帰ってきた暗黒式雑記群


おぉ、そうだ、まったくその通りだとも

 ちょっとした理由があって椎名高志のホームページを見に行く。
 で、そこにアニメ版ドラえもんについて「俺はまだ貴様を認めたわけではないぞ、大山○ぶ代…!!」という記述が。
 そのとおりだっ! 椎名先生! オレはあんたを支持するぜっ!
 そりゃ、ドラえもん、つーのも初期型や後期型、掲載雑誌によって旧ザクからザクFZぐらいの違いがある統一性の無いロボだが、おそらく最終スタンダードになるであろうコロコロコミック掲載型(のび太が小学4〜5年とした場合)は一般成人に比類(一部、凌駕)する知識・常識を備えたロボであったはずだ。
 つーか、そもそもドラえもんの語尾は「〜だよ」「〜なん(の)だ」であって、「〜です」ではない。つまり、初対面の挨拶(彼は常識人なので敬語を使うべきところでは敬語を用いる。この場合の相手は、対等であるべき存在、すなわち、のび太やのび太を通しての読者)として「僕、ドラえもんです」(←大山ボイスで読むように)つーのが間違っとるんじゃ。
 無論、大山のぶ代が、「原作を読んだ上で、あえて、より間延びした丁寧口調の強い演技を行っている」とか、原作者が大山のぶ代を「ドラえもんは、こういう声だったんですね」と絶賛していた事など百も承知だ。 
 だが、あえて言おう。今からでも遅くないから、声、変えてくれ。いや、むしろ今だからこそ変えてくれ。
 物好きな人は「ドラ・ザ・ベスト」(だったような)というアルバムを聴いて欲しい。これは劇場版ドラえもんの主題歌を収録したCDなのだが、何バージョンかの「ドラえもんのうた」(♪あんあんあん、とっても大好き、のアレ)が入っている。各曲の「はい、タケコプター」「それー、突撃ぃ」などのセリフ部分を聴くと、時期が下るにつれ明らかに喋り方がスローテンポ、つまり「男のガキ」の喋り方ではなくなっていくのがわかる。
「ドラえもんは 戦いの道具 かわいいペットじゃない。最高の相棒なんだっ!」
 あの漫画が「少年漫画」であり続けるために、私は「大山のぶ代排斥運動」を提言する。

 ……などと、どうでもいい話でお茶を濁してみたりなんかしちゃったりなんかしちゃったりして。

01/03/04  代


強攻せよ! 女の戦い

 いやね、「ガンバイク」にはこういうタイトルの面があるんですよ。そりゃ、もうシンクロ率400%で四つん這いになって暴走して、「ウキャーッ!」てのが。
 という訳で、NARUKAMIさんが頼みもせんのに(笑)「ガンバイク」のヒロイン、アミちゃんのキュートなイラストを贈りつけてきやがったので、ありがたく掲載ナリよ。


鳴神画「アミちゃん萌へ〜」の図


 時期的にエヴァンゲ、つーよか牙吠だが、まあ良し。
 しかし、面頭のタイトル見た瞬間から、やるんじゃねぇかとは思っていたが、本当にやるとは思わなかった。あんまし80年代アニメテイストじゃないぞ、インティ・クリエイツ(今更言っても詮無き事だが)。
 ちなみに彼女の暴走の犠牲になるのはガンバイク特攻隊々長ノウノ少佐。この時点では、もうグレているので同情はしません。結局、逃げやがるし。どうせなら、
「ガ、ガンバイクを喰ってる……」
「人間にはないアネルギー機関を、こんな手段で取り込むなんて……」
 まで、やりゃあいいのに。

 そういや、彼女のガンバイク・プロトは変形時パイロットの頭が完璧に露出するのね。んで、最大時速300キロ超のスピードで頭から体当たり。うわー、スゲーや。ゲーム史上最強の石頭ヒロインだわさ。
 これなら序盤戦で「頭痛い」以外のセリフが殆ど無いのも肯けるわい。

01/03/03  代


「牙吠」と書いて、「ガオー」と読むのだ

獣王記 /セガ /メガドライブ /アクション
 何の因果か、噂(笑)の新番組「百獣戦隊ガオレンジャー」を2週続けて見てしまった……。日曜の朝なんて、普段は寝てんじゃがのぅ。で、あのやけくそ気味にハイテンションな主題歌を聞くと、どうにもこのゲームのことが思い出されてならない。そこで、今回は「獣王記」のお話。
 昔、知り合いに「簡単で」「大迫力で」「爽快感があって」「短時間で終わる」アクションゲームはないか、と聞かれた事がある。私は即答した、「じゃ、『獣王記』」 だって、「面白い」とか「バランスがいい」なんて条件はなかったも〜ん。
 「獣王記」は88年にセガが発売した横スクロールACTで、メガドライブ初のACTである。業務用の移植であり、サターンにおける「バーチャファイター」やプレステの「リッジレーサー」のように、新ハード立ち上げ時にマシンスペックを見せつけるためのキラータイトルであった。牙吠ーっ! 結局、売上にはほとんど貢献しなかったが。が、がお…。
 まぁ、済んでしまった事はさておき、

