被ったライバル」アルテア君はヒロインのお兄さん(つまり北斗の伯父さん)なんだが、このお兄様がまあ、妹萌な御仁で、中盤戦でのダメお兄ちゃんぶりは一見の価値ありだ。
 主人公二人の成長を中心として、色々な人間ドラマがあったんだが、この兄妹の話の印象が強すぎて他はあまり記憶に残ってないのが困った所。
 あと、最終的にガルファを倒して、人類を救うんだが、そこら辺でゲーム版と同様に「機械に頼りすぎは良くない」と言ったテーマを匂わせるのかと思ったが、そういった事にはまったくふれず、「諦めたらそれで終わりだ」「最後まで希望を捨てるな」というのがキーワードだった。
 元々OPで「♪どんな時もなくせない〜 希望は僕らの最後のGEARさ」と歌っていたし、序盤のころにソレらしい事は言っていたので、「今考えた」と言うわけではないのだろうが、多少唐突な印象があった。

 この話、正しい子供向けアニメとして作られたものだが、はたして今これを喜ぶ正しい子供はどれくらいいるのかという気もする。3クールもやったんでそれなりに人気はあったと思うのだが(玩具の売れ行きが良かったって事はあるまい)、どういう層が見てたかは解らない。ただ、子供に媚びるのとは違う方向で、子供向け作品を作った姿勢は個人的に評価したい。

00/07/05  東


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