帰ってきた暗黒式雑記群


夢十夜

ソーサリアン /セガ /メガドライブ /ロールプレング
 ついでと言っちゃあなんだが、前回に引き続き、メガドライブ古えのRPGの話。今回は「ソーサリアン」。どっちもRPGらしいRPGじゃないがね。
 メガドライブ版「ソーサリアン」の発売は90年2月。メガドラ通算4本目のRPGである。オリジナルのパソコン版からシステムに若干の変更を加え、シナリオを完全に差し替えて発売された。シナリオ数は10本。今もって他機種に移植されていない完全メガドラ・オリジナルである。
 一応、説明しとくと、「ソーサリアン」は日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー」の5作目にあたり、80年代末期のパソコンゲームの一大看板ゲームである。システムとシナリオが分化しており、謎の街ペンタウァを根城にするソーサリアンと認定呼称されるアルバイト冒険者の群れが無限に流れる時間の中で、いつまでも終わりのない冒険を繰り返す形而上アクションRPGだ。パソコン版のシナリオは15本(後に追加あり)。これを何度も何度も、何時までも何時までも繰り返し、ペンタウァある限り何度でも復活するキングドラゴンを倒し続ける。なんつーか、「永遠はあるよ。ここにあるよ」(こういうのは普通、無限地獄というんじゃが) 寿命・成長速度が異なる種族と60種に及ぶ職業(日常的本業)、自分で合成する120種類の魔法など、たいへん(当時の)ファルコムらしいゲームである。
 さて、この「ソーサリアン」のアレンジ移植であるメガドラ版だが、発売当時はわりと賛否が分かれたが、時が経つにつれ肯定派が生き残ったような気がする。
 まず、メガドラ版はシステム的にオリジナルより難易度が低い。
 パッドというキーボードよりはるかに優れた操作装置を使うにも関わらず、2段ジャンプが無い(最初から、2段分の高度まで跳ぶ)。
 武器を空振りしてもバカにならない、アーンド、魔法を撃ちまくっても貧弱にならない。
 魔法の幾つかが変更され、しちめんどくさいヤツは単純な攻撃魔法になった(どーせ使わんが)。その上、属性が合わない敵に魔法が跳ね返されない(どーせ、使わんが)。つーか、必要な魔法は3つだけだ。すなわち、「heal」(HP回復)、「add to life」(シナリオ中、HP2倍。界王拳?)、「change air」(身体を空気にする。こっちは殴れるが、敵からは殴られない)。充分なMPがあれば「change air」だけでもいい。「地上で最も強力な毒ガスは何だか知っているかね?」 バシッ! 「答えは空気。わかった時にはもう遅い」(←ちょっと違う)
 シナリオ数が少ないので、高レベルキャラが寿命でくたばる前にラスボスに到達できる(不老不死の裏技を使えば関係ないが)。この辺は人によるだろうが、拙者が正直に基本面子(人間男戦士、人間女魔法使い、エルフ女魔法使い、ドワーフ男戦士)でやった時は、人間キャラがジジババになる前にクリアできた。「愚地独歩(←この名前、間違い)、当年とって55歳。スピード、パワーともにピークを維持できるのは今年が限度だろう……。よくぞ、間に合ってくれた!(ニンマリ)」
 また、メガドラ版はシナリオが秀逸である(これはオリジナルと比較してという事ではない。念の為)。以下が、その各タイトル。

・灰色のダンジョン
 最簡易のシナリオである。だが、ストーリーはいきなり「誰一人、突破した者がいない大迷宮の封鎖指令」だ。初めてやった時に、一度降りたら登れない一方通行の段差を2段ジャンプなら登れると信じ、10分近くジャンプを繰り返した果てに2段ジャンプが無い事に気がついたのも、今となってはイイ思い出である。

・常春の村
 マリネラではない。人生経験少ない田舎者の若造が都会の女に騙される話である。色を知る年か……っ。

・天空の滝
 パソコン版経験者にはおなじみ、「聖職者」がいないとクリアできないシナリオ。お空の果てには雲を生む滝がある……。うーむ、メルヒェンですね。その実態は機械管理労働者の悲哀でしたが。

・チャイニーズ・メディスン
 目下、ペンタウァでは漢方薬が大ブーム。(回復力か持久力かは知らんが)体力に衰えを感じている王様は、中国は桂林地方にあると回春薬の捜索をソーサリアン一味に依頼する。……いいのかねぇ? この設定。

・ペトスの祭壇
 氷結ダンジョン攻略。目標は、氷で出来た樹「チルド」の実である。なんてストレートなネーミング!

・魔法使いの弟子
 名門魔法学校に起きたモンスター発生事件を調査解決する。いじめは確かにカッコ悪い。だが、いじめられる方にも相応の原因がある事を言い切った問題作である。

・ツイン・アイランズ
 インホア島と、アウタム島は南海にのんびりと浮かぶ平和な双子の島である(ガミラスとイスカンダルみたいなもんか?)。だが、両島の平和は岬から流れる謎の音色「妖精の竪琴」に含まれる毒電波がもたらす仮初めの物に過ぎなかった。妖精の竪琴が止まり、血で血を洗う抗争が始まろうとしていたちょうどその時に、島に観光に来ていたソーサリアン一味は、みずからのバカンスを邪魔されない為に事件解決を目指す。メロディーを聞いて、全く別の場所で一音一音、叩いて再生する素薔薇しい謎解きで伝説になったシナリオである。

・マリオネットの館
 人形を名物とする観光都市パペッテ。またも観光中のソーサリアン一味は、紆余曲折の末、人形にされて人形の国に放り出されるはめになる。蝋人形の館ァーッ! メルヒェンチックシナリオ第2弾。やはり、その実態は体制側とレジスタンスの不毛な抗争でしたが。

・狙われた村
 前後編シナリオ。謎の新興宗教が双子の若い娘をかどわかして邪神復活を目論む王道の極みである。この宗教結社ザンダー教はザンダー様(キングドラゴン)を崇めるという全く捻りの無い連中だ。ちなみにタイトルは「狙われた」だが、世帯数に対しての双子の姉妹の割合を見るに、この村はザンダー教とは関係も無く、なにかに「呪われている」としか言いようがない。「二重影」なら片方は水蛭子だぜ。

・邪神の砦
 最終シナリオで「狙われた村」後編。双子誘拐事件から数年、件の村を再び訪れたソーサリアン一味(また観光かっ)。だが、突如、火山が噴火。立ち込める暗雲。ザンダー様復活の儀式は既に完遂していたのだ。ソーサリアン一味は、これまでの冒険で知り合った人々の力を借りて、邪神の本拠地に殴り込みをかける。オールキャスト(足りない連中も多いが)で贈る感動の最終回。PC・NPC含めて、年の取り方が合わないが、そこは見逃してやれ。

 どこそこに観光とか、寄る年波に勝てないので薬に頼るとか、俗っぽいシナリオフックが多く、なんちゅーかテーブルトークRPGで「今回は少し意表を突いてみました」的展開のシナリオが多い。ラストシナリオで、それまでの10本をまとめる演出が見事。ザンダー様にトドメをぶちかました瞬間に、そのまま画面がモノクロになり、スタッフロールが始まる。(ゲーム内時間で)数十年に渡る冒険の全てが、最後の一撃に籠められていた事を感じさせる感動のラストシーンだ。
 まぁ、「ソーサリアン」だから、その後、何事も無かったように街に戻って、終わらない冒険地獄が続くんじゃが。