闘いが、男を戦士に変える
叫びが、獣の咆哮に変わる

 古代ギリシャは地底の底から現れた謎の魔神率いる怪物の群れにより侵略を受けていた。
 このピンチを打開すべく迎撃の指揮を取ったアテナの手腕により、一時、戦局の逆転に成功する。が、不意をつかれたアテナが魔神に睡眠薬をかがされ、さわられる、じゃなくて、さらわれる(魔神が「モンゴルのお酒だ」とかなんとか言ったかどうかは不明)。
 その直後、オリンポス市長ゼウスのもとに電話が、
「へっへっへっ、市長さんよ、テレビをつけてみな」
 ブラウン管に映る半裸のアテナ。
「きさまーっ!」
「あんたはやりすぎた。これからは俺たちの好きにさせてもらうぜ」←こう書くと「獣王記」も「ファイナルファイト」も変わらんな。
 そこで、ゼウス様は獣人族を魔神軍にけしかける事を画策する。古代ギリシャのことわざに曰く、「バカとハサミは使いよう」(ウソ)
 細かいことは気にすんな! 獣を超え、人を超え、出ませい、神の戦士!
 Rise from your grave! ←以上のようなストーリーが取り説には6ページに渡って書いてある。
 ゲーム内容は出てくる敵を殴り倒して先に進む、単純明快ルールで全5面。自機である獣人は千年以上、「石の中にいる」状態だったため、スタート時は「貧弱なボウヤ」だが、道中でスピリットボールと称する謎の球体を食い繋ぐことで「マッタク、カンタン、ダ」とたくましいボディを手に入れていく。そして、3個を食った時に、画面に顔のアップが映し出され、「牙吠ーっ!」と雄叫びを上げて、ケダモノ人間に変身するのだ!
 変身後は攻撃力がインフレし、全く敵を寄せつけないフィーバータイム。初期状態がサナギマンなら、イナズマンFになったようなものだ。ほんとぉーっに、ゲームバランスもへったくれもないが、間合いと体力に気をつけてジリジリと先に進んでいた変身前と、画面狭しと暴れまわる変身後の落差が、なかなか堪えがたい快感を生む。「ハレ」と「ケ」というヤツですな。牙吠ーっ、飛びかかれ!
 化ける獣形態は面によって異なり、狼→竜→熊→虎→狼。熊と虎は必見だ。特に熊はメガドライバーなら一度は拝んでおく必要がある。そのつぶらな瞳がキミの心を熱く貫くであろう。ちなみに、熊で2人同時プレイ中、一方が石化ガスを吐いてる後ろに上手く重なるように他方が立つと、途端に18禁ゲームになるぞ(笑)。
 このゲームもエンディング後に何事も無かったように2周目が始まる。やっぱ、家庭用、しかも何の特典も無いゲームで複数周回って間違ってないか? まぁ、2周目にラスボスの怪人サイ男を倒した後で、アテナ様が「君たちには死んでもらう」とか言って、蜂になって襲いかかって来られても困ってしまうが。

01/03/01  代


サイコホラー深紅の秘伝説 徐々に奇妙な冒険

可変走攻ガンバイク /SME /プレイステーション /アクション
 甲状腺ホルモンのバランスが崩れ、異常な発育を示すと(中略)これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れ、この不思議な時間の中へ入っていくのです。
――ナレーション、石坂浩二

 何が悪かったのか、それとも何も悪くなかったのか。目が点になり、開いた口がふさがらない感動のエンディングを鑑賞した私の思考が現実世界に帰還するまでには、たっぷりと聴くに耐えないエンディングテーマが終わるのと同等の時間を要していた。大宇宙のブラザーが呼びかける。
「考えるな、感じるんだ」
 そうだ、考えちゃダメだ。理屈じゃないんだ。心の目で見なきゃダメなんだ。そうだとも。
 「ガンバイク」は98年にソニーミュージックエンターテインメントが発売した3DロボACTである。開発はインティクリエイツ。この会社は、この後に「ラブ&デストロイ」とかを出している。正統派からズレたロボゲーに何か縁があるようだ。
 ゲームの内容は、バイクに変形するロボ(ザボーガーではない)を操り、体当たりによって敵を倒していくもので、レースゲームのように制限時間以内(HPは稼働可能時間という形で表現)にゴール地点を目指す通常面と敵とのタイマン勝負になるボス面で構成されている。キャラクターは3人(熱血バカ、包帯無口系ギャル、冷静沈着型野郎)で、それぞれ微妙に異なる性能のガンバイクを駆る。ガンバイクはバイク(高速走行)・ラリー(安定性重視)・ロボ(攻撃用)の3形態に変形可能。自走砲弾であるガンバイクは一定以上の速度で走ると「ATフィールド」(のようなモノ)を展開する。敵もATフィールドで防御しているので、ダメージを与えるためには高速走行からの特攻あるのみという訳だ。だが、こっちの飛び道具を敵は弾きやがるが、向こうの弾はこっちに当たる。差別反対。いじめカッコ悪いっ!
 「やってらんねぇ、ざけんな、コラぁっ!」と言いたくなる致命的欠点も多い(やべっ! 言っちまった)が、美点も多い。短所は、任意に旋回しないうえ視点が遅れて切り替わるので破滅的に操作性が悪い事。別に細かい操作を要求されるゲームではないので、あんまし支障がないのだが、自機の挙動が思い通りにならない事は多大なストレスをプレイヤーに与える。ただ、「バイク・ラリー形態で走行、カーブでロボに変形し高速旋回→変形」や「ロボ形態でダッシュ→変形で即高速走行」など、「ガンバイク」独自の操作に開眼して、足を止めずに移動できるようになると、開発者が意図していたであろう高速ACTの醍醐味が見えてくる。特に上下に勾配のある通路のシャッターが次々と開いていく中をトップスピードで駆け抜けるのはなかなか爽快だ。
 かようにゲーム単体でなら評価は「佳作」。だが、ここにストーリーが加わると、このゲームは途端に「怪作」になってしまう。パッケージの裏には、こうある。
「’80sアニメ世代に送るビジュアルトリップ感覚!
パワードスーツへと3段階に可変するバイクや巨大多脚戦車…そして美少女!
リアルに構築された巨大都市(メガゾーン)と迫力の兵器描写が’80sアニメナイズされた圧倒的ビジュアルを最大加速(マクロスピード)!」
 だいたい、どんなもんか判っていただけたと思う。建前のゲーム内容をとても良く表した名文だと思う。ウソはついていない。言葉が足らないのは嘘ではないからだ。素薔薇しい。確かに80年代アニメナイズのストーリーだ。悪いとこ含めて。しかも、やっぱしエヴァンゲの呪縛から逃れられなかったときている。
 序盤戦はまだ、危機的状況下で最終作戦に挑む特殊部隊なのだが、4面ボスのニュータイプの女(ガキ)のゆんゆん毒電波に害されてから、思いついたように人類の革新とか種としての進化を唱え始め、その後も面が進むごとに順調に道を踏み外して行きやがる(ゲーム中になんかいろいろほざいているようだが、良く聞こえん)。とても1〜3面まで、「ガンバイクでぶち抜いてやるゼッ! ダァーッ!」だの、ひたすら頭が痛いの割れるのだのしか言ってなかった奴らとは思えない。特に出来る人格者だったはずの隊長が、いきなりダメ人間になってしまうのは必見だ。ラスボス(隊長の妹らしい)戦(必死こいて敵弾を防御して体当たり連打中)での「イクミぃ、私が悪かった。許してくれぇ」「何言ってるの、兄さん。たった2人きりの兄妹じゃないですか」あたりのやり取りを聞かされるとモリモリちからが抜けてくるぞ。ちなみに、ここで必殺技を使うと、いきなり口調が元に戻って、「粛清の時だ!」 ……なんか間違ってないか?
 ラスボスを粉砕すると、無駄に長いエンディングに移行。いきなり各キャラが素っ裸(そりゃ、プレイステーションだから妙な発光体のぼかしが付く。別にダイアブロックの如き裸体を見ても嬉しかないが。しかも2人は野郎だ)になって星の海を漂い始める。ほとんど説明は無きに等しいが、推測するにイデとか人類補完計画とかが発動して大宇宙のブラザーと融合するんでしょうよ。ここでも、「星がきれいだなー」だの「おーい、ここから出してくれー」だの、どっかで聞いたような台詞が炸裂。思わず呟いてしまった……。
「寝言は寝て言え」
 いやね、背後にいろいろ壮大な設定があって、真面目に考えられていた事はここを見て判ったんですよ。じゃがなぁ、そういう事はゲーム中にきちんと説明しなはれ。

