帰ってきた暗黒式雑記群


暑いよ、溶けちゃうよ〜

 バーイ、「アキハバラ電脳組」(のハズだが……)。
 山に囲まれた東北の盆地から関東に出て来て、はや幾年。公務員の給料に寒冷地手当てが付く土地で生まれ育った身には、いまだにこちらの暑さはコタエマス(「けっ、関東の暑さ如きでピーピー言ってんじゃねぇよ」という、更に南国の方はとりあえず置いといて)。
 しかも、困った事に、こっち(関東)で暮らしているうちに、「暑さに強くなる」なんてことはゼンゼンないのですが、確実に「寒さに弱く」なりました。
 高校の時分なんか、夏だろうが冬だろうが、学ランだけ着込んで、暑くも寒くもなかったのにのぅ。人間、生まれ育った土地に骨を埋めるのが一番ですね。

 それはそれとして、フリーウェアのゲームを求めて、さ迷っているうちにココから「マッスルファイト」に辿り着きました。アスキーの「2D対戦格闘ツクール」で製作された「キン肉マン」の対戦格闘です。
 なんと言っても、使用可能超人の多さに目をひかれます。が、その中に気になる名前がっ!

 レオパルドン

 ……私の記憶が確かならば、キン肉星王位争奪戦において、事実上、マンモスマン1人に壊滅させられたビッグボディチームの2番手。
「次鋒、レオパルドン、行きます!」
「ノーズフェンシング!」
「グェー!」
 の、2コマでやられた、これ以上ないくらいパーフェクトな「出た、死んだ」キャラ。
 こんなんで、どうやって対戦格闘が出来るのか妙に気になりますね。

 さて、諸事情あって、今週末まで雑記の更新を休ませて頂きます。つー訳だから、後は任せた、東よ。

01/07/03  代


劇場版「エスカフローネ」を見て

 NARUKAMI氏がDVDを買ったので見せてもらった。
 氏に言わせると、かなりダメな出来という事なので、あまり期待はせず「OVA版のダンバインよりマシなら良しとする」ぐらいな気分で見たんだが……。
 これはどうも評価が難しい。

 そもそも、これはどんな人に向けて作られたのか。
 テレビ版を見た人間から見ると、かなり別物と言って良いつくりになっている。
 テレビ版にあった要素の内、ファンタジー(異世界モノ)の要素だけが取り出され、エセSFな部分や、ロボアクションの部分はざっくり削られている。
 キャラクターは(意識してだろうが)絵柄が変えてあるので、むしろ声で判別しなきゃならんぐらいだった(若干一名、声さえ違うのもいたが)。

 ではテレビ版を見たことのない人向けかというと、そうとも言えない。
 例えば、ラストで主人公達が「幻の月が……」てな会話をする。テレビ版を見た人は地球(こちらの世界)のことを言っているのはすぐわかるが、この映画の中では「幻の月=地球」である事を説明された記憶がない。
 ここいらを筆頭として、テレビ版を知らないと話が通じない部分が多い。

 結局、この映画はテレビ版のパロディーとか二次創作として捉え、テレビ版の設定(キャラや世界観)を知っている人間が、テレビ版とは違うものという前提で見て、むしろその違いを楽しむための代物なのだろう。
 幸いにして、私は(意識してではないが)そういうスタンスで見たので、この映画、結構面白かった。
 ただ、この話、テレビ版を知っている人間から見てもなお、解りにくい。
 しかも、その解りにくい部分は主人公の思いと、敵の目的という話の根幹部分だから、それが解らないとまったく話が解らないし面白くない。
 一応、私は理解できたと思うので、解釈を書いておく。

――主人公、神崎ひとみは無気力で厭世的な女子高生。元気付けようとしてくれた友人のゆかりをひどい言葉で傷つけてしまった時、「消えちゃえよ」と強く思う。その声無き声を聞いた、魔道師フォルケンは彼女を異世界ガイアに召喚する。

 まず、この序盤部分で引っかかった人が結構多いようだ。テレビ版では陸上部員として明るく元気に走り回っていた、主人公のひとみが一転、妙に厭世的になっている。
 なぜ彼女がこういう態度なのかはストレートには書かれない。しかし、ゆかりとの会話を良く聞いていれば、「部室には行かない」「退部した」「脚が痛い」等のセリフから、どうやら脚を怪我して陸上を辞めざるえなかったと言うのが類推される。そこからさらに深読みすれば、本来の彼女の性格は、テレビ版と同じで陽性で前向きなモノと考えられる。
 ここの部分を抑えておかないと、そもそもこの後の話がしっくりとこないんだが……。
 テレビ版を見てない人は彼女が陸上部の部員だという事を知らないから、こういう人間だと思ってしまっただろう。逆にテレビ版のファンは違和感が強すぎて、単純に別の人間と捉えてしまいがちになる。

――同じころ、ガイアではフォルケンに滅ぼされた国の人々が、フォルケンを倒すために伝説の鎧エスカフローネを奪取しようとしてた。エスカフローネを操れるのは黒竜族の生き残りにして、フォルケンの実の弟であるバァン・ファーネル。召喚されたひとみとバァンはやがて惹かれ合うようになる。

 中盤戦ではテレビ版でお馴染みのメンツが出てくる。もっとも、ストーリー的必然性があって出てくるのはわずかで、ほとんどがファンサービスのために出したようなモノだった。やっぱりこれも、テレビ版を見てから、テレビ版と違うモノを求める人向けだったが、(若い連中は)全員、無理やりでも登場させている辺りはむしろ、良い意味で笑えた。
 全員に言える事だが、外見、性格は結構変えてあったが、話の中での役割はテレビ版と同じである。つまり、「バァン=ひとみの相方・もう一人の主人公」、「アレン=味方サイドの指揮官」、「ディランドゥ=直接的に戦う相手」といったもの。
 映画なんでキャラクターの数に対して時間が足りず、キャラクター間の関係は説明不足になっている。テレビ版とほぼ同じなんだが、逆にテレビ版知らない人が一番引っかかるのはここら辺かもしれない。もっとも当初、険悪だったバァンとひとみが「あっさり」仲良くなっちまったのは、テレビ版見た人間としても多少呆れるものがあったが。
 あと、映画のオリジナルキャラのソラが何者かは映画の中でほとんど説明されなかったのは、ちとひどい(私はたまたまアニメ誌で読んでいたのでまあマシだったが)。

――熾烈な戦いの後、ひとみとバァンはフォルケンに対峙する。黒竜族の王子として生まれながら「王のしるし」を持たないために後継者から外されたフォルケン。かつて父を含めた一族を滅ぼし、今、ガイアそのものを滅ぼそうとする。彼はひとみに言う。「あなたは私と思いを同じくする者。共に世界を消し去ろう」と。だが、ひとみはそれを否定する。「私は世界の消滅なんて望んでいない」

 で、終盤戦。
 モビルスーツぐらいあるエスカフローネがバァンの血をちゅうちゅう吸いながら、やっぱりディランドゥの血を吸いまくる敵の鎧とぼてくり合う。ちなみにテレビ版ではエスカフローネってオーラバトラーぐらいだったんだが。まあ、これ自体はロボットモノとしての建前です。さらにこの後、魔道戦も行なわれるが、これも見せ場であるが本題ではない。
 本題は上記のフォルケンとひとみの会話。
 ひとみはフォルケンの言葉を否定する。ただし、それはフォルケンとひとみの思いが異なるという事を意味するわけでは無い。
 ここで話の頭に戻ると、彼女が「消えちゃえよ」と言った対象は世界ではない。この時彼女が消したかったのは友人を傷つけた自分自身だろう。
 そこでそれをフォルケンに置き換えて見れば、王のしるしを持たずに生まれてきて、自分を否定した故国を滅ぼし、さらには世界を滅ぼそうとしている。だが、彼が真に消したかったのは自分自身ではなかったのか。
 そう考えれば、彼が父親を含めた故国の人間を殺しながら、なぜ、彼にとって最大の障害になりえる弟を殺さなかったのか辻褄が合う。
 彼は弟に殺してもらいたかったんだろう。