01/05/26  代


団地妻の誘惑

ヴァーミリオン /セガ /メガドライブ /ロールプレング
 拙者も人の子でござる。たまにはRPGがやりたくなる事もある。だが、面倒なのは嫌じゃ。システムはカンタンじゃなきゃダメよ。戦闘はアクションがええなぁ。広いマップをダラダラ歩くくらいなら3Dの方がいい。3Dにはマス目を埋める快感があるからして。でもマッピングは嫌いでおじゃる。
 どっから、どう見ても「贅沢ぬかすのもたいがいにしやがれ」と怒られそうなのはハナから承知だが、昔はこういう条件を満たすRPGも確かに存在した。ゲームとして面白いかは別問題だが。さて、今回、取り上げますは「腹上死RPG」として誉れも高い、セガ謹製のRPG。「ヴァーミリオン」でございまする。
 「ヴァーミリオン」は89年12月に発売されたRPGである。メガドライブでは3本目(セガ謹製では2本目)のRPGだ。前の2つが「ファンタシースター2」「スーパーハイドライド」なので、メガドライブ初の完全オリジナルRPGという事になる。その出来映えの程は、「オレは、このゲームが100円で売られているのを見た事がある」と言えば予想がつくであろう(笑)。ただし、サウンドはけっこう評価が高い。♪ジャカジャカジャッ、ジャカジャカジャッ、ジャカ、ジャカジャカジャカジャカジャッ(ここで雷。スガガーンッ!)←経験者なら判って頂けると思うが……。
 ストーリー展開はいたってオーソドックス。捻りの無いファンタジー世界で、出生にいわくアリの主人公が、自分の秘密を知って、青雲の志(父親の仇討ち)を抱いて旅立つ。目的完遂の為には、謎の指輪を集める必要があるので、マップ上の町を順番通りに訪ね歩いて、そこで起こる事件を解決して次の町に向かう。見事、本懐を遂げた後はお姫様とくっついてエンドだ。ラスボスが指輪の暗黒面に引っ掛かった、かつてのパパのダチなのも定石通り。基本的なノリは多少、暗めで、命乞いをした敵を見逃してやったせいで街が全滅する話などもある。
 一方、システムは当時としては野心的。通常フィールドは3D(全体マップも表示)だが、街では2D見下ろし画面。ザコ戦闘は固定画面ACTで乱戦(主人公1人VSザコ数匹)だが、ボス戦闘はサイドビューでタイマン勝負。ボス戦の、完全甲冑装備で剣を抱えた主人公がカニ歩きでジリジリと横に動く戦闘が印象的である。もっとも、2Dフィールド時と対ボス戦では主人公の造形は似ても似つかない。ギャンだと思っていたMSが、いつの間にかゴッグになったようなショックを覚える。
 あんまし多くを望まなければ、それなりに遊べるゲームだったような気もするが、どうも「ヴァーミリオン」については、ゲームを彩るけったいなイベントの数々が記憶に残る。ここでは、その幾つかを紹介しよう。

・エッチな本
 とあるアイテム屋に並ぶ商品の中に「エッチな本」というブツがある。即効で購入し、胸の高まりを抑えつつ、ページをめくると、そこには以下のような記述が、
「アルファベットのべんきょうをしましょう。ABCDEFG、このつぎは?」
 なんじゃあ、こりゃあぁぁ!
 ゲーム中、唯一、主人公が声を大にして怒りを露わにする貴重なイベントである。

・ヴァーミリオンの秘密
 タイトルの「ヴァーミリオン」とは、ゲーム内で最強の剣の名前である。だが、こいつをノーヒントで入手するのは実に難しい。つーか、まず無理だ。
 ゲーム中盤部、ある街の武器屋に入ると、店主にいきなり「そんな武装を持っているのは、のび太のクセに生意気だ」の如き暴言を吐かれて問答無用で全装備をふんだくられ、一から装備を整えなおすハメになる。ふつうは罠だと思ってリセットして、この店には入らないようにするだろうが、実はコレが罠なのだ。
 ここで装備を取られていると、ゲームが終盤戦を迎えた頃、全然関係ない別の村で「最強剣を作る鍛冶屋には既に会っている」事を教えられる。この後、例の武器屋に行ってみると「ごめんなさい。敵にばれないようにウソをついてました。あの時の装備を材料にして『ヴァーミリオン』を作っておきました」という流れになる。……そこらの店で売ってるような中盤戦装備程度の材料で最強武器を作るんじゃねぇ! しかも防具で、どうやれば剣が作れるんだ(世の中には寝袋や薬草で弓を作る勇者もいるが……)。
 ちなみに、この「ヴァーミリオン」、全く役に立ちません。上から2番目の剣で楽勝クリアできます。

・腹上死 
 メガドラ史上に燦然と語り継がれる伝説のイベントである。必ず出てくる話なので今更の感もあるが、「ヴァーミリオン」を語る上で、コレを外す訳にはいかぬ(実際、他はどうでもいい)。何もかもが幻想の流れに溶け込んでいく中で、かろうじて生き残った一欠けらの物語を人は伝説と呼ぶのです。
 やはりゲーム中盤戦、主人公は全ての野郎が出払っている村に辿り着く。そのうちの一軒で、旦那が不在の御新造に話しかけると、「夫が留守で一人寝が寂しい」などと問題発言。ここで「へっへっへ、奥さぁ〜ん」と誘いにのると画面が暗転、宿屋と同じ効果が。一晩過ぎた模様。ただし、ヒットポイントは半分に。オ、オレの身に一体、何がっ!? ふふふ、ナニの他にどんなナニがあるというのかね? おぉ、昼下がりの情事、人妻の熟れた肉体が淫靡に囁く。しかも「よかったわ。いつでも来てね」とのありがたいお言葉。ファイナルフュージョン、承認だ〜(一定回数以上、通うと拒否されるようになるが)。
 さて、この奥さんとフランス書院な一時を過ごすと体力が半減します。で、あれば連続して通い続ければ、どうなるか気になるのが人の性というもの。探求心に燃える若人だった拙者も、ヒットポイントを残り1点にして奥さんとの情事接続を試みた。すると、やはり画面が暗転、
「うおぉぉっ!」←主人公がくたばる時の雄叫び効果音
 死んだか、やっぱし。ふっ、アンタ……、漢だぜ……。天晴れな死に様だよ……。ゲームの主人公が死んで、こんなに感動したのは初めてだ……。
 この後、天国でパパに怒られて、レベルを1に戻されちゃったけどね、てへっ! あ、それと奥さんの旦那はあとで帰ってきます。
 
 こういうトコだけなら「ヴァーミリオン」は「ドラクエ」に勝ってるぜ。マガジンには是非、「ヴァーミリオンを作った男たち」を掲載して欲しい(←2ページ見開きで腹上死に吃驚仰天)。

01/05/24  代


あすを読む

 たまには時事ネタという事で、最近見ているテレビ番組の先行きを予想してみます。

○ノワール
 どうやらOPで出ている4人のうち、主役の2人以外は「別の」ノワールで、今後は元祖ノワールと本家ノワールがノワールの暖簾を賭けて、不毛な暗殺合戦を繰り広げるらしい。でも、なんか最終的にはなんとなく和解しそうな気がしないでもない(「美味しんぼ」のラーメン屋の兄弟みたいだ)。すると……。

 ――2対2に分かれて戦うノワール一味。だが、状況は彼女達に内ゲバを許さなかった。真の敵を前にして協力を誓う4人。ついに始まる4対4の暗殺合戦。
「ヴァイスクロイツvsノワール」
 白黒はっきりつけてやる!

 当然、このあと8対8、16対16と続いていく。
「バカなっ、あれはデューク東郷!」
「なにぃ! 知っているのか、ミレイユ!?」
「M16で2キロ先の相手を狙撃する変態よっ!」
「どうする、八丁堀? 俺はやるぜ」
「牙を突き立てろぉーっ!」
「あーっ、クライングフリーマンがズボンのベルトをっ!」
「しかし、一万人以上いると、ちっとも決まらねぇぜ」
 ちなみに、この回、出るのは合体夕叢霧香(実力は本物以下)だっ!