01/02/27  代


謝辞

 昨日、カウンターが20000を超えました。
 これも日々、うちのサイトを見に来てくださる皆様方のおかげ、謹んで御礼申し上げます。見事、20000をゲットしたNARUKAMIさんには予告通り、「マジカルディープワン」(バニラ)の体験版を差し上げます。あ〜ん? わしが「まじかるアンティーク」だの「まじかるタルルート君」だのをくれてやる訳がないじゃないか。つーか、持ってねぇ。何? 予告では「マジカル」の部分が平仮名だっただと? んん〜、何の事かなぁ〜? ←えぇ、こんなもんで茶を濁しとらんと、さっさとまともな更新をせんか、という御指摘はわかっております、おりますとも。次には何とかします、しますとも、えぇ。
 それにしても、5桁突入はサイト立ち上げ時の最終目標でしたが、よもや、1年を待たずに達成できるとは思いませんでした。だって、字ばっかで他に何もないもんねぇ。しかも増やしようがないし。たいへんありがたいことです。まぁ拙者の力ではなく、ひとえにうちをリンクして頂いているサイト様のご威光の賜物であるのは言うまでもないのですが。←世間では、こういうのを寄生サイト(パラサイト)と呼びます。
 もっとも、「けっ。20000程度で浮かれてんじゃねぇ。これだからサンピン奴は」などの至極真っ当な御意見も重々、承知であります。ここは1つ、大きく次の目標を掲げましょう。次なる目標は、(くわっ!)
 22000っ!
 ふっ、言っちまった……。千と言う所を倍だぜ……。ギャンブラーだ……。

 というわけでこの次は、書こうと思いつつ延び延びになっていた不条理ACTの登場です。
次回、
「サイコホラー深紅の秘伝説 徐々に奇妙な冒険」
 真実は見えるかっ?

01/02/24  代


マッスルタッグマッチ

 先日、無口系ロボ娘ちゃんについて話をしていたら、なぜか話題が「キン肉マン」に移ってしまいました。んで、あとは連想ゲーム一直線。

委員長「あー、どうして神岸さんからの手紙の中に、これが混じっとったんや。神岸さんとのタッグ結成を九分通り決めてたゆうのに、この手紙を見たら決心が鈍ってしもうたやないの。私はどないすればええんやーっ!?」
 ――オッス、オラ、さおりん。
 史上最強の女が史上最強の女を誘いにきたわよ。スーパーあかりんと組んだのも一度なら、私と組むのも一度。機会が二度、あなたのドアをノックするとは考えないでね。
新城沙織 

 んで、大体こういうメンツになる。
神岸ブラザーズ:神岸あかり&神岸グレート(おさげのあかり。正体はあかりママ)
異次元殺法コンビ:月島瑠璃子&姫川琴音
ブランニュー・マシンガンズ:長岡志保&マルチ
はぐれアイドルコンビ:緒方理奈&森川由綺
モストデンジャラスコンビ:こいつらはどのキャラでもいい
2000万パワーズ:保科智子&新城沙織
寺女師弟コンビ:来栖川綾香&セリオ
エルクゥ・ミッショネルズ:柏木千鶴&柏木梓
 あー。カナディアンマンとスペシャルマンがおらんか。ケンダマンとスクリューキッドはこの場合、言うまでもない。

「いくわよ、梓。マスク狩りよ!」
「OK、千鶴姉!」
「「クロスボンバーっ!」」
「セリオーっ!」
「……綾香様、誰か私の顔を見て笑ってはいませんか……?」
「誰も笑ってないわよ!」
「……安心しました」
「この私が笑わせるものですか……!」
 (中略)
「綾香スペシャルーッ!」
「私の首に両足をかけるには、落下速度で私を追い抜かなければなりません」
「その通りよ!」
「そして、あなたが私より先に落ちるのは、その寺女の制服があるからですっ! 掟破りの綾香スペシャル返しっ!」

「由綺、アイドルともあろう者が人を傷つけた事を悩んでどうなるというの? まず、相手の不注意を笑いなさい。それがアイドルというものよ」
(中略)
「アイドルにも友情はあるよーっ!」(←ほんとか、おい?)