――結局、バァンには兄を殺す事はできず、フォルケンは部下でありかつて滅ぼした種族の生き残りであるジャジュカに殺される。フォルケンやバァンにとって、それが良かったのか悪かったのかは解らない。そして、全てが終わった事でひとみがガイアにいる必然は無くなり、唐突に静かに元の世界に帰る。一人残されたバァンは何を思うのか。

 ラストではテレビ版と同様、ひとみは地球に戻り、ガイアに残ったバァンと会えなくなるが、なぜ会えなくなるかという理由は、これまたテレビ版と同じで特に無い。
 あえて言うならば、その方が話的に美しいからだろう。
 テーマ的な事はあるようだが、後からのこじつけのようだ。ここに上手い理屈を付けられなかったので、テレビ版も映画版もラストは釈然としない。まあ、マンガ版のレイアースのようにいつでも好きな時に行き来できるというのも風情が無いが。

 とりあえず、見た人の大半が引っかかっていたらしい、「フォルケンの目的」と「ひとみの思い」辺りを中心に自分的に解釈してみた。スタッフのインタビューとか、小説版とか読んでこれが正しいかどうか確認するべきなのかもしれないが、基本的方針として作品の評価は作品自体だけで行う事にしているので、とりあえず今回はなるべく他を見ないで書いてみた。

00/06/30  東


Get free! その2

 という訳で前回の続き。

・「SoulEater」(灯 〜ともしび〜
 テックウィン読者にはお馴染みのところですな。3Dファンタジー全方位格闘ACT。DC版「ベルセルク」とかPS版「北斗の拳」とかを思い浮かべていただければ、とりあえず大きな問題はなし。
 両手持ちの剣士が、右攻撃ボタン・左攻撃ボタン(同時押しで両手攻撃)から繰り出す連続技で敵を始末するゲーム。空中コンボ含めた連続技の繋げ方が肝。その実はスタート〜ボスまでのタイムアタックゲームである。
 相手の背後に回りこんで一方的に斬りまくる、いかにも武士道チェックにひっかかりそうな戦闘がメインだが、西洋ファンタジーなので問題なし。あと、魔法やアイテムもあります。よって、パッドはYボタンまで使えるやつが必須。
 ココのサイトには他にも、いろいろゲームがあります。アイテムぶん投げ合い乱闘ACT「スマッシュアウト」なんかも良い感じです。

・「CRYMSON BLADE」(Sky Light Blue
 縦スクロールSTG。ボンバー制、2人同時プレイ可能。現時点では1面(1面+ボス)のみ。
 通常ショットの他に「ブレイド」と称する特殊ショットを使用する。ブレイドは3種類で任意切り替え可能。使用時は自機は無敵状態になる。3種類のブレイドは、接近戦用の「α」、前方攻撃の「β」、誘導弾の「γ」。
 景気の良いSEを響かせて、強力武装で敵を蹴散らすSTG。粗めながら派手な演出効果の豪快な画面が目を惹きつける。
 御多分に漏れず、ボス(特に二番手のヤツ)はバカバカ、弾撃ちやがります。

・「Galax」(masaHG
 縦スクロールSTG。今のところ2面まで。
 そつ無くまとまったグラフィックの完成度が高く、見た目からして「イケそうな」感じである。ウリは特殊操作「ハッキング」。マーカーを出して敵を補足した後、ハッキングコードを打ち込み(CBとか、上下CBなどを入力)、敵を自爆させたり、味方につけたりする。これがなかなか斬新で、敵を乗っ取った場合、それまでこちらのショットを阻む壁(敵弾だけを透過)だった敵機が一転、敵弾を防ぐ盾(自弾だけを透過)になったりする。コード入力中、自機は移動不能になるので、はっきし言って諸刃の剣だが、大量のザコ敵を一気に乗っ取った時の達成感は素晴らしい。
 ハッキングコードを入力する感覚は、なんとなく秘孔を突くのに似ている。「この指を抜いてから、3秒後にお前は死ぬ」
 全6面を予定しているらしい。完成が楽しみな一品である。 

・「DEAD AIR」(INFINITY)
 ゴンポリ横スクロールSTG。全2面。別に「Air」とは関係無いでござるよ。
 とにかく画面が美しい。モデリングや3Dエフェクトは「DieSlave」に匹敵する。
 独自要素として「スローモーション」がある。これはゲージを消費して、敵機・敵弾の動きを一定時間遅くするシステムで弾除けの補助に使う。自機スピードも遅くなるが、敵に比べればはるかに速いので回避機動には問題なし。ブーストと逆の発想だ。このスローモーション発動時の画面効果がまた素晴らしい。発動と同時に画面内の色彩がネガティブ反転。その後、自機・敵・弾全ての移動物体に残像がつく。もっとも、当たり判定には変化が無いので、あんまし緊急回避にはならんが。ドバドバ出てくるボンバーとの二段重ねで使うのが吉か。
 STGとしてよりも、映像美に痺れるゲームである。

 あと、「GUNHOUND」が気になるが、現在はページ移転作業中につきダウンロードを中止しているらしい、残念。
 他にもADV系で幾つか、「little lady」(Read look play)、「8月7日の雨宿り 」(GARA−LAND)などがあるが、ここらへんのヤツはまだ全部、やってないので、いつか日を改めて取り上げたい。

01/06/28  代


Get 「free」!

 前々回の「ラスト・ディメンジョン」から、ちょいちょいと辿っていくうちに幾つかフリーウェアのゲームを見つけたので触手を伸ばしてみました。その気になって探すと金を払わなくても、けっこう遊べるものね(電話代はかかるが)。未見の方はよろしければダウンロードしてみてください。多くを望まなければ、腹が立つような事にはならないと思います、たぶん。あと、どれも操作性に優れたパッドが必須です。出来ればボタンの数が多くて、かつ好きなように設定できるヤツ。

・「ASTRAIA」(Teamα
 3Dロボ対戦格闘STG。とりあえず「バーチャロン」と思って問題なし。2つの射撃武器と3つの近接攻撃で戦う(飛び道具だけありゃ、なんとかなるが)。一時的に機体性能を上げるドーピング技もあり。ロボは全部で6体。全機勝ち抜きでエンディング。ただし、コンティニューは無い(そりゃないぜ)。
 戦闘思想は「バーチャロン的『後の先』射撃主義」。敵弾をかわして、隙を狙って弾を撃つタイプ。ただし、敵の位置を示すマーカーや自動的に敵の方向を向く操作はないので、手動で常に敵の方を向く必要がある(照準がついていれば、ある程度まではホーミングする)。
 ゲーム画面のロボは、プレステ草創期以上にシンプル イズ ベストな立方体だが、OPムービー(別途ダウンロード)・EDムービーでの姿はむしろ「アーマード・コア」風味の細身ロボだ。
 宣伝文句の「簡単操作でスピーディー」には嘘はないが、いかんせん敵の動きが速すぎじゃい(マシンパワーのせいかデフォルトかはわからんが)。CPUは、重量級だろうが軽量級だろうが、どの機体も忍者の如く「シュタッ、シュタッ」と動きます。ゼンゼン、ついていけません。同じロボを選んでも敵の方が速いような気がします。おそらく特殊操作のジャンプキャンセルを常時、使用していると推測しますが……。
 腕の自信がある人にオススメです。拙者はプライドを捨てて、インチキを使ったらクリアできました。ヒント、連射装置&土俵際。ガトリング万歳。戦闘は火力ぅー。