○仮面ライダーアギト
 主人公とは別のところで勝手に(ドロドロした)人間ドラマを繰り広げる警視庁一味。氷川君と北條君が殴り合って友情を深めると思いきや、関係はますます悪化。こうなるともう北条君には敵に回ってもらうしかない。

 ――氷川刑事への恨みから敵への寝返りを選んだ北條刑事。G4ユニットを奪い警視庁から逃走。自らG4を装着しアギトとギルスに襲い掛かる。新型の性能に押され防戦一方になる仮面ライダー’s。その時……。
??「そこまでです、北條さん」
北條「この声は!」
 氷川刑事、G3を装着して登場。
北條「いつぞやの借り、返させてもらいますよ」
 食堂での借り(←間違い)を返すべくG3に襲い掛かるG4。その優れた火力でG3を圧倒する。
北條「諦めるんですね。このG4はあなたのG3よりも性能が上です」
 ここぞとばかりに強気に出る北條刑事。だが、追い詰められているはずの氷川刑事は平然と言い返す。
氷川「フッ、相変わらず機械の性能に頼る人ですね」
北條「なんですって! 今、そんな減らず口をたたけない様にしてあげますよ!」
 勝負を決めるべく、新型グレネードを発射するG4。だが、G3はその弾丸をかわしつつG4の懐にもぐり込む。
北條「なにぃー!」
氷川「Gユニットは心で動かすんですよ、心で」
 頭の触覚が伸びてG4を真っ二つ。爆発するG4を尻目に去っていくG3と警視庁一味。
氷川「また会いましょう!」
小沢「Catch you later!」
翔一&涼「オレ達の立場って……」

○北条時宗
 主人公である時宗君のアマチャンぶりを時輔兄上と一緒に暖かく嘲笑う今日この頃。このまま蒙古が来てしまったらどうなってしまうのでしょう。

 ――もはや蒙古の襲来は避けられない。いざ鎌倉。全国から集まってきた御家人を前に、時宗は自分の真情を込めた演説をする。

「自分が執権の時宗だ。自分はまだ皆の全てを知ったわけではないのが残念ではあるが……、これだけは言っておく。絶対に死ぬな。自分も討ち死にさせる事のない様に、一層努力する。戦の中でいくら英雄的な行動をとっても死んでしまっては何にもならない。執権として、兵一人でも欠ける事無く生還し、勝利の喜びを共に勝ち取る事を切望してやまない。以上だ」

 だが、御家人達の反応はかんばしくない。

「よく言うよ……。ま、とりあえず腕前を見せてもらおうか」
「誰だって死にたかないぜ、アマチャンの執権さんよ。泣けるぜ」

 大丈夫か、第08幕府執権!

 この後、フビライの妹(声、井上喜久子)と雪山で遭難して温泉に混浴して、鎌倉で軍法会議。あ、あと、そろそろ監督がくたばって交代します。

00/05/22  東


粛清の時だッ!

 昨日つーか一昨日つーか、例によって「ノワール」(今回は、霧香ロボが(偽造)学生証で敵の首を斬る話ですムーンスラッシャー(モーションはヴェイパースラストだが)。他はどうでもいい)を観たあと寝たのですが、しばらくのちに大音量のJ−POPサウンドで強制的に起こされました。
 そうです。例のカラオケ兄貴です。時間は深夜3時。パーフェクトに草木も眠る丑三刻であります。例によって例の如く、流している曲も同じです。良く知りませんが、ケミストリーズとかいうそうな。
 おのれ! ケミストリだかミキストリだか知らねぇが、オレ様の安眠をこれ以上、妨害されてたまるかい。今度という今度は堪忍袋の緒が対消滅だっ。即効で地獄死ーッ!(ヘルシーと読む。中指と親指を立てた後、親指を下に向ける) イリオモテヤマネコなら三万匹は鏖殺出来る正義の暗殺拳、バッチしドッキし喰らわしてやるわぁーっ!

「イ尓已経死了」←「北斗の拳」復活記念

 というわけで、野郎の部屋の窓やドアを叩いてみましたが、反応がありません。中で死んでいるのでなければ、CDのタイマーをかけっぱなしで出かけている模様。そういや、今回は歌ってねぇな。
 しょうがないので、とりあえず問題の部屋の扉に苦情の貼り紙をして、その晩は引き揚げたのですが、どうにも腹の虫が治まりません。
 おのれ、喰らわせてやらねばならんッ! 然るべき報いをッ! ドッギャーンッ! 月夜の晩ばかりだと思うなよ。闇奉行に証拠はいらねぇっ!
 彼奴の車のガソリンタンクに角砂糖を入れてやろうか? うっしゃっしゃ、うっしゃっしゃ。(←若い人、置いてけぼりのネタだ……)
 
 その後、頭から布団被って多少は寝たのですが、中途半端な睡眠のせいで夢を見ました(中身はいじれなかった)。
 「Kanon」の川澄舞が出てきました。魔物と戦っているようです。頭には例のウサ耳がついてます。そろそろトドメのようです。頭のウサ耳の数が増えて6本になりました。足元の地面には謎のマークが現れています。「目覚めよ、その魂」な感じです。魔物に飛び蹴りをかましました。
 ……なにゆえ「仮面ライダーアギト」? でも、台詞は「ストライダー飛竜」でした。なにがなんだか、さっぱりです。どなたか奇特な方、夢判断をお願いします。

01/05/19  代


実は2.5頭身(イラストは5頭身)

にとうしんでん /タカラ /プレイステーション /アクション
 過日、拙者がスパーリング(コンビニエンスストア「スパー」での立ち読みを意味するッ。本来の意味は、日曜の夜に翌日発売のジャンプを読むべくスパーに走る事なのだが……)に勤しんでいると、店内の有線放送から何処かで聞き覚えのある歌が流れた。何の歌だったか思い出せず数日、悶え苦しんだが天啓により「にとうしんでん」のエンディングテーマである事が判明(なぜ、こんなもんが流れたのかは謎だが)。ちなみに歌っているのは高橋里華。拙者、あいどるの道はとんと存ぜぬが、このくらいは(多いか少ないかは判らん)人気があった御仁の模様。んで、せっかくだから数年ぶりに「にとうしんでん」をやってみたのだが……。
 さて、「にとうしんでん」は96年にタカラが発売した対戦格闘で、同社の「闘神伝」のキャラを用いたゲームであります。そもそも「闘神伝」といえば、戦いに勝った者が相手のパートナー(女)を一晩、自由に出来るという掟のもと……。え? 違う? シツレイ。とにかく、「にとうしんでん」はその名の通り、頭身数(約)2のキャラクターがボテ繰り合うコミカル対戦格闘である。日本伝統のSD文化の発露といえよう。
 登場キャラは8プラス隠し1で計9人。うち4人が「にとうしんでん」のみのオリジナル。その後のシリーズへは一切関与しない。つーか、「にとうしんでん」そのものがシリーズとは完全に独立した内容になっている。それゆえか「闘神伝」の知識はあるがこだわりが少ない人には結構ウケが良く、逆に熱心なファンには不評の向きが強いような気がする。
 中身は何故かムリヤリ学園コメディだ。
 タカラ学園は自由な校風と個性重視の教育方針で知られる学校である。今日は、その学園祭、さまざまなイベントが生徒の手によって開催されている。ところが学内で乱闘がっ! ……なんか「あすか120%」みたいじゃのぅ。ちなみに主人公格なのは新キャラ連中の方です。「闘神伝」組の方はおまけですな。あと、リカちゃんもいます。苗字が香山かどうかは不明ですが(だが日仏ハーフだ)。いろんな意味で自社パロディゲーム。発想は不真面目、製作は大真面目といった感が強い。はっきし言って、どのターゲットを狙ったのか、さっぱしわからんゲーム(闘神伝のコアなファン向けでも、低年齢・初心者層向けでもない)だが、ちょいと少女マンガ風味の入った学園モノの雰囲気は買う。ここらへんはキャラデザの勝利か。オレ的にはソフィアの(でっちあげ)設定がイカス。「彼女が、どういう人間なのかは神秘のベールに包まれていて誰も知らない。でも人の秘密は知っている。いつのまにか体操部を乗っ取って、”真”体操部にしてしまった」 ステキっ! でも使うのはトレーシー。決めろ、エレクトロ・スパルタンっ!
 また肝心の格闘システムだが、これがまた斬新つーか、キテレツつーか。各キャラ、通常・必殺含めて7つしか技を持たない(超必、弾き防御技含む)。が、技のモーションは(ほぼ常時)途中キャンセル可能といってもよく、ボタンを押すタイミングによって滑らかに繋がる。ただし、何も考えずに連打すると、技の出だし(刀を振り上げるだけ、など)を繰り返すだけで技が出ない(フェイントに使えるが)。押したボタンにダイレクトに反応する異常キャンセル技が、多段コンボを組むために存在するのではない事(最高4ヒット)が「にとうしんでん」の特徴である。
 他にも、なんと、このゲームには「ガード」の概念がない。防御は回避と弾きでのみ行う。もっとも、移動能力は高く(一歩ずつ歩くのではなく、滑るように移動する。よって踏み込み・撤退能力は充分、高い)、弾き防御はボタン一発で出せるので特に困らんが。
 おそらく達人が戦うと、かれいなクィックフォワードで敵に揺さぶりをかけ、フェイントを交えた華麗な攻撃の流れが展開するに違いない。しかし、「にとうしんでん」の達人……、なんとレアな……、しかも汎用性がない。とはいえ、彼我の間合い、制空権の読みと繰り出す打撃のリズムにのみ特化した感覚は捨てがたい。不マジメに対戦格闘が好きな人にはオススメしたい。
 あー、数年ぶりに遊んでみた結果は、ゴキブリ走りで銃を撃つ山岡四郎に虐殺されたよ。ガッデム。
 そういや、トレーシーの苗字って、やっぱ「ローズ」ですかね。ちなみに彼女、エンディングで「トレーシー柔術」を立ち上げます。……鼻血が出そうですね。←若ェヤツらにはわかんねぇだろうなー。