「ロングホーン(注、もみあげ)を長くして、少しでも速く私を突き刺したいという気持ちは判りますが、左右の長さが違えば隙間が大きくなります。その隙間に入り込めば、私を突き刺すことは出来ませんよ」
「ニューロングホーン(注、もみあげ)は相手を突くんじゃなくて挟み込んで倒すのよ!」
「はっ、身動きが取れない!」
「くらえ! ハリケーンヒートっ!」

 こういうヤツ、誰か描いてくんねぇかなー(どっかで既にやってるような気もするが)。

01/02/22  代


たそがれロンリー

シャドー・ダンサー /セガ /メガドライブ /アクション
 セガが「ああなって」しまってから、一ヶ月が経とうとしている。別にハードメーカーをやめるのは、もうどうでもいいのだが、他社ハードに供給の話で出てくるタイトルと言やぁ、「バーチャファイター」とか「サクラ大戦」とか「スペースチャンネル5」とか。そりゃ今のセガなら、こういうラインナップだろうが、わしはやっぱ、「獣王記」とか「アローフラッシュ」とかが欲しいのぅ。あと、正しくノリを継承した「ファンタシースター」も。だって、「PSO」ってドリル戦車ないじゃん。
 他にも絶対もう出ないブツには「忍」シリーズとかがある訳だが、今回のお題は、そのうちの1つ、セガの平面忍者活劇から「シャドー・ダンサー ザ・シークレット・オブ・シノビ」(メガドラ版。以下、影舞)。♪あれは、なんなんじゃ?(ニンジャ、ニンジャ〜)
 「影舞」が発売されたのは90年末。一応、同名業務用ゲームの移植という扱いになるが、「メリケンを舞台に犬を連れた忍者がガキを助けながら面クリア」という基本コンセプトだけを残して、あとは操作系から面構成まで全部変更、はっきし言って別モンである。ストーリーをいじくって、無理矢理「ザ・スーパー忍」の続編をでっちあげた事がウリとも言える。無論、「スパ忍U」の発売により、歴史の影に抹消されたのは言うまでもない。だが人よ、名を問うなかれ(中略)それが忍者の(以下略)。
 時に1977年。仕事よりも家庭を選んだため、ジョー・ムサシはスーパー忍から抜け忍になっていた。追い詰められたムサシは愛妻ナオコと息子の疾風、ペットの犬を小船に乗せ、海へと逃がす。そう、よりによって太平洋に。
 翌年、ニューヨーク在住の日系アメリカ人ディック・C・カトーさんは日課であるジョギングの最中、ブルックリンの埠頭に一隻のボートが漂着しているのを発見。生存者である満1歳の少年と犬を拾って育てる決心をする。
「シュリケン……、ジャパニーズ……、ニンジャ!」(ディック談)
 やがて時は流れ、1997年。ニューヨークを「ユニオン・リザード」の恐怖が席巻していた。一見、平和な街の影に暗躍する謎の組織。その業務内容は幼児誘拐である。そして、ユニオン・リザードの魔の手は、ついに疾風の間近にまで伸びる。養父カトーが殺されたのだ。怒りが頂点に達した疾風はムサシの形見である忍者刀を手にした。黄昏のニューヨークに今、たった1人の復讐劇の幕が開く! ♪ロンリー、ロンリー、ロンリー、ロンリー(いけね、犬が居たわな。まぁいいや、どうせボス戦の時はご主人様を見捨てて逃げるし)
 人に隠れて人を斬るニンジャACT「影舞」だが、内容は敵に気をつけながら、そろりそろりと先に進む注意一秒怪我一生タイプのゲームである。なんせ「スパ忍」と異なり、即死ゲームゆえ、一発でも食らうとアウトだ。脳天に刀が突き刺さるなどヒットマークが頭に出た時は痛そうなので納得も出来るが、足に出た時は「忍者が脛(あるいは、つま先)を小突いたぐらいで死ぬなー!」と疾風クンの貧弱なボウヤぶりに頭を抱えることになる。ただし、面間のボーナスステージ(ビルから飛び降りた疾風が、下から跳ね登ってくる敵忍者を手裏剣で迎撃する逆さギャラクシアン。なぜか、ここのBGMは妙に評判がいい)などで、かつてない程、気前良く残機が増えるので難易度自体は低い。少なくとも「スパ忍」とは比べ物にならん。
 オプション装備の忍犬「大和」をけしかけて敵の動きを封じることが、「影舞」の肝だが、これが期待しすぎると頼りにならん(逆に、あてにしていないと頼れるヤツよ)。敵が待機状態の時でないと犬の方が返り討ちにあってしまう。まぁ、このキャイン、キャインと尻尾を丸めるところが、「影舞」最大の見せ場なんだが。設定上、20歳を越えた老犬に無理をさせてはいかん、つーことかいな。
 捕まっているガキどもを全員救出して、ゴール地点に辿り着けば面クリアになり、ボスとのタイマン勝負へと移行する。男のガキを助けた時はノルマが減るだけだが、女の子を助けると疾風はハッスルタイムに入り、いろいろパワーアップする。ハヤテ、お前、そういう趣味の人間だったのか……? お父さんが草葉の陰で泣いてるぞ(親父の女の趣味も決して誉められたものではなかったが)。
 なんつーか、
「カーズ様、御言葉ですが、相手はまだ子供でございます」
「こうやるのだ、ワムウーッ!」
 な感じー。♪ロンリー、ロンリー、ロリー、ロリー(ちなみに、犬の方は相手が男だろうと女だろうと、おかまいなしだ)
 悪の幼児誘拐結社首領の首を取ると、ニューヨークに夜明けが訪れる静かなエンディングを迎える。その後、黄昏の摩天楼がバックのタイトル画面に戻るが、表示されるタイトルは「シャドー・ダンサーU」。これもクリアすると、次はみんなの期待通り「V」になる。
 この戦いに終わりはないのかっ!? さすがに、ここから先は確認してない。