・「PSYCHIC HEROES
 自機人間タイプ横スクロールSTG。全3面。ライフ、ボンバー、離し溜めショット制。
 自機は野郎と女郎。グラフィックに好みが分かれそうだが、弾を撃つ感覚がなかなか秀逸。野郎のホーミングミサイルは、まず後方あさっての方向に複数弾ばら撒かれてから噴射炎の尾を伸ばして飛んでいく(あんまし、こういう言い方は好かんが「板野サーカス」です)。女郎のメインショットは線状の弾が途切れることなく発射される「彩京」弾。どちらも撃ち込む快感には折り紙つきだ。
 また、溜めが完了状態の場合、至近距離の敵をぶん投げる事が出来、投げた敵は爆炎を上げて他の敵を巻き込む。投げモーション中は(たぶん)無敵なので、弾幕をかいくぐって敵に接近するリスクと、投げに成功した場合の一発逆転のバランスが面白い。
 細かいところでの画面効果もキラリと光るものがあり、このシステムを叩き台に5〜7面ぐらいで整ったSTGを遊んでみたい気になる。

・「GIGANTIC GEAR」(G−cube
 ゴンポリ・ロボACT。実質操作は2D。やっぱし感覚的に近いのは「ヴァルケン」か?
 複数あるパーツ(武器・胴体・脚部)を組み合わせてロボをセットアップする(ここらへん「ウルフファング」)。攻撃は射撃と打撃。武器には弾数制限(例外あり)があるので、敵から奪って補充する。
 ロボは重量感溢れるタイプで動きは多少、重め(ブーストはあるが)。防御姿勢時には射撃攻撃を完全ガードするので、「じわじわ進みつつ、しっかりガード。機会を狙って一気に高速機動」といった展開になる(と思う)。グラフィックのクォリティーが高く、飛び散る火線やミサイルの爆風などがグッド。これで、銃身固定が出来れば……(つーか、「レイノス2」のオートエイミングが欲しい)。
 (ウチでは)「タイトル画面での処理落ち」と「パッド、ボタン設定」に少し悩まされたが、個人的にはなかなかのヒット作。やっぱ賞をとったゲームだけのことはあるますな。安全指向の射撃戦もいいですが、ドリルとハンマーでの急ぎ働きが盛り上がります。でも、未だに2面のクリアの仕方が判りません(泣)。それと、出てくるキャラクターはみんなギャルです(笑)。
 あと製作サイドでは、このゲームはもうサポートを行っていないそうです(ダウンロードは出来る)。

 以上の3つは、どうもこの学校の卒業制作のようです。
 なんか思ったより長くなったので、他のヤツは次に回します。

01/06/26  代


虎への道

 こちらのサイトの6月21日付のニュースで「キャプテン翼」についての話題が取り上げられています。その中に、我らが日向小次郎先生(もはや、こいつが主人公だよなー)の必殺シュートに関する記述が。むぅ、世間一般的には「雷獣シュート」のネーミングセンスは間違っているのか……。カッコイイと思うんだがなー、雷獣シュート。そりゃ、確かに「ライトニングタイガー」の方がカッコイイが。
 「所詮、この世は『必殺技』と『女』を手にした者が勝つ」という絶対の真理に10年以上の歳月を経て、ようやく気がついた日向くんが、沖縄でギャルをゲットする「ついでに」開発した必殺シュート。もともとコンクリートを粉砕する破壊力を持っていたタイガーショットを超える超必殺技(そのわりには殺傷力に欠ける上に、3回目であっさり破られたが)。できれば、このまま磨きをかけていって、「10cmの爆弾」と同じ末路(相手の頭を爆殺して、使用禁止)を辿っていただきたいものです。
 もっとも、雷獣シュートのさらに上を行く必殺シュートが開発される可能性もあります。現時点で予想される「キャプテン翼」最強シュートといえば……、
 「ボールの側面を踏みつけて螺旋回転を加え」、「自分は2回身体を捻って勢いをつけ」、「後ろに振り上げた蹴り足を手で引き絞って」、「足を地面に擦り付けて反動をつけて」、「ボールの芯を正確に蹴り抜く」シュート(他にもなんか足すヤツあったか?)。普通に名前を付けるならば「サイクロンダブルトルネードアローワイルド雷獣シュート」でしょうが、ここは是非、「究極タイガーショット」と名付けて欲しい(でも海外では「ツインコブラショット」になる)。
 そういや、「キャプテン翼」でも「相手のシュートを蹴り返すと威力が倍増する」ようなので、この漫画のラストは、以下のような攻防でお願いしたいですね(参考文献「疾風! アイアンリーガー」)。
 敵の撃った超絶シュートを若林が蹴り返す→若林から三杉へ(ドライブ回転がかかる)→三杉から松山へ(地を這う)→松山から早田へ(カミソリ回転がかかる)→早田から立花兄弟へ(二人同時に蹴ってボールが分身する)→立花兄弟から岬へ(ブーメラン回転がかかる)→岬から翼へ(+スカイウイングシュート)→翼から新田へ(+隼シュート)→新田から日向へ(+雷獣シュート)→以上の行程と同じ事を敵がやって蹴り返す→それをさらに11人で同時に蹴り返す→敵チーム全員を吹き飛ばしてゴールッ!←ん〜、誰か忘れたか?
 すごいや、「コスモスストライカー」も真っ青だっ。

01/06/23  代


ドラゴンへの道

ラスト・ディメンジョン /YUUのゲーム工房 /WIN98(フリーウェア) /シューティング
 わしゃ、原則として雑誌は立ち読みで済ます主義じゃが(貧乏じゃからな)、Chon氏は買う主義らしい(貴族じゃからな)。先日、彼氏が買ってきたパソコン雑誌に、ちょいと気になるゲームが収録されていたのでCDをかっさらって、インストールしてみた。どうも、けっこう有名なフリーウェアのゲームらしい。タイトルは「LastDimension」(以下、LD。ラスジメではちょいと……な)。3DSTGである。
 「LD」は、こちらで配布されているフリーのゲームだ。自機後方視点の3Dというか奥スクロールSTG。全2面(3面開発を検討中のようだ)で、通して遊ぶモードとステージセレクトモードがある。
 自機武装は通常ショット、ロックオンレーザー、バリア。バリアはゲージ消費展開・解除後再チャージ形式で、自機が被弾すると、まずバリアゲージの最大値が減少する。しかる後、バリアゲージがゼロになるとライフが1つ減る仕組み。よって、けっこう頑丈。いいねっ、グッ!
 2種類ある機体の一方、名無しの超戦闘機1P(黄色いヤツ。だって名前無いんだもん)は、「バリアで敵弾を吸収してライフを回復するR−GRAY1」だ。一度に撃てるロックオンレーザーは景気よく、どどんと32本。しかも17本目からはレーザーが強化され(ロックオンの速度は下がるが)、「レイストーム」の集中レーザー状態になる大盤振る舞い。うひょー、太っ腹だぜ。32本のレーザーが豪快に飛び出す様は圧巻。こいつは豪気だねェ。「パンツァードラグーン」のバーサークみたいだ。レーザーの弧の描き方も滑らかで本家と遜色ない。
 他方、名無しの超戦闘機2P(緑のヤツ)は、「リフレクトフォースを積んだWR−03」だ(う〜ん、ちょっと違うか)。通常ショットは、炸裂波動砲で溜め可能。ロックショットは8発ロックのスプレッドボム。んで、こいつのバリアは当たった弾をビームにして跳ね返す。敵弾反射時の蒼い燐光を放つ湾曲レーザーが美しい。数が10本以上になると、さらに良い感じだ。
 まぁ、細かいことはどうでも良いとして、画面写真見てもらえりゃ一目瞭然。とにかく画面が美しい。「奥スクロールでレイクライシス」つーか、なんちゅーか(そりゃ、本家よか派手じゃないがね)。1面の青を基調にした透明感溢れる色彩は、これはこれでサイバーな感じでグッド。2面は宇宙空間から始まって、抽象的つーか観念的つーか、演出系STG最終面のノリで進行していく。メタルブラック以降のタイトーBGMが似合いそうだ(「R・TYPE凵v最終面とかも)。何故かラスボスの座におわします謎のドラゴン様も迫力があって、何が何だかわからんが、とにかく良しっ(……弱いけど)。光る翼の処理がイシュタル・エッジとはまた違うのも、ちょっと新鮮。
 奥スクロールゆえ、避ける・撃つの緻密な駆け引きなどの要素は薄く、必ずしもSTGとして文句のつけようがないゲームではないかもしれないが、ロックオンレーザー絨毯爆撃のカタルシスと、万華鏡の如く華麗に変容していく数多の光が織り成す映像美は一見の価値がある。ハッタリの効いた画面効果に存分に酔いしれたい人は一度、やってみても損はない。