01/05/17  代


ビューティフル・サンデー

 昨日(13日・日曜)は、朝目が覚めると爽やかな五月晴れでした。せっかくの休日、部屋でゴロゴロしているのは心身ともに良くありません。ちょっと外に出かけることにしました。おぉ、イッツぁ、ビューティフル、デイ。
 家を出て、数分、直射日光にやられて思い直します。やっぱり、どんよりと曇って、適度に風があって、しかも雨が降らない天気の中、部屋の中で寝ているのが一番だ。おぉ、なんとファンタスティックな……。
 と、いうわけで、行って参りました、池袋。目的は無論、レヴォ(笑)です(爽やかじゃねぇなぁ)。しかし、C・レヴォリューションだのサンシャイン・クリエイションだの「聖闘士星矢」の必殺技みたいですな。その実態はアナザーディメンジョンあるいは幻朧魔皇拳ですが。
 いろいろあって、会場到着は11時半。既にスゴイ人の量です。今更、驚きゃしませんが(むしろ人が少ない方が吃驚するか)。が、ここで失策その1。カタログ購入に失敗しました。とっくの昔に完売だったようです。見本カタログの前にも行列が出来ていたので、とりあえず入場することにしました。歩き回ってりゃ、なんとかなるだろう。大凡の場所は掴んでるんだし。んが、この判断が失策その2になりました。えぇ、豪快に迷いましたとも。
 開場後にのこのこ出かけるくらいなので本命筋での買い物はハナから期待していませんでしたが、どんな感じだったのかぐらいは拝みたいところです。ところが間違って入ったホール(ジャンルは鍵)で渋滞に巻き込まれて、戻る事も進む事も出来なくなりました。昔やったメガドライブのRPG「ヴァーミリオン」(だと思ったが)の一場面を思い出します。混雑した酒場に入った主人公が情報収集の為、人ごみを掻き分けながら話を聞いてまわります。そして一番奥の人間が衝撃の事実を告げるのです。
「あんた、こんな所まで来て、出れなくなっても知らないよ」
 ガーン! マジ出れないので(運が良ければ出られる)、リセット。だが、これは現実。リセットできません。脱出のためにヒットポイントを大いに失いました。やはり並んでカタログを見た後、まず目的まで一直線。しかるのちにうろつくべきでした。まぁ、おかげで真っ先に「ザンファイン」の攻略本が手に入ったけど。これで分裂ボスの謎が解ける。
 その後、池袋を離脱して、アキバに巡礼へ。ところが、コチラも大混雑です。ホームから降りたものの、改札まで進めません。警備員の方が、「右側通行にご協力くださーい」と人の群れを分けています。おいおい、右側通行は判るが、通路を半々に分けてねぇで詰まっている下りの比率を上げろよ、と思いながら進んでいくと、改札では上りの人間方が圧倒的に数が多い模様。警備員さん、ごめんなさい。どうやら神田で祭りがあったようです。こんなんでは、もし本当に秋葉原に第二東京タワーが出来たら、とんでもない事になりそうです。アキバタワー建設反対! どっか余所に造ってください、皇居とか。
 さて、体力に余裕がないので、ビルの上にある店に登るのは止めて、地べたをぶらつきます。
 なんか動いている画面をみていたら、「とびでばいん」が欲しくなってきました。見事なくらい(悪いところ含めて)「がんぶる」ですが。海岸線を高速スクロールで抜けるところは「TFX」とか「Theシューティング」(笑)を彷彿させますな。
 しかし、今回の注目度ナンバーワンはメッセサンオーでデモをしていた「ゾイ丼」です。ゾイドのフルポリゴンSTGのようです。デモを見た限りでは1対1の戦車レースのようです。これだ、これを買わんで何を買うっ! しかし、近日発売の模様。がっくし。間が悪いのぅ。あんまし通販は頼りにしたくないんじゃが。本家のトミーも「ゾイド」のゲームは、SLGとかカードバトルじゃなくて、対戦ACTを作って欲しいもんです(希望の本命はストームソーダーで3DSTG)。

01/05/15  代


暁! カラオケ男塾

 最近、とみに寝不足です。あ、いや、総合的な睡眠時間は足りているはずですが、拙者の生活サイクルと噛み合わない時刻に強制的に目覚めさせられるため、気分良く起床出来ません。
 それというのも、ここんとこ、ウチのアパートの住人で、おそらくは拙者の斜め下の部屋の野郎が昼夜問わず大音量でCDをかけていやがるからです。あまつさえCDに合わせて大声で歌いやがる。しかも、音を外して(美少女が美声で奏でる歌声ならば許します。えぇ、許しますとも)。とどめに同じ曲ばかり何回も流してくれます。
 カラオケ(ユニゾンの方が正しいか?)タイムが始まる時間が、大体決まっていることから、彼奴はタイマーセットしたCDを目覚ましに使っていると予想されますが、コレが見事にオレの睡眠パターンを妨害しまくりです。一番、困るのが睡眠の途切れる時間が通常通りにならないので、拙者の特技の1つである「夢の展開を好きなようにいじくる」(夢の中において、その行為が出来ると強く信じる、あるいは最初から疑わなければ大抵の事は出来るもんです。スタンドの使い方みたいですね)のが、いまいち上手くいかなくなった事です。あぁ、オレのドリームランドが遠ざかる。
 別に音楽を楽しむのはいい。思わず歌うのも、(ホントはよくないが)まぁいいだろう。音量さえ気にしてくれればっ! 今の季節でこの有様では窓を開けて生活する夏場のことを考えただけで眩暈がします(エアコン? ソレハナンデスカ?)。その上、夜は多少なりともボリュームを絞っている(充分やかましい、つーか昼に音上げすぎ)点から、「周りを気にするなんて、俺って常識人〜」などと勘違いしていやがるに違いないのが、さらにムカツキマス。あと苦情は去年一度言いました。無視されましたが。
 かくなるうえは、やはり殴り込みしかねぇか……、

「毛唐の音楽には若者の脳味噌を腐らせる音波が入っとるんじゃあ〜っ!」←「男塾」復活記念

 昼夜構わずのフィーバータイムでも、昔、隣の部屋に居たカップルのように「ふたりエッチ」(笑)に勤しむみたいなやつなら、まだ笑い話で済んだのに。ちなみに、彼らがどのくらい凄かったかと言うと、拙者の下の階の住人がかけた電話の相手にすら聞こえるくらい凄かったそうな。まぁ、アノ年は暑かったからね。若いって、ステキっ! 若さ、若さってなんだっ!? 振り向かないことさっ! 愛ってなんだっ!? ためらわないこぉとぉさぁーっ!
 それはともかく、カラオケ兄貴にはイロイロとダメージを被っているが、こうして雑記のネタにはなったので感謝しなくちゃな。……でも、いつかコロス。