01/02/20  代


「CCさくら・封印されたカード」の感想だ

 先日、地上波でやっていた「CCさくら」が終わったので勢いに任せて劇場番その2「封印されたカード」のビデオを借りて観ました。アニメ貴族な人々はBS2見てから映画館に足運んだんでしょうが、私は生粋の庶民ですから半年遅れです。おかげでこの寒い中、真夏の物語を見る羽目になりました。
 ストーリーはTVシリーズから少し後の話。来るべき「なでしこ祭」でさくらはクラスの演劇で主人公(今度はお姫様の方)を演じるので練習に精を出す日々。そんな時、ばったりと小狼と再会(ついでに苺鈴とも)。
 最終回で小狼の告白にエレガントに返事をしたさくらだったが、どうやらエレガント過ぎて、世間様は納得できなかったよう。そういった世間を代表して友世と苺鈴がさくらに「小狼が好き」と言わせるために画策し始めたのだ。まあ、CLAMPの世界は言霊イズムだから、ちゃんと口に出して言った方がいいのでしょう。しかし、曲がりなりにも告白して振られた苺鈴はともかく、友世はなぜそこまでこいつらをくっつけたがるのだろう。なにか裏を感じる。
 つー訳で序盤からさくらと小狼が恥かしがったり赤くなったり。客としてはここで微笑ましく見守る所なのでしょうが、心に葉っぱのない私は「小狼、昔のお前はもっといい目をしていた」とか「李君、君どんどんダメになっていくね」とか考えてました。ちなみにさくらは別にいいです。元からああですから。
 一方、友枝町ではいつのまにやら橋やらポストやらが消えるという怪事件が発生。それに並行してさくらカードが次々と消えていく。
 困惑するさくらの元にイギリスのエリオルから国際電話。それによると今回の騒動の原因はエリオル=クロウ・リードの邸宅の地下に封印されていた53枚目のクロウカードの封印が解けてしまったことにあるらしい。このカードは52枚のカードとの陰陽のバランスを取るために作られたカードで、1枚で52枚分のカードに匹敵する負の力を持った、何でも無にするカード(確かクロウカードには「ERASE」ってカードがあったはずだが……)。
 カードをさくらカードにして再封印すれば事は収まるが、その代償としてその時一番魔力の強い者の「その時一番好きという気持ち」が消えてしまうらしい(またこのパターンですか)。そこまで言った所で件のカードに電話線切られてエリオル君の出番終わり(君も正体明かしたとたん役立たずになったな)。ちなみに最後のカードの実体化した姿は某セフィーロの柱の女に良く似てます(声は坂本真綾だが別にエンディングとかは歌っていない)。
 結局、最後の最後までクロウ・リードの尻拭いをする羽目になったカードキャプター一味だが、それはそれとして劇の練習は続ける(Let’s 現実逃避)。ここらで話の展開上、小狼が王子様やることになるのは必然。本来の王子様役である山崎君がダチのためにどうやって役を譲るかを期待しながら見てたんだが……。蓋を開けてみると、「SLEEP」のカードで学校中の人間を眠らせた時、倒れた拍子に山崎君が負傷というつまらん展開。がっくし。と言うか、なんかあるたびに深く考えずに「SLEEP」のカートでパンピーを眠らせていたから、いつかこんなことが起きるとは思っていたんだ。
 なにはともあれ、晴れてめでたく(去年の借りを返すように)さくら=お姫様、小狼=王子様で祭の当日。劇の内容はみょーに主演俳優達の心理条件に重なっていて、告白の予行練習しているようなもんだった。
 おまえら、こんな事してる場合ではないだろう。
 案の定、「無」のカードが力を発揮し、舞台の観客からを手始めに、町中を消していく(相変わらず御町内の話である)。
 カードで対抗しようとするさくらだが、使ったカードから優先的に敵に取られていく。が、そのカードの行く先から敵の居場所はエリオル邸があった場所に建てられた遊園地と判明。そこに殴り込みをかけるさくら・小狼・ケルベロス・ユエ(他は全部やられた)。残りのカードは7枚。これをいかに有効に使うかが、カードキャプターとしての資質が問われるところ。
 で、いきなりジェットコースターに轢かれそうになって、「スタープラチナ」じゃなかった「TIME」を使用。切り札中の切り札をこんなくだらん事に使ってしまうとは。この後も敵の攻撃をただしのぐだけでカード全部使い切っちまった。さくら、おまえ彼氏の実家でしばらく修行した方が良いんじゃないか。まあ、お付の2体が勝手に突っ込んでいって返り討ちにあったことには少し同情する。ちなみに小狼はそこそこだ。
 結局、なんとか「無」のカードのいる時計塔(日本アニメの伝統だな)にまで辿り着いたさくらは、「暗いの嫌ー、一人ぼっちは嫌ー」と恨み言を言う「無」を毎度の事ながら口八丁で丸め込み、クロウカードからさくらカードに変えることにする。これでさくらは小狼のことを好きという気持ちを無くしてしまうのか、という所でぼろぼろになりつつも小狼到着。カード使いまくったさくらに比べて魔力が残っていたのでカードは生贄として小狼を選択(そういうもんなのか)。そして、もう自分を好きでない小狼に向かって、それでも「好き」だと言うさくら。
 いや、結局大丈夫なんですけどね。テレビ版ラストで作った名無しのカードと「無」のカードがフュージョンして「希望」のカードになって、誰も好きという気持ちを失わず、消えた町や人間もあっさり元に戻った(つまらん)。
 この終盤での二人の選択や行動あるいはストーリーの展開には見る方の好みで評価が変わる所だろうが、要はさくらが小狼を好きなのは純粋な気持ちであり、(某エルクゥの娘のように)別に相手が自分を好きだから好きになったという訳ではないという所をはっきりさせたかったんだろう。何しろテレビシリーズ見ただけではそう思われてもしかたがなかったからな。
 まあ、さくらが小狼に対する気持ちを無くしてしまって、小狼が「もう一回好きにさせてやる」というのもドラマとしては悪く無いが、それでは「キャッツ・アイ」の最終回になってしまう。
 ラストのラスト、ラブラブな会話しながら小狼に抱きつくさくら。ここで見てる方は赤くなるか、微笑ましい気分になる所なんでしょうが、やっぱり葉っぱのない私は「こいつら、くっついた途端にバカップルになりやがって」と苦い顔をしていました。こいつら自身のために五年ぐらいは日本と香港に分けとくべきだったんじゃないだろうか。
 なんか「エヴァ」あたりとは逆の意味で「見こみのある少年少女が、だんだんダメになっていく」話だったなぁ。いろんな意味で子供の教育に良くないし。

01/02/17  東


電車でGO!