01/06/21  代


俺と電忍アレスタ2 −暗黒式−

 今回、NARUKAMIさんに扉絵で「武者アレスタ」のエリノアを描いてもらった訳ですが、その資料探しの際に手持ちのメガドラ誌を漁りました。いや、昔のメガドラ誌は時々、引っ張り出して読むと実に面白い! ゲーム業界やセガの将来に対する無節操な希望や開発中止になったゲームの数々。儚く脆く消えていった夢の跡(痕)……。そんな生まれることなく死んでしまったゲームの1つに「電忍アレスタ2」がある。
 「電忍2」は当然、メガCDの殺陣(縦)スクロール忍者ロボSTG「電忍アレスタ」の続編である。「電忍」発売直後に華々しく発表され、いくつかの設定イラストが公開されたが、本当に「それだけ」で終わったタイトルだ。もっとも、コンパイルには「アレスタ子」(強襲用ブースター「でんでろびー」が笑える)とか「中華アレスタ」の例があるから、公開されたイラストがどの程度、企画内容にそうものだったかは知る由もないが。
 結局、「電忍2」は出なかった。「電忍」の評判が芳しくなかったので、「電忍2」開発中止を惜しむ声もあんまし無い。わしはかなり期待してたんじゃがのぅ。
 舞台は前作から40年後、「電忍」のラストが本能寺の変(このゲーム、年代がかなりぶれる)なので、時期的に家康がくたばる頃である。主人公は(たぶん)反徳川陣営なので家康の首を取る話と推測(「婆裟羅」?)。
 主人公はギャルだ。タレ眼のくのいちポニーテールで萌え萌えである。そのうえ「電忍」のような全身装甲服ではなく、スパッツつーかレオタードで露出度増。他にもメスキャラはわんさか出て来て、「くのいち、いっぱい!」らしい(「決戦」?)。メインキャラ以外はムサいオヤジばっかりだった前作とは大違いである。
 自機は当然、アレスタだが「斬鬼丸」ともいうらしい。オプション兵器「太狼丸」「次狼丸」も健気に健在。アレスタの形は従来の人型アレスタよりシンプルで「鬼の面を被ったVガンダム」を想像していただきたい。ただし色は青だ(白い絵もあるが)。複数の強化ユニットと合体が可能という噂がある。攻略する面を選択し、そこのボスと対決。勝利すれば、そのボスを強化パーツとして使用できるようになるそうな(「ロックマン」?)。他にも、ノーマル(小)・中・大の3形態があるとの説もある(GP−01→02→デンドロビウムは「電忍」で既にやったような気がするが)。
 合体可能な強化パーツも、やはり人型ロボで、青龍・朱雀・白虎・玄武の四聖獣(の分は絵がある)。シンプルな忍者ロボが人型獣ロボと合体といえば、「忍者戦士飛影」みたいなもんじゃろうか? それとも、「電童」のデータウェポンのような感じか? オプションロボ4体が合体して、麒麟になったりするんかいな輝刃ストライカー。
 まともに発売されていたらいたで、当時のメガドラ業界ではやっぱボコボコに叩かれたような気もするが、逃がした魚は大きかったのぅ。個人的には「ザナック」より、こっちをなんとかして欲しいぞ、コンパイル。全国八十八箇所のゲームメーカーを逆順で周ると、死んだ企画が黄泉還る、なんて呪いでもありゃいいものをッ。やはり宝クジで三億円当てるしかないのか?
 最初に見た時に受信した電波と行間から勝手に補完した内容、それを熟成させる時間が長過ぎた。美化された思い出も加わったもんだから、もはや妄想は留まるところを知らない。「電忍」で始まって、気がついたら、「武者」vs「精霊戦士」になるように、なんとか形にならんもんか。

01/06/19  代


続・場繋ぎ

>げっちゃ
 見ていない人は置いてけぼりで申し訳ないのですが(毎度の事ではありますが)、ネタが無いので、またも「ノワール」です。今回は、真のノワールを名乗る新キャラ、クロエがノワールどものアパートに押しかける話でした。目的は、前回、主人公どもが着服した暗殺報酬を取り返すためです、たぶん。
 基本に忠実に、晩飯時を狙って、「こにゃにゃちわ! わいはクロエや」と家の中に上がり込んだクロちゃんですが、ミレイユさん宅の家具の少なさには閉口した模様。「月が綺麗」とかなんとか、もっともらしいことを言って、部屋の明かりを消させ、夜陰に乗じて金目の物を奪って遁走するはずが、ビリヤード台、ノートパソコン、観葉植物しかない貧乏所帯では何も出来ません。せめて銀の燭台ぐらい欲しいものですね。フランスでは、これは取っても罪にならないし。
 結局、おとなしく、お茶だけ飲んで帰ったのですが、どうせなら……、
霧香「あの、お茶、どうですか?」
クロエ「頂きます。私もお菓子を持ってきました」
 お茶をすするノワール一味。
クロエ「!? おおぅ、な、なんです!? か、身体が動かないっ。しかし気分は空を飛んでいるように気持ちが良いっ」
ミレイユ「どう? うちのお茶は旨いでしょう。このバカめっ。ハハハッ!」
クロエ「……お茶に何か入れましたねっ」
ミレイユ「これは、あたしからあんたに贈る特別製よ。身体は岩のように重い。だが気分はハイになる。一晩そこで寝てなさい。風邪をひかないでね。ハハハハハッ! ? ハ、ハハハ ? あれ、笑いが止まらない? ハハハハッ……」
クロエ「どうやら、お互い様のようですね。特別製なのは」
ミレイユ「ヒヒヒッ、あ、あんた、菓子にケシの実をかけたわねっ!」
 みたいな「鉄鍋」的展開を望みたかったトコロ。

ミレイユ「いいかげんにしてよっ! これじゃまるでMADテープだわ!」
霧香「え、MAD?」
クロエ「所詮、最後はテッカマン……」
ミレイユ「へぇ、あんたはこの子より(オタク)教養があるみたいね」

>ゾイ丼、その後
 勝ったッ、勝ったよ、ママン! 苦闘の末、ついにブレードライガーをぶっちぎりだ! もっとも、「勝った」のであって、「勝てるようになった」のではないところが問題だが。通してみると、ディバイソンが最難関のような気がする。ライガーは最終コーナーで抜いてしまえば、あとは安心だし。ディバイソンだと後ろから撃たれて吹っ飛ばされるから、メガロマックスがこないのを祈るしかない。
 とりあえず、最速1周28秒程度(開発者による攻略ムービーでは27秒で走っている)では走れるようになったし、もういいよな、うん。
「なにもかも、やりとげた。この夏(?)に一生ぶんの楽しさがつまってた。いろいろなことあったけど、わたしのゴールは幸せといっしょだったから、だからね…、ゴールっ…」
 ……なんか、パッケージに、3機のゾイドが同時に走っている写真があるんですけど、まだなんかあんの!? ノーコンティニューとかが条件だったら一生、無理だ……。