01/05/12  代


D.P.S.は電撃プレイステーションではありません

これD.P.S.? /アリスソフト /WIN95(18禁) /アドベンチャー
 そういえば、「アリス」と言われて真っ先に何を思い出すかで、その人間の人となりが判るような気がします。ゲームだけでも、メジャーどころからドマイナーまで数多いし。そりゃまぁ、いきなり谷村新司を連想するようなゲーマーが居ないとは言い切れませんが。
 さて、以前、闇取引で「20世紀アリス」を入手しておきました。目的は「これD.P.S.?」、ひいては「超伝説古代ロボ レッドサンダー」を遊ぶ事。んで、せっかくだから、ちょいと感想など。
 関係ない話ですが、ここんとこ著作権商法が大ブームで、エロゲーでもコピープロテクトをかけた物が増えているようです。エロゲーメーカーのような零細企業が自社利益を守る為に著作権を主張するのは当然としても、超がつく程度の大手には利益の社会還元の1つとして(笑)、商売抜きの複製には寛大であって欲しいものですねぇ……。
「これはCD−Rッ、違法コピーだッ!」
「フンッ! 買えばいいのだろうがッ、買えばァッ!」←注、買ってません
 いえ、ワタクシが「20世紀アリス」を入手した経緯とは何の関係もないお話でしてよ、オホホ。
 それはさておき、拙者、過去の「D.P.S.」がどんなものであったかは知らないのであります。よって、今回の「これD.P.S.?」については、小〜中規模のシナリオによるオムニバスと予想していたのですが、実態は「一発ネタを詰め込んだコント集」でした(いや、まともなノベルもありますが)。
 実際には4つのショートシナリオが収録されており、それぞれクリアなどの条件を満たすと裏モードのスイッチが増える仕組み。(レッドサンダー以外は)まともな表面に対して、裏面は爆笑モンの漫才集。「気弱な女教師←→首都高の悪魔」などなど、(やはりレッドサンダー以外は)シリアスな本編をブチ壊す豪快な暴れっぷりです。ゲーム進行意欲の増加や最終クリア後の統括的な印象を懐深いものにする見事な構成と言えましょう。当然、個々のクォリティーの高さが前提とされるのは言うまでもなく(笑いを取ることほどセンスが要求されるものはない)、トーシローが見た目だけ真似をしてもただ寒いだけのはずです。「短編が上手い奴が真の達人」という言葉を思い出します。一番オモロイのはスタッフテキストという話もありますが。
 さらに、各話それぞれ、話のジャンル、シナリオの質、CGの彩色など、全く異なる雰囲気のものが並んでいるにも関わらず、どれも「アリスソフトのゲーム」で統一されている事に驚きます。確固たるブランドイメージを持つ老舗の強さを感じます。

 これでシステマチックなゲーム作る時の難易度に関する考え方を変えてくれりゃあ、文句はねぇんじゃがなー。わしゃ、巷の話を聞いとるうちに、「夜が来る!」が欲しくなくなってきたわい。
 つーか、最初は「レッドサンダー」だけやるつもりだったんじゃが、いつもの調子でやっとると話の中身を全部書いてしまう。螺旋チャージっ! 前後チャージっ! 飛ばせ、リビドーっ!

01/05/10  代


迫真のガメラワーク

ガメラ2000 /デジタルフロンティア /プレイステーション /シューティング
 気がつけば、2001年も約半分が過ぎてしまった。まことに時の経つのは早いもの。あんまり早いもんだから、去年、ガメラが世界中で暴れ回った事件があったことなどゼンゼン知らなかったよ。ましてや、フローティングバイクや荷電粒子砲が実用化されていたなどとはホントーに露知らず。……つーか、いくらなんでも西暦2000年を舞台にして、このはっちゃけぶりはいかがなものか(まぁ、「ゴジラ」のチョー兵器群に比べれば可愛いもんじゃが)。
 さて、「ガメラ2000」(以下、G2K)は平成ガメラの設定を下敷きにゲーム独自設定を加え、劇場版「大怪獣空中戦」から5年後の事件を描いたゴンポリ3DSTGである。発売は97年。ゆえにフォローが入るのは「レギオン襲来」まで。基本的に原典など、どこ吹く風、好き放題やりまくりの内容だが、「イリス覚醒」を観てみると意外と通ずるところもある。そう、ギャオス細胞に女を融合させると超絶進化を起こすのだ!(……デビルガンダム?)
 時に西暦2000年。日米合同で保管されていたギャオスのDNAサンプルが謎の円盤に強奪される。国際Gファイルプロジェクト(こいつらも謎の組織だ……)はすみやかにギャオスDNA奪還チームを編成。召集されたのは、敵に対する攻撃能力が高い米国工作員ジャック(と、取説に書いてあるが、これって人間に対する形容か? こいつが使うと武器の威力が増えたりするの?)と、遺伝子生物学の偉い人ドクター椋木(女)。はたして、我らがゲットバッカ−ズはギャオスDNAを無事、奪還する事が出来るのだろうか?(←答え、奪還出来ませんでした。ギャフン)
 肝心のゲーム内容はPS版「パンツァードラグーン」である。以上、説明終わり。あ、いや、コレだけではあんまりなので、もちっと追加すると、基本はゴールに向けて勝手に進む奥スクロール型のSTG。LRボタンで45度単位での視点切り替えが可能。プレイヤーが操作する自機は戦闘機ときどきバイクで、ご親切に随行してくれるガメラがロックオンショットを担当してくれる。とりあえず本作においては亀と人間の間に友情は成立するらしい。「G2K」独自の攻撃法として、飛行しているガメラにお願いして、回転体当たりを敢行してもらうことが出来る。特攻後、ふら〜と戻ってくる(目を回してグロッキーになっていると推測される)ガメラ様を見ると、肉体労働はタイヘンと思わざるを得ない。無論、これで頂くものは同じでございます。
 7面構成で、東京→ハワイ→香港とギャオスDNAを追って転戦。面と面の間には特撮ムービーが細切れに挿入され、きちんと見ていた(敵の正体を知っている)場合、最後に必死で逃走を計る敵円盤をガメラと2人(匹?)でいたぶる面が追加される。ちなみにムービーは日本語・英語の切り替えが出来るが、日本語モードの方が役者さんの素薔薇しい演技が強化されるのでオススメである。
 実際のゲームの出来映えであるが、コレが意外というか、けっこう良好。知る人ぞ知る良作で問題ないと思われる。私見だが、3DSTGというジャンルは「怪獣モノ」と相性がいいように思う。「バルクスラッシュ」などをやっていても思うのだが、戦闘機で巨大物の周囲をグルグル飛び回る状況を大迫力で再現しやすいと言うか。下から見上げる、あるいは上から見下ろす。角度や遠近をダイナミックに動かして造られる映像には、巨大物体がくんずほぐれつしていて一部分と全体像を同時にクローズアップさせなければならない状況はなかなか都合がいい。「G2K」の場合、アルカトラズでの対双頭ギャオス戦が白眉で、周囲の対比物がしっかりしている(場所的にあまり緻密かつ大量のオブジェクトを配置する必要がないので)ため、巨大怪獣がボテ繰り合っている様子を見事に具現化している。
 ガメラのゲームを作ろうとした時に、プレイヤー機を別途に設定し、プレイヤーがガメラを「半分」だけ操作するシステムを構築した発想は見事。結果、迫真のカメラワークとあいまって、「G2K」は清く正しい「映画的なゲーム」として完成を見た。バンダイには、ここらへんを見習って、自機がGファイター(ドップでも可)で、その横をガンダム(ザク)が飛んでいるゲームをぜひ作って欲しい。
 ここで話を止めておけば美しく終わるのだが、やはりシナリオのヨモスエぶりについて一言いわずにはいられない。
 終盤戦。香港においてギャオスの大群とのドッグファイトを制したジャック&ガメラの前に究極ギャオスを内包した敵要塞が姿を現す。大地割り、そそり立つ姿、正義じゃなくて邪悪の証か。……おい、これはメカ道祖神か? その黒光りする巨根、じゃなくて巨体を前に本部から通信が。
「ジャック! 敵の正体は、かつて異次元に封印された旧支配者が……」
 ……ご冗談なら後にしていただきたい。私は今、忙しいのです。