インタラクトプレイ /Dreams /WIN98(18禁) /アクションかぁ?
 ゆえあって「ニュース23」の「幸福論」特集を見てしまった訳だが、その中のコーナーに視聴者の考える幸せをむりやり積め込んでポリゴンギャルで再現したコーナーがあった。この際、この女郎が幸福か否かはどうでもいいのだが、見ていると、あんまし幸せそうでないモデリングと明らかに幸薄そうなモーションが気になる。やはり、ゴンポリギャルを造るのは一朝一夕ではいかないナリよ、キテレツ。そこで今回は、「ユーザーの皆様のご要望に応える為、日々技術研究を行っています」「今回の新技術、1つのサーフェイスで滑らかな体にしました」などの謳い文句がいじらしいDreamsの「インタラクトプレイ」のお話。
 さて、うちのサイトのスポンサーと言うか家主の某氏は基本的にあんましゲームに興味の無い御仁だが、時々、珍妙なゲームを買ってしまう奇病の持ち主である。彼が今年の正月に買ってしまったのが、この「インタラクトプレイ」だ。で、「笑える」との御墨付きと一緒に拝見させて頂いた。確かに笑えるわい。つーか、笑うしかねぇわな、こりゃ。
 「インタラクトプレイ」は「車内での痴漢行為」と「だるまさんが転んだ」を高レベル(笑)で融合した3DACT(?)である。フルポリゴンの電車内で周囲に気を配りつつ女の子に接近し、制限時間内にあーんな事やこーんな事を働く、淫虐行為手当大爆発のゲームである(現実では良い子も悪い子も真似をしてはいけません)。さて、いっちょう、やってみますかね。電車で電車で電車で電車でGO、GO、GO、GO!(一部、バスもあります)
 車内にまばらに立つ人の群れ(ホントに少ない。何故こんなガラ空き電車で痴漢が成立するのかが、このゲーム最大の謎だ)を華麗なインサイドワークでくぐり抜け、標的の背後に音も無く接敵。あとはポリゴンの女体をいぢくりまわすのみ。カーソルを合わせて、こっちをクリック、そっちをクリック。基本ですな。ちなみに、他人の視線が自分に向いている時に活動するとペナルティーになります。適当にマウスを叩いていると、「あっ」ちゅー間におねぇーちゃんは陥落してADVモードに移行。うわ、はやっ! んで、いきなり、
「男は女を羽交い締めにすると……」
 朗読かいっ! このエロ小説朗読モードがある意味で、このゲーム一番のセールスポイントです。微妙にエコーがかかった、お姉さんの力が入ってるんだかいないんだか、よく判らん朗読。んー、「演歌の花道」の歌前のポエムが雰囲気近いかのぅ?
 最終面だけは別のゲームの如く難易度が高いが、「ポリゴンを愛でている時は、ただクリックするよりマウスを大きく動かした方が効果が高い」の法則にさえ気がつけば、制限時間を半分残してのクリアも可能。唸れ、炎のコマ〜っ!
 えぇ、堪能しました。久々にエロゲーやった気になったわ。やっぱ、こういう何の役にも立たん俗っぽいバカさ加減だけで構成されたゲームも市場にはあるべきだ。金を出さずに遊んだから、大概の事はおおらかな目で見れるぞ。
 ちなみにSYSフォルダ内のテキストファイルをいじるとゲームのシナリオ(ただし、非エロ部分)を好きなように書き換えられる。これで、ただタルいだけのADVパートとも、おさらばじゃ!

01/02/16  代


真・場繋ぎ

 いや〜、先週はなかなかピンチでした。やはり篭城には軍資金より兵糧の方が大事と再認識。

>口内炎の空に笑え!
 先週、風邪でぶっ倒れていた間、それとは別に口の中には最大で8つの口内炎がありました。もう慣れましたが。原因もイヤんなるくらいハッキリしてるし。
ドクター鎬「口内炎が出来ると一番、厄介な場所を知っているかね? 薬も当てられぬ上顎の奥、第一大臼歯の裏だっ!」
 いや、舌の真横も耳の奥に響くのでキツいっすがね。

>同志よ……!
 先日、聖地アキハバラの某同人ショップでの事。
 店内BGMはいつものようにエロゲーの曲をアレンジした同人CD。だが、なんの前触れも無く流れ始めた「TO MAKE THE END OF BATTLE」。しかも、元曲(というより、そのイメージ)に忠実なアレンジ。ふっ、おもわず聴き惚れてしまったよ。ふと周りを見れば、ほとんどの客は全く気にも止めず買い物を続けているのだが、一部に明らかに商品棚ではなくスピーカーに集中している者たちがいる。しかも、足でリズムを取っている奴まで。
 おぉ、ギャルゲーの荒野に身を堕としても、その心の奥には、かつての美しい思い出が息づいているのね……。(←「イースUなら充分ギャルゲーだ」というツッコミは却下)
 でも、結局、買ってきたのは「一般保護違反」。あぁ、素敵です、姉様。けれど、このCDを聴いていると「パロディウス」を思い出すのは、なぜでしょう?