>若さゆえの過ち、か?
 こちらの日記から、「実践! キャラクターライフ」(折原浩平・編)を読む。世の中には愉快な人もいると笑わしてもらったが、ふと、「朝、起こしてもらう」から、ある記憶が。
 昔、一限の講義を過ぎても寝ていた拙者を、2限が始まる前に何度か起こしに来てくれた奇特な方がおられた(結局、さっぱり拙者が起きないので来なくなったが)。
 今にして思えば、なんという非礼。あ、いえ、当時も申し訳なく思っておりました。今回、久々に思い出した、という事です。さんざん無礼を働いて、今なお人脈が繋がっている事に伏して御礼申し上げ奉り候。
 この場で改めてお詫びします。フォルクローレ・綾さん、あの時はまことに申し訳ありませんでした。それから、コミケの手伝いの件、OKです(笑)。

01/06/16  代


サーキットの狼

ゾイ丼 /目玉ソフト /WIN95(同人) /レース?
 ……「男、ゾイ丼」の方が良かったか? いや、それはともかく、
 しかし、よもや、この平成の世にあってゾイドがここまでの復権を見せるとは、この海のリハクの目をもってしても見抜けなんだわ。こんなことならば、昔買ったゾイドの数々を捨てるんじゃなかった。くぅーっ。サラマンダーF2ぅ!
 にしても、ゾイドのゲームになると、これがあんまし触手が伸びるヤツがない。プレステのSLGはともかく、カードバトルなんか作ってる場合じゃねぇだろ(ファミコンの時みたいに「RPG+奥STG」でも困ってしまうが)。やっぱACTが欲しいわよネェ、奥さん。ところが、世の中には欲しければ自分で作ってしまう剛の者たちが存在する。今回は、そんな1本、目玉ソフト(サークルの名前らしいですよ)の「ゾイ丼」にズームイン! ゾイドはもっと面白くなる!(今月で終わるけど)
 「ゾイ丼」は読んで字の如くゾイドの同人3DレースACTである。現在、メッセサンオーとかで販売中(だと思う)。とにもかくにも画面が美麗(こんな感じ)。特にリプレイ時のブレードライガーなんか惚れ惚れしちゃう。ゾイドは顔が命です。
 アニメ版から半年後、ガーディアンフォースの入隊試験というふれこみで、GF一味とレースバトルを行う。出てくるゾイドはコマンドウルフ、ライトニングサイクス、ディバイソン、ブレードライガー。このうち、プレイヤーが操るのはコマンドウルフだ。燃える男の赤いコマンドウルフ。それはお前だけ〜。ルールは「コース3周で先にゴールした方が勝ち」と、いたって単純なのだが……。
 困った。まともなレースゲームじゃないか、コレ。
「今日は皆さんと一緒にゾイドの操縦の仕方の勉強しましょう。Rボタンでアクセル、Lボタンでブレーキ。レバー左右でコーナーリング、以上です」
 単純明快操作だから、ブレーキングとコース取りがシビアにモノを言うんじゃよ……。で、拙者、まともなレースゲームができないのでござるよ、ニントモカントモ。店でデモ見たのは、フィールド内ターゲットを破壊する射撃テスト面と弾を撃ち合いながら走る面だったから、てっきり「STG>レース」ゲームだと思ったのだが、その実体は「レース>ACT」ゲームでござった。
 だが、ドカドカ弾撃ちながらザカザカ土煙あげて走っているうちに、3Dゾイドゲームの操作系として、コレは非常に正しいような気がしてきた。たとえ、普通の3DSTGであったとしても、「サイバースレッド」系の操作を行うより、この「ゾイ丼」のようなレース系操作で戦う方がゾイドの疾走感や躍動感を体感できるのではないか。半機半獣で、道具であり相棒である機体との人機一体の操縦は、暴れ馬を御する感覚こそが相応しい。いくぞ、コマンドウルフ! 今日という今日はバンの奴をぶっちぎりだっ!
 えぇ、あたくしではブレードライガーに勝てません。つーか、その前のディバイソンにも運が良くなきゃ勝てません(泣)。重量級のディバイソンは体当たりをかましても体勢を崩さないし、どんなに前に出てもストレートに入った途端に後ろからヤロウの17連装砲が火を吹いて、こっちがこけた隙に抜かれてしまいます。ライガーは両脇のレーザーブレードが怖いので、そもそも近づけません。
 やはり、お値段1000円のゼンマイゾイドでは2000円の電池ゾイドには勝てんのか? おのれ、ジェノブレイカーさえあればっ。ブレードはシールドで防げるし、前を走るヤツなんざ荷電粒子砲で吹き飛ばしてくれるものをっ。なぁ、シャドウ?(←ネタバレ)

01/06/14  代


祝 新作劇場公開

ふしぎの海のナディア /ナムコ /メガドライブ /アドベンチャー
 皆さんご存知の通り、先週から「ふしぎの海のナディア」の新作劇場版がアメリカで公開されているようです。しかもディズニー製作。そこで公開を記念して、今回のお題はメガドラ版「ナディア」。まぁ、お約束ですな。
 メガドラ版「ナディア」の発売は91年3月。アニメが終盤に差し掛かった頃だ(ヘリが落ちたり、戦争が起こったり、いろいろあったからのぅ)。メーカーはナムコ。前作「レッスルボール」に続いて、ナムコがメガドラ業界で最も輝いていた時期である。当時の巷での評価は何故か高く、「レッスルボール」と並び、一時はプレミアソフトの仲間入りをしていた事もある。
 オリジナルストーリーで冒頭(パリ万博)からラスト(ネオ=アトランティス壊滅)までを綴り、全6話構成。内容は原作アニメを踏襲しつつのでっち上げだが、アニメ初期プロットに近いような気もしないではなかったりする。画面はRPGライクでフィールド内を2頭身キャラでうろつき、通行人やオブジェクトにアタックして情報収集・フラグ立てを行う。マップ上を徘徊しながら、右のものを左に左のものを右にと、1つ1つフラグを立てて次の展開に移るゲーム進行は、作業的には「ソーサリアン」に近い。イベント時には一枚絵が表示され、後半戦になればなるほどCGがよりアニメ絵になっていくのが興味深い。低いマシンスペックに耐えて、良く頑張ったっ! 感動したっ!
 マップをうろつくのがタルい(移動が遅い、マップが広い、つーか無駄な部屋が多い)が、理不尽な謎は(あんまし)無いし、各話に盛り込まれているイベントはテンポ良く(謎解きに詰まらなければだが)、起伏も多い。突っ込みドコロ満載のストーリーは見ていて飽きない。ネモ船長、無音航行で敵潜水艦を追跡中にパイプオルガンを弾かないで下さい。4時間程度で終わるのもステキですわ。
 メガドラ版のウリは、なんと言っても「人がバカバカ死ぬ」ことだ。主人公のガキどもとグランディス一味以外はゲームに出てきた人間は「全員」死ぬ、いやマジで。それこそ町の通行人に至るまで(ジャンの叔父さんが万博会場から国に帰っていれば、この人だけは助かるが)。死ぬぜぇー、オレを見たヤツは、みんな死んじまうぜぇーっ! 第2話で土人の村(に偽装したノーチラス補給部隊)が反射衛星砲で全滅するのに始まって、海底要塞潜入部隊がガードロボに虐殺、パリ市街壊滅、クリティアマイオス(ネオ=アトランティス最終兵器。「クリティアス」なのか「ティマイオス」なのか良く判らん名前だ。ソ、ソ、ソクラテスか、プラトンか、みんな悩んで大きくなったぁ。ちなみに形は、見事な「空中戦艦ゴリアテ」です。人がゴミのようだ)に改造ノーチラスがブラックホールボンバーをかました後に自爆。メインキャラも、ネモもエレクトラもガーゴイルもナディアの兄貴もジャン(こいつは生き返るが)も全員、死ぬ。ズギャーンと撃たれて、ビシャアァと血が出て死ぬ。さすがメガドライブ、さすがナムコ。
 ついでに、死ぬだけじゃなくて敵もコロス。敵ザコ兵士に強姦されそうになったナディアを助ける為に、ジャンが相手を撃ち殺す。しかも2人。
「ぼ、ぼくは人を殺……」
「違うわ! ジャンは私を助けてくれたのよ!」
 うーむ、やっぱ「この人殺し!」とか理不尽な事を言って欲しかったのぅ、ナディアとしては。このゲームのナディアは別人のように素直です。2話目にしてベタ惚れだし、親父ともあっさり和解するし。つーか、メガドラ版のキャラクターは、どいつもこいつも原作より良い人だが、そのぶん間抜けだ。誰とは言わないが、ネモとかネモとかネモ。
「船長、ナディアを助けるために潜航艇を貸してください」
「駄目だ」
「そんな……」
「ノーチラス号を修理して追った方が速い」
 ここまではいいとして。
「エンジンの修理を手伝ってくれるかね」
 どこの馬の骨とも知らない一般人のガキに対消滅エンジンの修理を頼まないで下さい、船長。他にも「伝承の石版を探してくれ」とか「遺跡のトラップを外してくれ」とか「スーパーキャッチ光線をなんとかしてくれ」とか。アトランティス人の尊厳って、一体?
 逆にガーゴイル(メガドラ版では天然アトランティス人。でも顔はドクター・ヘル)には同情する。友人(ネモ)の戯言、真に受けたせいで奥さんと娘が輪姦されて殺されりゃあ、そりゃグレるわい。