01/05/08  代


真説・アルジェントソーマ

(前回までのあらすじ)
 突如、宇宙より飛来したエイリアン達によって、人類は多大なる被害を被る。全てのエイリアン達は地球上のある一点、「巡礼ポイント」を目指す。
 エイリアンの死体から作られた、Ex.1=フランクは対エイリアン特殊部隊フューネラルで他のエイリアンの殲滅のために利用される。
 だが、フランクを含む全てのエイリアンには心があった。かつて消息を絶った宇宙飛行士ユーリ・リオノフの心が。
 そして、今、フランクは巡礼ポイントにたどり着く。

「私は帰ってきた。そう、この聖地『アキハバラ』に!」

第××話「聖地と巡礼と」

 物語は数年前にさかのぼる。
 休暇中、アキハバラに赴くユーリ。
「今回はゆっくり出来る」
 今日の目的は、(仕事の憂さを晴らすべく)同人誌を買いあさる事。だがそこに青りんごの上司(後のMr.X)から連絡が。
「オシゴトデス」
 泣く泣く売り場を離れ、宇宙船に乗りこみ任務につくユーリ。
 そんな時、謎の天体現象が発生。
 無理して調査に向かったユーリ一行は見事に遭難。酸素が尽きかけたユーリの心にあったのはただ一つ。
「新刊読みたかったな」
 彼のその心がエイリアンを生み出す事になろうとは……。

 そして現在。
 全てのオタクのたどり着く場所、(偏った)夢の地、聖地アキハバラ。
 そこに行けば求める同人誌が手に入る。
 だが、そこでフランク=ユーリが見たものは……、

  とらの×× → 閉店しました
  ○ッセサン○ー → 閉店しました

「これはいったい」
 そこにMr.X登場。
「私も最近知ったんだが……」
 エイリアン災害による被害は大きく、特に巡礼ポイント「アキハバラ」のある日本はひどかった。食うに困る状況で同人誌の売買などが成立するはずもなく、同人業界自体が崩壊。オタク文化は滅びようとしていた。
「私は……、私は愚か者だ!」
 自分を責めるフランク=ユーリ。
 呆れる or 怒る政府高官達。
 同情するフューネラル一同(←全員隠れオタク)。

 絶望のあまり、心を閉ざしたフランクだったが、フューネラルの仲間達の説得で自分を取り戻し、地球に向かってくるかつてない程巨大なエイリアン(惑星サイズ)を止めるために飛び立つ。
「リウ、ハティに伝えてくれ。懐かしい歌をありがとう」
 フランクの特攻(?)によって巨大エイリアンは消滅、地球と人類は救われたのだった。

 そして流れる「懐かしい歌」。

♪行こうよ眩しい 光の世界 ハートのスイッチオンにして
 ごらんよ誰かが 君を待ってる 同じ形の夢抱いて
 明日が好きな人だけが 地球を回す ハロー、ソフマップワールド〜
 (コミケコムのテーマソングなどでも可)

01/05/05  東


黒いきょうだい

 体調不調につき、あなうめ更新決行。

 今月のピュアガール誌のコラムを読んで、「ほへー、『ノワール』は『ファントム』のパクリだ、みたいなことを『本気』で言っている人がけっこういるんかい」と感銘。たしかに、この種の感想はいくつか目にしたが、あくまで印象の問題だと認識していた(つーか、エロゲー畑の人間なら当然の連想だと思う)。が、まがりなりにも商業誌のライターに「事件」という単語を選ばせる程度には深刻に捉えている人達もいる御様子。
 当のコラムでは、情報の享受の仕方が異なるオタク世代間ギャップからなるオタク教養の認識が、これらの軋轢を生むような事を述べていた。しかし個人的には、ゲーマーと非ゲーム系オタクが仲が悪いのは昔からの事で、別に珍しい話ではないと思った次第。

 それはそれとして、非放送地域の人に内容を説明しておくと、「ノワール」はテレビ東京系で現在放送中の深夜アニメです。
 主人公その1は、おそらくアニメ史上もっとも眠そうな顔のヒロイン(ちなみに記憶喪失の女子高生で無断休学中です)で、眼鏡フレームやフォークなどを使った刺突系凶器攻撃を得意とします。
 主人公その2は、赤の他人の墓を勝手に知り合いの墓に見立てて墓参りをするのが趣味のお姉さんで(しかも指摘されると逆ギレする)、敵の仕掛けた罠に引っかかるのが得意です。
 この2人がユニットを組んで、今日は東に明日は南にと所構わず銃撃戦を繰り広げるバイオレンス萌え萌え暗殺アクション無感動巨編が、この作品であります。「ニキータ」がどうの「ファントム」がどうのと言うより、端的に表現すれば、「男の子向けヴァイス・クロイツ」ですな。しかし最近では、野郎向けだとキャラがオンナばっかで、女郎向けだとオトコばっかになるのね。
 フィルムノワールを狙いながら東映Vシネマになってしまう滑りっぷりと、確信犯的「内容がないよう」加減がたまりません。えぇ、毎週欠かさず観ております。目下の興味は、主人公その1(作中、名前で呼び合ってくれないので、キャラの名前がよく判りません。個体認識は声優名で行っております)の記憶とか、主人公その2の過去などはどうでもよくて、(OPによれば)あと2人増えそうなメインキャラのうちの一方、目つきが悪い悪のブギーポップが男なのか女なのか、それだけであります。オンナかつ味方という展開を希望しているのですが、神様はボクの願いを叶えてくれそうにありません。

 いや、実際のハナシ、この際アニメはどうでもいいから、どっかでゲーム化してください。「ポリスノーツ」終盤戦の如き(敵本拠ビルに「正面から」殴り込むと、「うわはは、よく来たな、ポリスノーツ!」と雑魚がズラーッと待ち構えていて、一対たくさんの銃撃戦。バカバカ撃たれるが、「アウ、アウ、アウ」で済む)インチキガンシューティングか、「アウトフォクシーズ」(今からでも遅くないから移植してくれ、ナムコ)みたいなバカ対戦アクションをマジ希望。