>みんなでたたかえっ!
 11日放送の「未来戦隊タイムレンジャー」最終回スペシャル歴代戦隊大集合を見てしまう。
 ちっ、つまらん。順番に各番組を紹介するだけかい。俺ぁ、てっきり、100人超のヒーローと数10体の巨大ロボがズラーッと並んで、うわぁーっと雪崩れ込んで戦うのかと思ってたのに。
 しかし、最近では「ゴレンジャー」から数え始めるのね。昔は「スーパー戦隊」という時は石ノ森原作の2つは数に入れないはずだったのに。今年で25周年にするためか?
 あと、「ここからは時間の流れに沿って見て行こう」ってのは別にいいが、「オーレンジャー」も「ゴーゴーファイブ」も確か「1999年」だったよな、おい。
 とはいえ、タイムレンジャー一味のてきとうなコメントが逆に身もふたも無くて、それなりに面白かった。特にスーパーダイナマイト(ダイナマン一党が化けた巨大火の玉が、完全に尻尾を巻いて逃げ出した敵を容赦無く背後から強襲。その後、大爆発)を見て一言、「すげえ技だな」には笑わせてもらったわ。確かに、アレはそう言うしかない技だ。 

>髑髏のキュー
 今日、近所のジャスコに買い出しに行ったのだが、二階から廻る裏口から店に入ろうとしたところ、階段に座って乳繰り合っていたカップルの頭を蹴飛ばしてしまった。ぐるっと階段を廻った時に、ちょうど死角にいやがったんだよなー。
 で、オレのつま先が野郎の後頭部を直撃、撃ち出された野郎の頭が女郎の頭にヒット。う〜む、見事なコンビネーションショットだ。
 当然、気まずい事、この上なし。さっさと、その場を離れましたとも。えぇーい、いちゃつくんなら他所でやれ、他所で。
 ところが、買い物を終えて、ビニール袋をぶら下げて階段を登っていくと、いまだに二人の世界は続行中。なんつーか、そのタフネスだけは賞賛しよう、うん。

 さて、今晩はこれから「ニュース23」の「美少女ゲーマー特集」を見なくちゃ。ちなみに「美少女のゲーマー」じゃなくて、「美少女ゲームをやるゲーマー」ね。
 期待してるぜ、筑紫クン! いつもの調子で正鵠から1万宇宙キロぐらい離れた底の浅いコメントを頼む。もっとも、無知の知ゆえ、意外と本質を突く可能性もあるが。

01/02/14  代


麻雀・地獄変

將姫 /シーズウェア /WIN95(18禁) /麻雀
 ここだけの話であるが、私はジャンマー教徒である。
 ジャンマー教とは、一索牌にその御姿を顕わされておられる聖なる神ジャンマー様を崇め奉る宗教であり、その信徒の務めは脱衣麻雀を遊ぶ事である。その際、お布施を納める対象はジャレコのゲームであることが望ましいのだが、寛大なるジャンマー様は他のメーカーのものでも(たぶん)許してくださるはずである。そこで、今回はシーズウェアの脱衣麻雀「將姫」のお話。將姫はショウキと読みます。
 「將姫」は昨年春に発売された学園モノ脱衣麻雀だ。主人公が様々な部に殴り込みをかけて、麻雀で各部を制圧しつつ、学園の生徒会に迫るゲームである。服を全部ひっぺがされたギャルは部下になり、麻雀時に援護を行う。発売とほぼ同じに買っていたのだが、しばらく積んでいた。何故か? 取説にウソが書いてあったからだ。「ゲームディスクを使ってインストールした後、アニメディスクを入れて起動しましょう」 ……起動しねぇ。その後、フルインストール(または「ゲームディスク」を入れて起動)で起動には成功したが、そのまま放っておいた。一度、出だしでケチがつくとやる気パルスが落ちる。しかし、ある日突然、ジャンマー教徒としての務めを思い出し、再度インストール、アーンド、プレーイ! さぁ、かかってきやがれ。牌を握る前に決着をつける必殺の積み込み技を見せてやるぜ!(←それは別のゲームです)
 だが、そこには予想だにしていなかった現実が! なんで卓に4人もいるの? 麻雀って2人で遊ぶものじゃないの? こんなのやったことないよ、ママン! いや、冗談はさておき、そういや四人打ちだったわ、このゲーム。まぁ、ええわい。四人打ちの記憶が無いわけではない。いくぞ、稲妻ヅモッ!(←それも別のゲームです)
 んで、いきなり結論。脱衣麻雀に四人打ちは向いていません。特に、この「將姫」のルールならなおさらです。余計な手間が増えるだけっす。
 そもそも問題は、麻雀としての勝利条件(半荘でトップにたつ)とエロゲーとしての勝利条件(CG回収)が両立していない点にある。前者はともかく、後者を満たすためには一度の対戦(しかも1対3だ)で1人を狙い撃ちにして、規定回数以上あがらねばならず、失敗すれば最初からやり直し。よって、点数を気にせず、安い手でも連続してあがり続ける必要があるが、それでは金の点棒(部長キャラから満貫以上であがると入手するアイテム)が増えずバッドエンド直行だ。
 つーか、このゲーム、知らないとひっかかる無駄な苦労が多過ぎる。初期プレイ時ではキャラ攻略をメインに高速戦闘重視でいったらボス前でバッドエンド。次に設定をインフレルールにして点数重視でキャラ撃破を後回しにしていったら、ボス戦直前に配下の部長格キャラが全滅。ボス戦に入った途端、それまでのようにフリー麻雀モードでキャラ攻略が出来なくなり、ボスと戦いながら並行して手下集めだ。ルールの設定項目は多彩なので、ゲームの構造を見切れば状況に応じたセッティングにより楽に先に進めるが、それはそれで「今までの苦労はなんだったんだ」と腹が立つ。
 さらに、本格四人打ちを気取るもんだから敵は「リーチ、ツモのみ」などというコンピューターにあるまじき安い手を高速でつくりやがる。その上、こともあろうに能力値レベルアップ制なので、パラメーターに差まであるのだ。しかも経験値が入手できる状況は限られていて、「負け続けていてもいつかは強くなれる」なんて事はない。あまつさえ、イカサマ技は敵が使うのだ。CPUの凶悪なパラメーターに対抗する希望の光だったはずのイカサマまで取り上げられて、俺に何をしろと言うのだ。イカサマも「強制的にツモ切りさせて場を流す」とか「相手から牌を盗んで少牌にする」みたいな、見ていて面白くないうえにストレスがたまるヤツばっか。あ〜、イライラするのぅ!
 だが、なにはなくとも一番、腹に据えかねるのは部下どもの頭の悪さだ。俺に牌を送れ、とは言わん。せめて、味方からあがろうとするのはやめろ。むしろ、もっと麻雀が弱くてもいい。勝利条件がなんなのかを認識してくれ。こっちのテンパイを牌を盗んで崩した上に、勝手に捨てさせた牌からあがりやがった時はマジで殺意を覚えたわ。貴様が余計な事をしなければ、俺の倍満がラスボスの首を奪っていたんじゃーい!
 とにもかくにも、「死なす。こいつ絶対、死なす」とキリキリとたまるストレスが胃に悪いゲームだが、それだけに破壊力抜群の手が狙い通り標的に直撃した時の快感は他に代えられんものがある。ケケケケケ、おもいしったか、ドサンピン! あんましエレガントじゃないがギャンブルなんて、こんなもんじゃ。
♪どんなに辛い日々も、どん底ぐらいあるんだから〜
 これから先はイイ事だらけよ
 これ以上、悪くなんてなれないもん
 Never Give up! Never Give up! Never Give up!