 ……ズラズラ書き並べてみて改めて思ったが、メガドラ版「ナディア」ってスゴいゲームだ。ディズニーも、どうせパクるんなら、こっちを見習って欲しかったですね。

01/06/12  代


超・場繋ぎ

>今は「さらば」と言わせないでくれ
 先日、昨年夏に発売されたエロゲー、「ポートレイト」(テスラ)の原画集が届きました。発売直後にアンケート葉書を送ると特典として、もれなくプレゼントという事だったのですが、予告送付時期から半年以上経過し、こっちも忘れていたので驚きました。絶対、もう来ないと思っていたので。
 で、封をあけると、確かに原画集(攻略も付くと言っていたような気もするが……)ですが、発行元がメーカー名ではありません。中身を読んでみると、「ポートレイト」発売後、生活苦に陥って開発チームが離散した模様。ちょいと気になったので、ひさびさにメーカーのサイトを見に行ったのですが、ページがありません。
 無限に広がるエロゲー宇宙。生まれゆくメーカー、消えゆくメーカー……。
 本に書いてあった「テスラが無くなる」というのは嘘のようですが、「今年の夏に新作を出す」のも嘘のようです。うわー、世知辛ぇ。そりゃ、「ポートレイト」はバカ売れしたゲームじゃないが、概ね評価の高い去年夏のプチヒットだと思っていたが……。
 架空のサイコ小説と美術活動を軸にして、暗黒学園青春モノと萌え萌え純愛路線の中間あたりに落ちつく堅実な無印良品。この手のゲームとしては「普通」に楽しめます。もし、今まで気になってたけど手を出していなかった方は、是非に。
 その際は、先生ハッピーエンド→先生ワーストエンド→他のヤツのワーストエンド→同級生ハッピーエンド→先輩ハッピーエンド→後輩ハッピーエンドの順で進めてください。キミとボクとの約束だっ。

>「王道」を歩まない雑誌、それでもチャンピオン
 4大週刊少年漫画誌も近年では、おねーちゃんが読むジャンプ、ヤンキーが読むマガジン、(比較的)パンピーが読むサンデー、オタクが読むチャンピオンと、20年くらい前からは想像出来ない住み分けが完了したように見えます。なかでも、ここんとこチャンピオンの躍進ぶりが目を見張ります。
 んで、さらにここんとこのチャンピオンといえば「エイケン」ですが、最近この漫画が侮れなくなってきました。
 部長が社会的に疎外されている者たちを集めて、彼女らの居場所を作り、中空のポイントに主人公を置く。人間関係の位置付けが、部長がパパで主人公がママなのがミソですな。誰かを庇護したい自分、庇護されたい自分、護りたいと思う他者、護ってもらいたい他者。見事に読み手の願望を一気に充足させる配置です。
 この場合、比較テキストになるのは「ラブひな」と「フルーツバスケット」ですが、「エイケン」は両者の中間に位置するような気がします。ギャルゲー理論の消化と進化の結果、生まれる構造として。
 もっとも、この漫画の場合、それが「チャンピオンに載っている」という現象論ゆえに目が離せんのですが。

>キチガイに刃物
 さて、今日の「例の事件」ですが、明日の朝刊が待ち遠しい、判り易く深刻で重大な事件であります。
 効果の程はさておき、とっさに校内放送で助けを求めた児童の機転には感心。彼か彼女か知りませんが、将来が楽しみです。
 実は、嫁に行ったウチの姉貴が、やはり包丁持った精神障害者に家の中に侵入された事があって、あんまし他人事でもないんですな。←物凄く問題発言をしているのは百も承知。とはいえ、拙者、差別主義者だし、今更取り繕ってもしょうがない。身内の方が大事だしね。
 しかし、名門小学校を襲えば「落ちこぼれがエリートに反感」、被害者に女の子が多ければ「自分より弱い者を狙う」。犯罪評論家って、イイ商売だよなー。俺も明日から犯罪コメンテイターになるかな。
 それはともかく、各テレビ局が揃って夕方のニュースで、この事件を取り上げている時に、何事もなかったように「ウェブダイバー」と「ハム太郎」を放送していたテレビ東京は、やはりスゴイと思います。

01/06/09  代


新機動戦記ガンダムW ヒイロvs複製人間

ガンダム・バトルアサルト /バンダイ /プレイステーション /アクション
 「ガンダム・バトルアサルト」とは、PS用ガンダム対戦格闘「ガンダム・バトルマスター2」の海外移植バージョンである。昨年末のPS2「ガンダム」購入キャンペーングッズの1つとして申込み制で販売になった。正直、申し込んでいたのを完璧に忘れていたが、この度、やっとこさブツが届いたので、ちょいちょいやってみたのではあるが……。
 ちなみに、この「バトルアサルト」は「GBM2」経験者が両者の差異を楽しむためのゲームである。「GBM」経験があるのは必須項目だ。
 まず、タイトル画面でナツメコマンド(LLLLRRRRLRLRLRLR)を入力。反応なし。隠しの「3倍速いザク」はいない模様。がっくし。
 ゲーム自体には「GBM2」からの大きな変更はない。セーブ・ロードに注意しないと後で泣きを見る仕様(しかも手動)も健在だ。ハンマ・ハンマが削られて、代わりにウイングガンダムが入ったのが最大変更点。ただし、Wガンダムの技などはZガンダムのものを流用している。そりゃないぜ、セニョリータ。スーパーファミコン版を踏襲していると思ったのに。せめて変形して画面を左右に飛び回るのは入れて欲しかった。ぜってぇーに使えないけど。
 さて、「バトルアサルト」のウリは各モビルスーツのパイロットが、「バトルマスター」オリジナルからガンダムオリジナルに変わっている(戻っている)点である(ある意味で「GBM」のウリを全否定しているのだが)。よって、ガンダムのパイロットはアムロだし、ザクにはデニム、アッガイにはアカハナが乗っている。ただし、サイコmk3にはル・カイン(に良く似たオリジナルキャラ)が、ラスボスのハイドラ・ガンダムにはトレーズが乗っている。別にキャラを変えたのはいいのだが、各面の背景やBGMは元のままなので、一部のキャラと面に豪快なギャップあり。牧場で核武装ガンダム振り回して、何をしているっ、ガトーっ!? あと、全MSクリア後に出てくる隠しMSのボールを操縦する栄誉はシロー・アマダが授かった。合掌。
 ストーリーモードはヒイロが主人公で、その内容はでっちあげ「その後のガンダムW」。
 アフターコロニー19X年。戦争は終わったが、何時の世にも馬鹿は絶えない。テロリスト一代男ヒイロ・ユイは地球に残るMSを全て破壊すべく最後の任務に挑む。12機のMSから1機を選択し、未だにMSを捨てられないバカどもを教育してやるのだ。
 と、いった感じでヒイロが、何故か他のガンダムキャラどもをボコにしていくのが大凡のあらすじである。テキストが英語なので確証は持てんが嘘は言ってない。ヒイロと戦う連中は、MSを使って荒稼ぎをして生活している者、(ジオン復興とか人類の革新とか)分不相応な野望を持つ者、黒幕のトレーズに唆されてヒイロを狙う者、名前の事を指摘されてキレるカミーユなどに大別される。呼びもせんのにやって来ては「やらせはせんぞ」とか「νガンダムは伊達じゃない」とか「修正してやる」などと英語で宣うておられる御様子。
 なんで「W」なのに、他のガンダムの連中が何の脈絡もなく出て来て、しかも、それぞれ勝手な主張をしやがるのかは謎だ(いや、それを言っちゃあ、始まらんが)。もしかすると、戦時中にOZが戦意高揚番組として放送していたアニメ「機動戦士ガンダム」を見た人達が番組のキャラクターになりきっているのかもしれない。だから牧場でGP02で暴れているガトーと月面でノイエジールに乗ってるガトーは別人なのだ、きっと。
 いや、待てよ。そういや最近では「黒歴史」とかいう便利なもんがあったな。つまり、コレはトレーズが作ったクローン人間どもが暴れていると考えた方が自然か。