01/05/03  代


伝説の「オウガ」バトル

GEAR戦士 電童 /バンダイ /プレイステーション /アクション
 ココだけの話、原作アニメは2回しか見ていないのでござる(なんとなく内容は知ってるが)。だが、しかし! 横スクロールたこ殴りキャラロボACT/ボス戦は対戦格闘風味といえばメガドライブの「マジンサーガ」を、ボコにした敵が吐き出す電池で燃料補給とあればPCエンジンの「改造町人シュビビンマン」を思い出さずにはいられない。どこからどう見てもスーパーファミコンテイスト溢れるイベント画面もステキ。わしゃ、もう若い人達にはついていけなくてねぇ〜。というわけで、PS版「電童」、即日買いでござるよ。
 まずは、この御時世に平面奥行き無しの2DACTなど、よく出したものだと感心する。とはいえ、拙者の「電童」に対する認識は、あくまで「マニアが」正しい子供向け番組と認識するアニメなので、この選択はオレ的には正しい。つまり、我らオールドタイプが「あぁ、見事な直球勝負だ」と納得(実際の内容や、本当にそれをお子様が喜ぶかどうかは別問題)出来れば、それでよいのだ。んで、このゲーム版の内容を一言で表すと「『ザ・ニンジャウォーリアーズ アゲイン』に『ゲッP−X』を加え『大長編ドラえもん』をかける」である。
 機械開放という崇高なのか、そうでないのか、よくわからんスローガンの下に宇宙侵略を目論む機械帝国ガルファ。その魔の手がついに地球にも迫る。主人公のガキ2人、銀河と北斗は、ガルファ機獣の襲撃から逃れる為に近くにあったドーム型競技場に潜り込むが、地獄から逃げ延びた先は別の地獄であった。巨大乾電池で駆動する謎の巨大ロボ電童のパイロットにムリヤリ仕立て上げられた2人は、そのまま家に帰ることも許されず地球の平和のために(おそらくは無給で)戦わされるのであった! ←少なくともゲームはこういう話である。
 ACT部分は全9面で構成され、ボス戦が終わると電童と同じ性能を持つ敵ロボ鳳牙(パイロットは北斗の伯父さんだが、ここらへんの話は一切なし)とのタイマン勝負モードになる。通常ステージは平面横スクロール、対鳳牙戦は一転、ゴンポリ3D格闘だ。
 2D面は、2ボタンのみ使用の最小操作系としては手堅くまとめた攻撃体系でサクサク進む。ロボとしての重い操作とボコスカ戦闘の軽快な操作のバランスは良好。異様に強力な掴み判定でもって、とっつかまえた敵をひたすらブン投げる展開はまさに「ニンジャウォーリアーズ アゲイン」だ。これで「NWA」並に個々のアクションが鋭く、巻き込む敵の数が多ければ、さらに文句がなかったが、難易度の高騰を考えると無難な落とし所とも言える。タービン(電池を消耗して両手両足のモーターを駆動。ガードやガードダッシュを行う)が使える間なら敵無し状態。電池切れに注意、電気は大切にね、つーあたりは(ゲームバランスはともかく)いかにも「電童」らしい。
 3D面は、なんちゃってゴンポリ格闘として上手く仕上っている。CPUをいたぶって遊ぶには適度なバランスである。勝つだけなら電池を消費して必殺技を出せば、マジ楽勝。が、いろいろ操作を組み合わせると、けっこう連携攻撃が組めるもんである。オプション装備を変えると攻撃パターンや必殺技も変わるなど、見た目よりも意外と底は浅くない。戦うというより、戯れるといったスタンスで望む方が吉よ。
 他にもシナリオも必見だ。ゲーム的ダイアログの大マジメ具合とストーリーのズレッぷりが愉快。AC版「マジンガーZ」の「甲二くん、敵の弾はパンチで消せるぞ」「わかりました。博士」の如き、システムを強引に説明するやり取りや、セリフが最小限過ぎて一発ギャグになってしまったパターン(敵幹部との連戦時に最後のヤツが「オレは前の二人のようなバカとは違うバリーっ!」と放言。同じだ、バカモノ)のオンパレード。個人的にはツボにはまって笑いが止まりません。僅かな例外を除き、漢字は一切使わないし。「デンドー」ぐらい漢字で書いてやれよ……。
 鳳牙との一機討ち、すなわちオウガバトル(笑)も笑える、つーか泣ける。電童と鳳牙はデータウェポンというオプション装備を奪い合っているのだが、これが毎回、「鳳牙が先に入手」→「タイマン勝負」→「電童にボコられて強奪される」流れになる。「待ちかねたぞ」とか「今度は前のようにはいかんぞ」とか「悪いが私が先に手に入れた」とか、ほざいて颯爽と登場した後、「なぜ勝てん!」とか「電童と鳳牙はほぼ同じ性能のはず」とか「この私がパイロットとして劣っているというのか」とか、わめいて帰る姿には哀愁が漂う。あまつさえ、ガキどもに「なんでいつも先を越されちゃうんだ?」「なーに、奪い取ればいいんだ!」などと言われる始末。いい年のオジさんが……、お子様にいいようにタコ殴りにされて……。きっとアルテアくん(鳳牙のパイロット)は逃げた後でこう叫んでいるに違いない。
「私は子供が嫌いだぁーっ!」
 また、特に脈絡もなく「自然を大切にね。ボク達、地球人」にもっていくエンディングが大長編ドラえもんを彷彿とさせる。
 ガルファ皇帝の正体は、暴走したガルファ本星の自然保護管理コンピューターという事実を明かして、副司令(北斗のお母さんらしい)最後に一言。
「なにごとも機械に頼りすぎるのはよくないわね」
 そういう問題でいいの、ママさん!?

01/04/28  代


続・麻雀放蕩記

スーパーリアル麻雀P6 /セタ /サターン /麻雀
 管理人、注:今回、貰いもん原稿ですが、ちょいと文量が少ないので(勝手に)ツッコミをいれて水増しを謀っています。文字の色が違う部分は管理人が改竄した所です。

 P5を書いてからしばらく経ったのでそろそろP6を書くが、私このゲーム、ゲーセンで一回クリアしただけなんだ。(ナニィ、サターン版持ってたんじゃねぇのか!?)
 だってなー。
 最初にこのゲームの画面写真見たとき、「絵描き変わったのか」と本気で思った。(1から2の時の衝撃に比べれば、ちっちゃい、ちっちゃい) 別に変わってないと聞いた時は「一体彼に何が」と本気で思った。(むしろ、5の時に何かが起きたという方が正しかろう)
 どうもアニメ版「パーチャファイター」(忘れてやれよ……)が良くなかったようだ。
 そんな訳で触手、じゃなかった食指が動かなかったのでしばらくやっていなかったんだが、今回も百円2ゲームの筐体を見つけたので、ちょっくらやってみた。
 昔取った杵柄(あ〜ん、どういう杵柄だ? ちょっと職員室まで来なさい)、P5でつちかった「安い手を早く上がる」は有効だったので比較的簡単に進めて、隠しキャラまで脱がしきったんだが……。
 ゲームを始めた時は店内に誰もいなかったが、しばらくして若人が一人入ってきて私のちょうど真後ろにあった大型筐体のバイクゲームを始めた。この手のゲームは効果音が盛大なんで、こちらのゲームの音は全然聞こえなくなってしまった。(こういう事があるから、ゲーセンには開店と同時に入店し、1回だけ遊んで帰るのよ) 後ろに向かって「やかましいぞ、貴様! 女の子の声が聞こえんだろう!」と怒鳴りたくなったが、そんなことをして路地裏に転がされたり(墓には「スーチーパイのファン、ここに眠る」と刻んでやろう)、伝説の勇者として界隈に名が広まってしまったりすると嬉しくない。仕方ないのでおとなしく黙って、小さな音を拾うのに全力を尽くしたが、おかげで話の内容はほとんど判らなかった。(愛が足りーんっ!)
 あと、このゲームには好感度ちゅうか何ちゅうか、こちらの打ち方によって終わった後の女の子の機嫌が変わるというシステムがある。(役牌のみでも国士でも、敵に和がられればムカツクことには変わらんと思うが) で、二人目ぐらいだったと思うが、安い手ばっかり上がっていたのが気に入らなかったのか、「あなたと打っていても楽しくない」というお言葉を頂いてしまった。(こういうエラそーなことは、せめてコチラと同じ持ち点で麻雀を打ってから言って欲しい) そんな君に私が言えることは一つしか無い。
「勝てばいいのだろうがッ! 勝てばァ!」
 まあ、好感度が高かったからといって、なんか良い事があるわけでも無いようだからな。(メッセージ変化だけではなぁ)

 つーか、ほとんどP6の話しとらんやんか! えーい、再提出だ、再提出。6はしゃーないから、7で仕切り直し! 口答えは許さん。なんのために今日まで貴様を生かしてきたと思っとるんじゃ!