01/02/10  代


次回予告

 本格的に体調を崩し、預金をおろす間もなく倒れたオレ様。
 所持金も、食料も、ヤクすら底を尽き、
 残りヒットポイントはあと僅か。
 もし明日、金を引き出せなければ、明後日からは三連休だ。

 次回、
 「後悔先に立たず
   こんなことなら火曜日に外食するんじゃなかった」

 オレは生き延びる事ができるか?

01/02/09  代


一寸の虫にも(以下略)

新戦記ヴァンゲイル /ユーメディア /プレイステーション /シューティング
 言葉というヤツは面白い代物である。全く同じ内容の事を言っていても、使い方次第でその意味合いを変えることが出来る。「あいつはいい奴だが、バカだ」と言えば悪口だが、これが「あいつはバカだが、いい奴だ」なら誉め言葉だ。よって、今回ここに宣言しよう。
「『新戦記ヴァンゲイル』は全く面白くないが、魅力的なロボゲーである」
 ぐあっ、やっぱダメじゃい! 無しっ! 今の無しっ!
 「新戦記ヴァンゲイル」は97年夏に発売されたポリゴンロボSTGである。メーカーはユーメディア、つーかアローマ。そう、あの「踝兄弟」や「ゲッP−X」のアローマだ。どっからどう見ても、これ以上ないくらいB級である。どっかで見たようなタイトルも確信犯だ。この「字面は違うが語の響きは、よう似ている」センスは、「ドラえもん」に出てきた「建設巨人イエオン」に匹敵する。
 つーても、エヴァンゲなのはタイトルとキャラクターに綾波モドキがいるぐらいで、パッケージの主役ロボはむしろ「ウルフファング」だ。んで、中身はロボ同士のタイマン勝負なんだから、よくわからんのぅ。
 さて、「ヴァンゲイル」は一応、3DSTGに分類されるが、他のゲームのように全方位への移動は出来ない。移動可能なのは画面に対して上下左右、加えて敵に向かって直進という形での奥方向。立体戦闘を行う訳ではない。自機と敵機は常に画面内に収まり、彼我の距離によってカメラアングルに多少の変更がある。「サイキックフォース」の変種といえる画面構図であり、同ゲームを後方からの視点でプレイしている感じが近いだろうか。
 自機の武装は、遠距離・近接・ホーミング・シールド。攻撃装備はどうでもいいとして問題なのはシールドで、こいつを使うと敵の攻撃を完全にガードする。エネルギー消費型だが、すぐに回復するし、シールドを張ると敵の方向を向く。その上、シールド防御直後に攻撃をすると強力なカウンター攻撃まで可能。このカウンターをいかに当てるかが戦闘の総てと言ってもよく、防ぎきれなかった残り弾に当たる事が多々あるが、それでも敵の方がダメージがでかい。皮を切らせて肉を斬れ。肉を斬らせて骨を断て。骨を断たせて命を絶て。……じゃがな、それはつまり方向キーに全く触れずに、左手で常にシールドボタン押しっぱなし、敵が弾を撃ってきたら右手で攻撃ボタン連打だけやっとれば勝てる事を意味するんじゃよ。テクニックも何もあったものではなくってよ。
 かのように、この「ヴァンゲイル」、なかなかゲームとしての出来映えに不安を隠せない。ポリゴンもセコイしな。ところが遊んでいると時折、おやっと思わせる瞬間がある。それは大気圏落下戦闘中だったり、ラスボス戦における月を背景に逆光でほとんど敵機のシルエットしか見えない状態での戦闘中だったりする。当然、キャラクターが見えにくい状況がポリゴンモデルの粗雑さを目立たなくしているという要因はある。だが、どう贔屓目に見てもクオリティーが高いとは言えないロボ戦がカッコ良く見える瞬間が確かにあるのだ。
 おそらく、それは「ヴァンゲイル」の必要最小限を残してバッサリ切った操作性が、遠距離での高機動射撃戦から接敵しての鍔迫り合いへの流れをこれ以上無いくらいスムーズにつくっている事に起因している。もしも優れたビジュアルが備わっていたならば、数あるロボゲーの中でこの「ヴァンゲイル」こそが「ガンダム」(宇宙戦闘のみ)や「ダンバイン」の劇中における戦闘をSTGで再現する事に最も近づいたゲームになれたかもしれない。
 はっきし言って、980円以上で買ってはいけないゲームだが、戦車・飛行機シミュレーターではないロボゲーの可能性を内包している点は評価してやりたい。

01/02/09  代


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