トレーズ(声、西村晃)「今、彼が話しているのは古代ジオンの軍人だよ」
ヒイロ(声、山田康夫)「と、思い込んでるパラノイア?」
トレーズ「彼は本物だ!」
ヒイロ「じゃ、本物のパー?」

 エンディングは「ヒイロ音頭」(唄、三波春夫)で決まり!
 ♪お〜れぇ〜はヒイロだぞ〜(ヒイロだぞ〜)
  狙いつけたらシャトルでも〜(ハァ)
  たとえ宇宙のデカい戦艦も〜、不可能などあるものか〜(以下略)

01/06/07  代


黒ペンの霧香ちゃん

 現在、テレ東深夜でひっそり放送中のへっぽこ暗殺アニメ「ノワール」であるが、先週の話によれば、秘密の殺し屋ノワールの名にはそれなりの歴史と伝統があるらしい。

「ノワールには1000年の歴史があって、先生方も超一流ぞろいなの。テキストはバインダー方式で使いやすいし、実用新案の練習器もあるわ。1日20分の練習でターゲットを抹殺。一級暗殺者の4割がノワールの出身者なの……」

 節操無く年代が下るあたりが、まるで民明書房だ。

「ノワール。其は古よりの定めの名。
 その発祥は東アジア宝竜半島とされ、
 世界全域にその勢力を持つ暗黒組織『宝竜黒蓮珠』のフランス支部である。
 その掟は非常に厳しく、総ては血で精算される。
 世界の重大暗殺史の陰には必ず彼らの姿があるという」(太公望書林刊「暗黒組織類聚」)

雷電「奴等の名はノワール……! 冷酷無比……! 一切の感情を持たず精密機械のように正確に人を殺す事を生業とするプロの暗殺結社よ」

 さて今週は、長らくオープニングにだけは出ていた悪のブギーポップがええ加減登場するようです。真・ノワールvsネオ・ノワール。地球最後の日にまっしぐらよ、うわーっはははっ!
 しかし、霧香ロボ(どうやらこいつはロボらしいですよ)とクロエ(ケビンマスクの舎弟にあらず)を見ていると、伊達臣人と紫蘭(ほれ、「100人の飢えたガキの群れに50個の『ドラクエT』を投げ込んで、生き残った50人に25個の『ドラクエU』を……」のヤツ)を思い出すのは何故でしょう。

 さもなくば、暫し無言で対峙した後、クロエ、ボソリと一言。

「……キリカ、お前は可愛いヤツだ」

 キリカの飲むコーヒーは苦い。

01/06/05  代


パッケージは最初の広告の絵の方が良かったなー

とびでばいん /アボガドパワーズ /WIN95(18禁) /シューティング
 STGもエロゲーもマニアのゲーム。さすれば、この2つの母集団の重なるところ、すなわち「STGも遊ぶエロゲーマー」(「エロゲーも遊ぶシューター」ではないのがミソ)こそがマニアの中のマニア、キングオブゲーマー(?)と言っても不思議ではあるまい。ところが、当然と言っちゃあ当然だがエロSTGは数が少ない。少ないのだが、最近、幾つかのタイトルが上がってきている。そこで、まずは発売中にして大本命の「とびでばいん」をゲットだぜ(「ソニックプリンセス」は買うつもりだが、「3ch」はちょいと当落線上)。ちなみにパッケージ不良品に大当たり。箱破いてCDを抜いたさー、オーッ、イェーッ!
 「とびでばいん」は「D+VINE[LUV]」の続編にあたるゲームで、前作の半年後の話らしい。基本ゲームの横スクロールSTGとストーリー進行&エロのAVGパートからなる。全7面構成。STG面が終わるとAVG面に切り替わり、イベントを起こして次面開始のフラグを立てる流れになる。STG/AVGパートでは主人公が変わり(何故って、空中戦装備が足りないから)、AVGパートが前作の主人公ハイド、STGパートはその相棒サクラ。つーか、ハイド、ほんまに何もしなかったのぅ(いや、ナニしかしなかったと言うべきか)。ラストで華々しく活躍してくれるものと信じてたのに。やはりヒーロー足る者、いつ空から機械獣が攻めて来てもいいように、ジェットスクランダーは作っておかなあかん。
 AVG面はマップ内の移動可能な場所という場所に入りまくって、そこにいる人間と会話を行う。前作絡みの話題が多く、未経験者にはちと辛いが、小ネタ満載で楽しませてくれる。ただし、進行のテンポは悪い。一度で会話が終わらないため、同じ場所を何度も出入りする必要がある。総当りで何度も行き来するのなどは物の数ではないが、その都度、BGMが変わるのでCD−ROMがキュリキュリ言うのが心臓に良くない。初回はともかく、再プレイ時にはフラグ立てがウザイし。よって、STGモードだけをやる事になる。恋愛なんて飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのです。
 一方、STGは武器チェンジ型の特にクセのないつくりである。ライフ・シールド・ボンバー・溜め撃ちの何でもアリアリルールで、スコア倍増システムはコンボヒット型。コンボ限界時間が(同種のものに比べ)緩いので間口が広く、(ノーマルまでは)気楽に攻撃重視のプレイに没頭できる。拙者は自機スピードとショットパワーアップがもちっと速い方がありがたいのだが、ここらへんは人それぞれよな。
 「とびでばいん」の肝になるのは、オプションをピンポイントで撃ち出す溜め撃ちで、耐久力のある敵にめり込ませた場合、広範囲に魔方陣(大きさはチャージ量に比例)を展開し、巻き込んだ敵にダメージを与える。画面演出や効果、ザコを一気に殲滅する爽快感など美点が多く、チャージ中のオプションに敵や敵弾を接触させて溜め時間を短縮するシステムが戦術の幅を広げる。狙撃と絨毯爆撃の快感を同時に味わえる見事なアイデアだ(過信できない程度の威力なのも、また良し)。
 難易度はノーマルまでは、マジ楽勝。だが、ハードから上は別のゲームだ。ノーマル→ハードで見た目が劇的に変化するわけじゃないが、ここからはある程度のSTG基本スキルが要求されるようになる。力押しではどうにもなりません(抜け道がないではないが)。昔、「がんぶる」をやった時はショップでの買い物が面倒だと思ったもんだが、今にして思えば、金でなんとか出来るって素晴らしいわ。地獄の沙汰も金次第。銭の花は白い。だが、その根っこは血のように赤いんやでぇーっ! アイテムの数で押すブルジョワ戦闘が懐かしい。兄貴、戦争は数だよ。
 あと、最終面7面はラスボス戦で空飛ぶ巨大イカと一騎討ちになる。ノリは他のSTGの対巨大戦艦なので、じわじわと敵の装甲を剥いでいくのだが、最終決戦としては展開が地味つーか単調。やっぱ、最後にもう一捻りを望みたいトコロ。
 そこで、最終面はレクイエム先生(今回の黒幕。典型的、説明不足で事を仕損じるタイプのおねーさん)と共闘。後ろで勝手に弾(時々、極太レーザー)を撃ってもらう。仕留めたかなー?という場面で、レクイエム姐さんがイカに捕まって触手プレーイ!(出てきたメスキャラには全員、脱いでもらうのがスジであろう) その後、イカにキテレツな強化パーツをかまされてイカゲルゲバゲバ星人と化したレクイエムと戦うハイパーデュエルな結末はイカがなものか?(←答え、その予定はありません)