01/04/27  東


早春賦

フレグランス /パプリカ /WIN95(18禁) /アドベンチャー
 春と言えば別れと出会いの季節。そのもっとも重要なイベントが卒業式である。3月末の妙に感慨深い風情を体現するものと言えば、卒業式、引っ越し、名残雪である。誰がなんと言おうと。

 しかし、高校を卒業し、大学をおっぽり出された身としては、残念ながら、仰げば尊しを歌っているうちに周りにつられて泣き出してしまう女の子を見て、にやにやしながら頷いたり、ハイになった野郎どもが生活指導の教師にお礼参りするのを遠巻きに眺めたり、ましてや、この日に備えて制服のボタンを大量購入する大バカ野郎を嘲笑することなど、もはや不可能なのである。

 かくなる上は、ゲームでその雰囲気でも味わうしかないわけで。このゲーム「フレグランス」の登場となります。

 名門私立高校に通う主人公・遠野原礼一は、かつて学園の理事長で地元の有力者であった父と死別。幼くして母親を亡くしていた彼は、義理の母と妹を生家に置き、一人暮らしをしている。大学の推薦も決まり、あとは卒業するだけの3学期。しかし、春の訪れを前に、人と人の絆は緩やかに形を変えてゆく。

 基本的には、起伏の少ないストーリーと淡泊であまり癖のないグラフィックで綴られる純愛系18禁ゲームであり、目新しい点は何一つありません。言ってしまえば「ウリ」の無いゲームではあるのですが、全体的に卒業前の物寂しさや焦り、あるいは人恋しさや感傷といった「雰囲気」を感じさせるゲームでもあります。もっとも、「どの辺が?」と聞かれると明確に答えようのない、何ともつかみ所のないゲームなのですが。

 ただ、出てくるキャラが、主人公はじめお金持ちばかりなので、ブルジョアジーが許せないプロレタリアートな方々は、ちょっと引っかかるかもしれません。主人公が所帯じみてるんであんまり目立ちませんが。

 全般的に淡泊で、刺激を求めて遊ぶゲームではありませんが、何となく感傷的になってみたい向きには薦められるかもしれません。ごく普通の「ちょっとイイ話」です。

 内容が時期的に一ヶ月ほどズレていますが、まぁ気にすんな!

01/04/24  Chon


記憶の海から

 私の名は、ロジャー・スミス。この記憶喪失の街には必要な仕事をしているが、前に一度、やったネタなので細かいことは省略する。
 とにかく、
 メモリーは悪夢のようにいきなりその姿を現わす時がある!

 私にとって過去とは過ぎ去ってしまった事実であり、今……そしてこれからが大事だと考える。しかし、人は失った物を機会があれば再び手に入れようとする。
 今回の依頼もその類と言える。

「――先日、昔読んでいたマンガの記憶を断片的に思い出してな。思い出せないところが気になって夜も眠れんのだ」

 ロジャー、例の酒場に入って、例の情報屋の横に座る。

ロジャー「『ダイナマ舞』というマンガの詳細が知りたい」
ビッグイヤー「聞いた話だがね。81年に週刊チャンピオンで連載されていたタイトルで、作者は真木富士人。部活編、対セイガク極道連合編、将棋軍団VS動物軍団編の三部構成らしい」
ロジャー「そこまでは掴んでいる」
ビッグイヤー「これも噂だがね。『ダイナマ舞』は全3巻完結だそうだよ」
ロジャー「バカなっ、それだけではキャラクターを揃える事さえ難しい!」
ビッグイヤー「さて……。なにしろ昔のマンガだからね」

 いや、マジな話、求む情報っす、切実にッ! 大まかな流れは記憶にあるのですが、細いところがボロボロ抜けてるのでござるよ。角田三姉妹が虐殺される話はトラウマになってるんで、バッチリ憶えてるんですが(笑)。
 「桂馬」って、どんな奴でしたっけ? 「金」が戦った相手は誰? そもそもラストはどうなるの?(敵の大将に飛び蹴り食らわせたところまでは憶えている) 
 もしも答えをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教え下さい。

マイクル・ゼーバッハ「お前達は真実を知りたくないのか! それとも真実を知ろうとも思わないのか? 私は知りたい! そしてお前達にも伝えてやる!」(←余計なお世話だ)

01/04/21  代


キネマの天地

>のび太と鳥人間
 先日、実家の妹から以下のようなメールを受け取りました。

「今年も行ってきたぞー! ドラえもん。
 だが、しかぁし!! つっっっまんねぇ! 金返せ!(ちゃぶ台ひっくり返し) 客をなめとんのか、こらぁ! 火ぃつけるぞ怒畜生!!

 ふぅーふぅーふぅー……

 去年の出来はどこへ行ってしまったの!? 確かにさ、大長編は「異世界での大冒険」なので、毎度おなじみ「時空乱流」を出すのは仕方ないとしても(しかしあんまりおなじみ過ぎてちょっとげんなり)、「環境問題」を持ち込むなっつーの。そんなのは宮崎アニメにまかせとけばいいんじゃー! 「環境問題」をテーマにした「雲の王国」が「日本誕生」を超える駄作中の駄作となったことを忘れてしまったのだろうか?
 しかも、今回のキーパーソンとなる鳥人間「グースケ」はガチョウなのに親はイヌワシ……何故?
 グースケのガールフレンド「ミルク」は可愛くないし。鳥人間を可愛くする方が無理という話もあるが、最近脇役キャラの女の顔は手抜きしすぎじゃなかろうか。
 さらに問題なのは話に起承転結の「結」がない。今回、悪役であるハゲワシの「ジークリード」は昔、人間に傷つけられたのを根に持っていて、怪物を使って人間への復讐を企むのだが、逆に怪物に襲われて怪我をしてしまう。結果的に怪物は倒したけど、ジークリードはその後、改心したということもなく、根本的な問題は何にも解決していない。
 ちなみにこのハゲワシは警備隊長なんだけど、「カラス警備隊」なのに何故ハゲワシ……。

 併映の「ドラえもんズ」も最っ低ーよ! 所詮ガキどものウケねらいにすぎないので、出来については何にも期待しておらんかったが、今までので一番つまらん。そもそも15分で終わらせるために中身のない物を作るくらいならやらんでいい。脇役が藤子キャラじゃないのは毎度のことだけど、今回のそれは「クレヨンしんちゃん」だろ!? 違うにも程があるわ、馬鹿者!
 それから、「がんばれ、ジャイアン」。これはもう……「スタッフが同人誌のノリで作った作品」としか言いようがないな。去年の夏辺りにテレビのスペシャルでやった「ジャイアンの夏休み」の方が断然良かった。……もう、歪んだジャイアニズムには飽き飽きした……

 しかし、一番問題なのは、パンフレットのあらすじと映画の内容がまったく違うことだ!! 500円も取ったくせにいーのか、そんなんで!! まぁ確かに、今回は宣伝からしていまいちだったよ。期待もしていなかったさ! でも、あんまりだぁ。唯一「おもちゃ」は良かったけどね……(涙)」

 ……難儀じゃのぅ。
 で、後日、ちょいと本屋で劇場原作漫画を立ち読みする機会があったのだが……。なるほど、これは「同人誌」だわ。悪い意味で。なんちゅーか、紛い物を本物だと信じて育つしかないお子様たちが可哀想ですね。「美味しんぼ」の河豚の白子の話を思い出したよ(アレはアレで詐欺だが)。
 あと、劇中冒頭で、のび太が「僕は鳥人間になりたいんだよ!」と叫ぶシーンがある。ここで「漂流教室」の屋上飛び降り自殺(というか、社会派ドラマ「鍵っ子教室」)を連想してしまったのは言うまでもない。(←「お前はもうジェットマンなんだ!」でも可)

>お〜い! ハンニバル
お〜い、ハンニバル、ハンニバル王子〜
 いつも一緒の女のクラリス
 あたまを食べても、はにゃ? ふにゃ
 マスクを填めても、はにゃ? ふにゃ
 犬歯と犬歯がゴッツンコ〜
 刑事が来たら〜、空に吊るそう〜
 まるい大きな〜、虹が光るよ〜

 つー訳で上映中ですな、「ハンニバル」。一応、小説は読んどるのですが、なにせ「原作と異なるらしいラスト」にしか興味がないもんで、その為だけに1800円払って映画館に行きたくありません。
 観に行った人からなんとなく話は聞いたのですが、いまいち詳細が掴めませんでした。どっかに、マジで映画館に行かなくてもいいぐらい事細かに話題の映画のネタバラシを行うサイトってないもんですかねぇ?
 個人的には、
「クラリス、おにいちゃんと呼んでくれ」
「ざけんな、コラ。『シスプリ』でもやっとれ」
 レクター、逆切れしてクラリスを食う(あるいはクラリス、レクターを食う)。
 みたいなオチを期待しているのですが。

01/04/20  代


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