01/06/02  代


早く記事のタイトルを下さい、Chon氏

D+VINE[LUV] /アボガドパワーズ /WIN95(18禁) /ロールプレイング
「命に代えても、守りたい人がいる――」(パッケージの惹句)

「伝説で語り継がれる財宝“旧世界の遺産”を求めるハイド。しかし、訪れた遺跡の中で彼が見たものは記憶を失くした一人の不思議な少女だった――」(サイトのストーリー説明)

 ……とまぁ、ストーリーが重厚そうだとか、切ないストーリーが炸裂しそうだとか思わせがちですが、とんでもありません。騙されちゃいけませんぜ、お客さん(今更騙される奴もいないだろうが)。
 この、エロゲーメーカー北の雄アボパ謹製RPGである「D+VINE[LUV]」の真のストーリーは、こうである。

「命に代えても、守りたい人がいたような気がするが――」

「伝説で語り継がれる財宝“旧世界の遺産”を求めるハイド。しかし、訪れた町で彼が日々勤しんだのは女に貢ぐためのアイテム探索だった――」

 以上、ストーリー解説終わり。基本的にお使いのお駄賃にアレをナニするゲームなので、「感動的なエピソード」「最終決戦へと畳み掛ける怒濤の展開」とか、あんまり期待しちゃいけません(お約束程度にはあるけど)。

 で、このゲームの何が重要かというと、800種類を超えるアイテムだったりする。ストーリー本筋を進めるためのイベントアイテムも用意されているが、ギャルと仲良くなるためには彼女らが要求する数々のアイテムを、ダンジョンの中でモンスターをいてこまして勝ち取らねばならないのだ。しかも、そのほとんどはランダム出現アイテムだったりするからたまらない。最初はストーリー進行が目的だったはずが、気がつくとアイテムリストを埋めるのに血道を上げている。そして、敵が落とす寿司や果物をングング拾い食いしながら、ダンジョンを彷徨ううちに、ラスボスを瞬殺できるレベルに到達してしまうのである(でも、雑魚の大群には負ける)
 おまけに、このゲームのアイテムは自分のレベルを上げる代わりに強化することも出来る。しかも、アイテムを強化した方が実用的だったりするんだな。
 私の場合、全アイテムリストのうち残り8個までは埋めたんだが、力尽きてしまいましたよ、ええ。トータルプレイ時間は160時間を越えていました。エロゲーのプレイ時間じゃないな。(^_^;)

 なお、ゲームシステムはマウス操作のアクションRPG+フラグ立てアドベンチャーで、操作性もバランスも決して悪くない。グラフィックとBGMも出来がよく、レベルの高い作品である。あえて言うなら、レベルが高い故に要求スペックが(当時としては)かなり高かったことと、パッドで遊べないのが欠点だろう。もし続編(RPGの、な)を出すなら、アクション性を重視してシステムをさらに練り込んでいただきたい。
 あと、オートセーブはやめてくれ(涙)。

01/05/31  Chon


実はなんで買ったのか覚えてない

カース /マイクロネット /メガドライブ /シューティング
 なんの脈絡も、さしたる理由もないが、今月は個人的メガドライブ強化月間と今、決定した。つー訳で、久しぶりにメガドライブ繋げて、いろいろやってます。だって、最近、買うゲームがないんだもの。ついで言うなら暇と金も。いや、「とびでばいん」はやってますがね。
 ワタクシがメガドライブを購入したのは90年正月。今にして思えば、ここでメガドラなんぞ買わんと、11月にスーパーファミコンでも買っとりゃ、もちっと健全なゲーマー生活を送れたような気もする。本体と一緒に買ったのはマイクロネットの「カース」。のちに「XDR」と並びメガドライブで最もつまらないSTGと謳われるゲームである。89年末には「スーパー忍」とか「ゴールデンアックス」なども出ていたのだが、この手のまともなゲームは既に店頭に無く、「ランボーV」とか「尾崎直道のスーパーマスターズ」とかが並ぶ中で、なんとなくまともそうに見えたSTGを買ったとて、誰が私を責められようか。あぁ、責められないとも。そういや、メガCDの時も最初に買わされたのは「ヘビーノバ」だった……。
 とはいえ、あんまし損したとは思わなかったんだよなー、当時は。若かったから。誰しも、どんなゲームでも新鮮で楽しめる時期がある。知識が増える事は本当に幸福な事なのであろうか。♪この胸のときめき、変わらぬ想いを、感じていたい何時までも〜
 さて、「カース」はマイクロネットのメガドラ第一弾の横スクロールSTGである。ある意味で、その後の運命をも象徴していた言っても過言ではない。でも、この会社、今でも健在だし、「偏見」で嫌われてない分、テレネットとかより幸せかもしれん。
 全5面構成で、スゴそうに見える「画面写真」とぜんぜんスゴくない「ゲーム画面」が特徴。1面ボスの南国テイスト溢れる怪鳥軍団とかを昔はカラフルな色使いと思ったもんが、その後、配色がキツイのだと知る。自機バルトアンデスはライフあり、かつ、残機制で撃たれ強く、難易度は高くない(と思うんだが)。
 パッケージには「脳みそ剥き出しにしてゴテゴテ機械を括り付けたガミラス星人(女・髪の毛無し)の生首」が描かれており、これがラスボス様である。韓国の愛の女神様かどうかは不明。ちなみに弱い。第2形態でフェイス・オープンもあるが、やっぱり弱い。最終・要塞面のラストで、ぽつねんと配置されており、ラスボスらしい演出など一切無しに淡々とスクロールに流れて現れる。だが、一度見たら忘れられない造形という点ではメガドラでも屈指のボスだと思う。
 が、実際の話、このゲーム、それぐらいしかウリが無い。美点も少ないが、とりたてて大きく騒ぐほどの欠点も無い。スクロールがガタつくとか、弾着の感触が無いに等しいので敵を壊しても面白くないアーンド美しくないとか、別に珍しいことでじゃない。「駄作扱いされてますが、私は好き」という意見があるのも、実はそんなにつまらんゲームではないことに起因する。拙者かて別に嫌いな訳じゃない。思えば、ココのゲームは大抵こんな感じだ。手堅すぎてはっちゃけぶりに欠ける。平たく言うと萌えない。「ヘビーノバ」も「ブラックホールアサルト」も「マリオネットハンドラー」も。「麻雀狂時代」(AVギャル制服編、コギャル放課後編などがあるらしい)はどうだか知らんが。
 いっそ、もっとダメダメなゲームなら良かった。面白くも、つまらなくもないから、手を出せない。
 触れる事、あたわざるもの、イントッカービレ。もっとも、拙者にとって正しい意味で手が出せないゲームはサターンの「心霊呪殺師太郎丸」(テンゲン)ですが。なぜって、×××が怖いから。あぁ、伏字にしてもなお怖いっ。

01/05/29  代


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